昨日からの続き、ブランドが必要となる要素について。
競合相手という考え方について、我々は認識を改める必要があります。
例えば消費者市場ですが、これまでとはまったく異なる相手が競争相手として
認識されています。
その典型例は携帯電話です。
これまで服を売っているアパレルメーカーにとって、競合相手は同業他社だと
思われていました。
消費者にとっては「どこの服を買うのか」ということが選択肢だったのです。
しかし、最近では被服業界全体が低迷傾向にあることは皆様ご存知のことかと
思います。
その理由として不景気を挙げる声が多いのですが、実際にはもっと根源的な
問題が存在します。
それは「服を買うという行為」そのものが選択される状況になっていることです。
若年層の多くがとても多くの時間を携帯電話に費やしているそうです。
その分、外に出て買い物をするような時間が減少しているわけです。
つまり選択としては
「外に出て買い物をする」
「携帯電話をいじっている」
の枠で考えなければならないわけです。
全ての市場において、こういった想定街の競争相手が出現していることが
零細企業の経営を苦しめています。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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