- 平岡 美香
- フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:飲食店経営
- 平岡 美香
- (マーケティングプランナー)
今年の7月以降、コンビニエンスストアや飲食店の店舗スタッフや、お店の利用客による、
TwitterやFacebookへの不適切な画像を投稿する不祥事が続き、運営企業が謝罪に追い
込まれるトラブルが相次いでいます。
個別の不祥事はメディアの報道に譲りますが、これら一連の「SNSを利用した不祥事」の
場合、店舗側は、対象となった設備の交換や清掃といったコストが発生することに加えて、
多くのケースはマスメディアで報道されるため、ブランドイメージダウンのリスクもあります。
中には、フランチャイズ加盟店との契約解除により閉店したケースまで発生しています。
このように、スマートフォンなど携帯電話の普及により、「お店の恥部」が予告なしに拡散
されるリスクが高まっています。 これに対して、スタッフが起こす不祥事に対してどのような
対策をとるべきなのでしょうか。
結局のところ、SNSで炎上が起きた場合に、会社としてどう対処するかを予め決めておく
ことが必要となります。以下に、事例をご紹介します。
①まずリスク理解から。従業員が不祥事を起こした時に、どの程度の対策コストが発生する
かを認識しましょう。この場合、メディア報道によるブランドイメージ低下も考慮する必要が
あります。
②次に従業員への説明。在籍する社員やパート、アルバイトに対して、一連の報道の内容と、
自身が当事者になった時、損害賠償請求や解雇なども有ることを説明します。
③採用時の確認。少し手間がかかりますが、今後の新規従業員の雇用の際には次のチェック
を行いましょう。例えば、採用候補者がソーシャルメディアのアカウントを保有している場合、
これまでの発信内容に反社会性はないか、モラルを逸脱した発言や写真投稿はないか。
④採用時の説明。新規に採用する従業員に対して、問題行為の説明、損害賠償の有無、
未青年者の場合は両親の許諾。
⑤勤務時の対応。スマートフォンの利用規定を定めることを推奨します。例えば、スマート
フォンは勤務開始と共に店舗側で一括管理し、休憩時間や特別な用件がない時には、
利用禁止。
また、緊急時の連絡は店舗の代表電話にしてもらうように指示する、などの対策をあらか
じめ講じておく必要があります
<弊社メールマガジンより抜粋>
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