小笠原 隆夫(経営コンサルタント)- コラム「内定者に考えてもらった将来の夢」 - 専門家プロファイル

小笠原 隆夫
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オガサワラ タカオ
( 東京都 / 経営コンサルタント )
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内定者に考えてもらった将来の夢

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社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 お勧めの取り組み 2011-10-10 06:00

  ある会社で、来年度の新卒入社内定者への研修をやらせて頂きました。

 

  内容を一言で言ってしまえば、「自分自身のキャリアプラン作成」となるのですが、まず「自分の将来の夢」を仕事以外も含めて考えてもらい、そこから落とし込んでいく形で行いました。

 

  まずは作文の形で自分の夢について書いてもらったのですが、初めにテーマを振った時には、「夢・・・ですか・・・?!」というような反応で、“あまり考えたことないなぁ”というような感じでした。

 

  改めて思うに、彼らは厳しい就職活動を乗り越えてきた中で、何をどうやってアピールしようかと一生懸命自己分析をしてきていますから、今の自分を見つめることにはとても多くの時間を使っています。自分自身に良く向き合っていると感心することもあります。

   一方で、就活中は先のことまで考える余裕はありませんから、改めて「自分の夢」と問われて、一瞬キョトンとしてしまったのでしょう。時節柄、仕方がない事なのかもしれません。

 

  初めはキョトンとしていた彼らも、ゆっくり時間を与えて考えてもらうと、忘れかけていたことや漠然と思っていたことなど、いろいろな事が徐々に芋づる式に浮かんでくるようで、挙げられる夢の数がどんどん増えていきました。予想以上の反応だったのは、彼ら、彼女らの表情が、夢を考えているうちにどんどん明るくなっていったことでした。(本人たちは気づいていないかもしれません。)

 

  最近は私自身もそんな傾向があるのですが、先のことを考えると何となく気が重かったり、不安だったりということが多いように思います。これも今のご時世では仕方がないのかもしれません。でも先のことを考えるということは夢を持つということで、本来は楽しいこと、ワクワクすることのはず・・・。これから社会に出る若い人達が「自分の夢」を考える様子を見ながら、改めてそんなことに気付かされました。

 

   「将来の可能性の広がりは若い人達ほどではないけれど、自分ももっと“夢”を持って先のことを考えて行こう・・・」。今思えば意外に“夢”が少なかった気がする自分を振り返りながら、これからの心づもりをしている所です。

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