皆様は、1か月間で「何に」「どのぐらい」お金を使ったかを把握されていらっしゃるでしょうか？　

　定期的な収入もあるし、人並みの生活を送れているから、細かいことは「まあいいか」で済ませていないでしょうか？　自分では「無駄遣いなどしていない」と思っていても、家族の他のメンバーから見ると「なんて無駄遣いしてるの！」と思われるかもしれません。

例えば、お皿を洗う時に、水を流しながら洗いますか？

　それとも洗い桶にためて洗いますか？水流の強さはどのぐらいでしょうか？洗剤は使いますか？アクリルたわしのようなものを使って、洗剤なしですませますか？お湯を使いますか？水だけで洗いますか？食洗器を使いますか？洗うのは水がもったいないから、あらかじめ古新聞や古布で拭いてから洗いますか？皿にラップを敷いて、洗わないで済むようにしますか？そもそも、洗わなくていいように皿を使わない！？

　ささいなことですが、いろんな選択肢があります。どれを選ぶのか、毎日の習慣の積み重ねが、何十年も生活していくうちに大きな差になって現れます。

「水なんてただみたいなもんだ」

と思っている人は、歯を磨いている間じゅう水を出しっぱなしということが昔はよくあったと聞いたことがあります。お金を湯水のごとく使うという表現もあるように、家族のメンバーの中に一人でもお金に無頓着な人がいると、一家全員が不幸になる可能性があります。

　仕事のストレスを発散するために、パーッとお金を使ってしまい、必要なものを買うために借金をする人が、現在増えてきているような気がします。貯蓄がなく、大きな病気にかかったり、仕事を失ったりすると、たちまち生活に困る人が増えています。　

お水1滴が金１ｇと同じ値段だったとしたら、無駄遣いできるでしょうか？

　あまり細かいことにこだわりすぎても、生活が楽しめなくなりますが、新年度スタートに向けて、これまでの生活習慣を振り返ってみませんか？