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対象:心と体の不調

茅野 分
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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ストレッチ+無酸素→有酸素運動でメタボ知らずの身体を!(2)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・そのような情勢に対して厚労省も決して手をこまねいている訳では決してありません。上記の特定健診には、その解決策として「特定保健指導」が用意されています。これは腹囲が超過したり血糖値が高いなどの理由で異常を指摘された人が、医師や保健師などによる生活指導を受けるというものです。具体的には食事や運動などのライフスタイルに関して、改善のためのアドバイスを受けることになります。
 
実際にそのような指導を受けた方は、摂取カロリーを制限したり運動に取り組んだりといった「生活改善」にいそしむことになります。但しその効果がどれだけ顕著に現れて健康を手に入れられるかどうかは、その個々人の取り組み方に大きく左右されます。つまりそのための方法が医学的にみて正しい方法であるかどうか、また熱心に継続的に取り組んでいるかどうかに依存しているのです。
 
食事に関していうと、痩せることや血糖値を下げるという目的で、摂取カロリーを減らすことに焦点が当てられがちです。若い女性が「ダイエット」に取り組む際にはその傾向が明らかです。痩せるためには確かにカロリーを減らすことも必要でしょう。ところが単純にカロリーを減らすだけでは、ダイエットという目的を果たすことが難しいばかりか、しばしば健康上むしろ有害な場合があるのです。
 
すなわち無理して食事量を減らすと、身体が飢餓状態と判断して代謝を低下させ、体内のエネルギーを貯め込もうとします。いわば「燃費の良い」身体になるのです。その結果、少ないカロリーで代謝をまかなうようになり、かえって痩せにくい身体になってしまいます。しかもダイエットを中止すると、代謝が低いままなのでリバウンドが発生し、ダイエット前よりもむしろ太ってしまう場合も少なくありません。
 
仮にダイエットに成功して痩せることができたとしても、必要な栄養素が不足していたり体温が低いなどの事情により、健康上の見過ごせぬ問題を抱えるケースが目立ちます。すなわ鉄不足によって貧血や粘膜などの障害に見舞われたり、低体温によって冷え症や腰痛、肩凝り、不眠症などに悩まされるほか、風邪が治りにくい、手足が浮腫む、といった様々な体調不良に襲われることが少なくないのです。
 
従って健康的に痩せてメタボを予防しよう、という場合、食事の量を減らすだけでは不充分です。食事の質、すなわち栄養バランスや食べ方を工夫するとともに、「運動」に何らかの形で取り組むことが欠かせません。つまり必要なものをしっかり食べる一方、身体を動かして痩せるという考え方です。言い換えると単純に摂取カロリーを減らすのではなく、カロリー摂取の質を高め、その消費を促進するのです。
 
よく「自分は仕事でよく身体を動かすから大丈夫だ」という話を聞きますが、現代の日本では大半の人が運動不足の状態といえます。よほど特殊な職業、すなわちプロスポーツ選手などでもない限り、仕事だけで必要充分な運動量やエネルギー消費をこなせている人は、ほんの一部に留まります。重労働という印象が強い農林漁業でさえ、現代では高度に機械化・ハイテク化したため、その従事者は都市部の勤労者並みに運動不足の傾向に陥っています。
 
つまり現代では普通に暮らしていると、どうしても運動不足になってしまう世の中なのです。従って我々は仕事や日常動作に加えて、意識的に「運動・スポーツ」というものを生活に組み入れる必要があります。それでは、いったいどのような運動をすれば、より効果的に健康上のメリットを得られるのでしょうか。それを考える場合に大切なのが、運動の「有効性」と「継続性」です・・(続く)

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