- 長谷川 進
- 神奈川県
- 経営コンサルタント
-
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対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
今日は成果報酬型契約についてのお話です。
全日本空輸(ANA)が、貨物事業向けの新基幹システムでNTTデータと成果報酬型の契約を結んでいることが分かりました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130704/489353/?mln
詳細はリンク先の記事を見ていただきたいのですが、ポイントは
・システム利用料金は、ANAが取り扱った貨物量(貨物の搭載重量)に応じて変わる
・初期費用はゼロ
ということです。
IT業界における成果報酬型契約は、以前から少なからずあり、私も認識してはいたのですが、このような大型案件は非常に珍しいのではないでしょうか。
システム開発プロジェクトにおけるトラブルや契約に関する様々な問題点が昔から存在しており、なかなか良い解決策が現場レベルでは見いだせていないわけですから、そろそろ成果報酬型契約を真剣に考える時期に来ているのかもしれませんね。
ITベンダーからすると、初期費用ゼロというのが大きなリスクになるわけですが、早期に取り組むことで大きな差別化要因になることは間違いないでしょうから、挑戦する価値は大いにあるでしょう。
資金面のリスクへの配慮は当然必要ですが、中堅・中小ベンダーには是非検討していただきたいテーマだと思います。
このコラムの執筆専門家
- 長谷川 進
- (神奈川県 / 経営コンサルタント)
新規事業成功の鍵は、リスクヘッジを考えた事業戦略策定にあり
日本アイ・ビー・エム在籍時の15年間に多数のITプロジェクトに参画しました。その経験から、「新規事業が失敗する場合の多くは、構想段階に問題がある」と考え、リスクヘッジを根底においた事業戦略の策定、プランニングを行っております。
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