昨日からの続き、今日は商品の提示方法について考えてみます。
それぞれの業界においては「業界の常識」といったものが存在します。
そして各企業はその常識の範囲内において事業を行っていることが
非常に多いです。
よく言われることですが、その常識から外れる事ができた企業が
新しい商機を掴むと言われています。
それまで絶対に明かされることのなかった保険会社の経費内容を
ざっくりと明かしたところがあります。
その上で格安の保険契約を売りに出し、結構な新規契約を獲得して
いるようです。
同業他社からは「なんでばらした」と非難轟々だそうですが…。
しっかりと料金表が用意されていないような業界において、
自社基準での料金表を作成し相手に対して分かりやすく提示する
ことで成約率をアップさせたような企業もいます。
また、その料金表に(松竹梅といった)ランク付けをすることで
より高い商品を売り込むことに成功したケースもあります。
自社の商品紹介において、他社製品との比較を掲載するような
ものもあります。
その際には自社のメリットだけでなくデメリットまで併せて提示
することで、自社がこだわっている点などを効果的にみせる
工夫をしているようです。
今までと違う見せ方をすることでも新しい商機が訪れます。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂きありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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