対象:労働問題・仕事の法律
業績悪化に伴い、社員の休業(一時帰休)を考えています。
社員を削減したいわけではなく、確保しておきたいので、減額はせず、助成金を申請してしのぎたいと思うのですが、
一時帰休中、社員の時間が増えるため、この時間を使って転職活動などして欲しくないという気持ちがあります。
もちろん休業中の研修を行うことも考えていますが、
適当な講師もすぐにはみつかりません。
たとえば、休業中の社員を会議室等、業務に使う部屋以外に集め、講師を置かず、お互いに知識を交換しあうような、「自習」的な「研修」を社員にお願いすることは可能なのでしょうか?
全額支払うとはいえ、「休業中も会社に来るように」と言っていいものか、ということです。
よろしくお願いいたします。
ROXさん ( 広島県 / 女性 / 44歳 )
回答:1件
社員の自由意志の参加を厳守すれば可能と思うが・・・
会社都合の休業中にということなので、例えば業務時間外の研修を、業務と扱うのか扱わないのかなどというような場合と同じだと思います。研修に参加するかどうかが、あくまで社員の自由意志にまかされ、不参加による不利益や暗黙の参加強制のない形が厳守できれば、自習的な研修への参加を社員にお願いすること自体に問題は無いと思います。
ただ、転職などでの社員流出を防ぐ目的であれば、このような時間的拘束を考えるよりは、社員の皆さん一人ひとりに会社の事情、今後の見通し、社員への期待など誠意を持ってよく話し、理解と協力を求めることの方が重要ですし、必要なことではないかと思います。
会社と社員の関係は、これまで積み重ねてきた社風に大きく左右される部分ではありますが、会社が厳しい状況であることは社員もわかっているはずですので、現状をきちんと情報開示し、できる範囲で見通し示しながら協力を求めれば、理解して協力してくれる社員はたくさんいると思います。
そのような活動の方が主体であるべきではないかと思います。
回答専門家
- 小笠原 隆夫
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ユニティ・サポート 代表
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