9月13日に

JR東海とJR西日本が、ゴールデンウイーク、お盆、正月の期間、新幹線のぞみを全車指定席にすると公表しました。早ければ12月28日から適用されます。主な理由は、上記の期間に混雑を緩和し、新幹線の遅れを減らしたいといったことのようです。

現在は、事前にインターネット上で

座席を指定するEX予約・e５４８９（JR西日本）等を利用すれば、自由席料金で指定席へ座れるようになりました。その点を考えると、事前に予約できれば、自由席がないからと言って困ることはあまりないのかもしれません。

ところが、ちょっと困ったことに、9月30日から

EX予約の発売額が値上げになります。加えて、指定席に最繁忙期・繁忙期・通常期・閑散期の期間料金区分が新たに設定されます。この度ののぞみ全車指定席は、JR二社が収入を増やすための苦肉の策だとわかります。

EX予約（のぞみ指定席）の片道販売額（特急料金込み）

※閑散期は通常期の200円安。

※自由席は改定後も現在と料金変わらず。

期間別指定席料金の区分は右のQRコードからどうぞ。→

のぞみが誕生した1992年は、

全車指定席でした。その後1号車から3号車までが自由席になり今日に至ります。昔に戻ったともいえますが、当時はのぞみよりひかりの本数がはるかに多く、今とは事情が違います。今後は、のぞみより割安な、ひかりやさくらが混雑するかもしれません。

値上げをする代わりに利便性が向上します。

EX予約は10月1日から1年先まで指定席の予約ができるようになります。発売額が上がるので、航空券を予約するのと同じくらいの利便性が必要になったと察します。ご自身で旅行計画が立てられる方には、先が見通せるので良いかもしれません。加えて、早期予約割引などの予定もあるようです。

いずれにしても、早め早めの段取りが快適でお得な旅行につながるようですね。