- 高窪 美穂子
- 株式会社アッサンブラージュ 100%天然素材家庭料理実践家
- 東京都
- 料理講師
-
03-5789-8047
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
こんにちは。
高窪です。
今日は梅雨が来てしまったのかと思うような、どんよりしたお天気ですね。
いかがお過ごしでしょうか?
さて、先日書いた出汁のコラムの中で少し触れましたが、鰹節で出汁をとっているご家庭にある鰹節、どんな鰹節でしょうか?
香りがいいから、鰹節そのものを一回ずつ削るという方もいらっしゃると思います。
とはいえ、ほとんどのご家庭が手軽な削り節を使っていらっしゃるのではないでしょうか。
今、店頭に並んでいる削り鰹は、ほとんどが「花かつお」。
でも実は、みなさんが連想する、あのものすごく堅い鰹節を削ったものではありません。
「花かつお」は、あの堅い鰹節の完成品=「仕上げ節(本枯れ)」を作る作業途中の製品、「荒節」というものを削ったもの。
これは、メーカー側が製造コストを抑えるためにとった方策で、大量に時間をかけずに作った荒節を使うことにして「花かつお」と名付けたのだとか。
もし、機会があれば花かつおでとった出汁と、本枯れ鰹節でとった出汁をくらべてみてください。
もちろん、両方ともおいしいのですが、やはり深みと香りの差は出て当然です。
私は花かつおと本枯れ鰹の差を知ってからは、本枯れ鰹を使うようにしています。
ほんの少しの価格差ですし、やはりできればよりきちんとしたものを使いたいし味わいたい、と考えているからです。
知った上で選ぶことと、知らずに使っているのでは、小さいようでとても大きな差があります。
今度、削り鰹を買うときに、表記をチェックしてみてくださいね。
このコラムの執筆専門家
- 高窪 美穂子
- (東京都 / 料理講師)
- 株式会社アッサンブラージュ 100%天然素材家庭料理実践家
海や大地と家族をつなぐシンプル調理で美味しい家庭料理
「また作ってね」と褒められる!化学調味料・食品添加物フリー・素材にこだわるワンランク上のおうちごはん、高窪美穂子の料理教室・クッキングサロンM&Y主宰。著作に2016グルマン世界料理本大賞Fish部門世界第3位受賞「ラクチン!お魚クッキング」など。
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