おはようございます、今日は形状記憶合金の日です。
素材関連の話は、ほんとうに日進月歩なのだなぁ、とあらためて。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
顧客が、その企業のどのような点に注目をして選んでいるのか、その多様性について触れました。
たしかに、昨今では情報を比較する術が増えたことで、価格によって選ぶ人が増えたのは事実です。
しかし、ではすべての人が価格だけで店(事業者)を選ぶのかといえば、決してそうではありません。
多少値段が高くとも、その店で受けられるサービスを重視して、そこに来ている人がいます。
・・・というような状況だったにも関わらず、企業の側が、その前提をひっくり返してしまうとしたら。
経営者の世代交代が起こったときに、次世代の代表が「これからは低価格路線に舵を切る」と表明したら?
当然ながら、既存顧客は「そういうんじゃないんだけどな」とそっぽを向いていくことでしょう。
こういってはなんですが、低価格路線というのは、最終的に規模の経済で勝敗が決まります。
より大きな事業者が、必ず勝つ。
それがわかっている状況で、なお低価格路線に挑戦するというのは、はっきりいえば無謀な挑戦といえます。
このように、変えてはいけない価値観を変えてしまい、顧客からそっぽを向かれてしまった。
そういうことがないよう、事業者は、常に顧客と向かい合うことが求められるわけです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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