上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
25年前にはどのようなことがあったのだろうか?
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25年前の出来事を検索してみると、
Googleが会社設立されたと書かれていました。最近では何かを検索することを「ググる」と言うようになるほど浸透していますが、当時は無名でした。インターネットのホームページを見るためのソフトウェア、ブラウザはお金を払って購入するものでした。
25年前は世の中も私も不安だらけでした。
私はAFP資格試験に申し込み、翌月の資格合格に向けて勉強していました。次の年にはCFP(R)試験に全科目合格しますが、あの頃なくして今の私はありません。
当時のキーワードは
「デフレ」「リストラ」です。いわゆる大企業が、不況による業績悪化をきっかけに定年退職前の希望退職者を募集していました。ユニクロのフリースジャンパーが爆発的に売れ始めたのもこのころです。安いのに軽くて暖かい服なので、大助かりだった記憶があります。
北関東三県に本店がある家電量販店が広島市に出店し始めたのもこのころでした。家電の価格破壊が始まりましたが、しばらくの間はアフターサービスがしっかりしている地元の店で家電を買っていました。今では、ネット通販で購入することが増えました。
現在は、
「インフレ」「人手不足」がキーワードのようです。世の中不安だらけですが、キーワードは25年前と真反対です。もしかすると、「インフレ」という言葉は50年前に戻ったのかもしれません。宅配便の人手不足が最近問題になっていますが、50年前は宅配便と言えば国鉄か郵便局しかありませんでした。
不安だらけに見える世の中の変化はこれからも続きます。
物価上昇への備えはいつの時代も必要で、株式投資等の資産運用も備えの一つです。やりたい事があったら、どれだけ世の中が変わっても、計画的にかなえていく癖をつけましょう。私たちは、時間をかければ心構えを変わることができます。1970年代前半に英国病といわれて経済が停滞していたイギリスがISA制度を取り入れたのが1999年。その25年後に日本では新しいNISAが始まります。
偶然のように見えるかもしれませんが、
25年前はどうだったか、50年前はどうだったかを皆様一人一人がさかのぼって考えることができれば、次の25年後はおのずと見えてくるのかもしれません。
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