対象:労働問題・仕事の法律
某大手アパレル会社の契約社員で働いている友人の話なのですが。
売り上げも下がっているし(企業自体不景気)、転職活動をしているようだと誓約書(転職活動は今後いっさいせず、業務に集中するというような内容になるそうです。)を書いてもらう。
転職活動をするようだと、翌月いっぱいで辞めてもらう。
などと言われたそうです。
友人は最初Aというブランドに希望配属され、店長研修などにも参加しており、同じブランド内で店舗が変わる話で頑張っていたようですが、
空きが無いからや、いろいろな理由をつけ、まったく今までの研修が生かされないような希望ではないBというブランドに異動命令が出て、
その後売り上げの伸び悩みにより出勤制限。
元々あった給料から焼く10万円近く減給されている様子です。(時給なので仕方の無い話でしょうが。)
常々、妻子のために仕事は辞められず、頑張っている様子ですが、なかなか認められず、何かと、退職を促すような圧力をかけられているようですが。
これは契約社員だから仕方の無いことなのでしょうか?
転職居活動については、このままだと家計が成り立たないためと。希望ブランドを半ば強引に異動され、常にステップアップを希望しているつもりでのもので、仕事の休みに日にしている物で、業務に支障を来たしている訳ではないようです。
転職活動をしている。という誓約書を書いてしている訳ではないのに、噂を聞きつけ、転職活動=仕事に集中してない、売り上げが伸びない=頑張れば良いというのみで具体策などの助言などは正社員からは無いなど、圧力をかけられているようです。
雇用保険には入っているようですが、最悪、クビという形で失業手当の申請はできるのでしょうか?
また、彼自身生活があるため、現職はいくら減給されようが、出勤制限がかかろうが、辞められないと訴え続けており、
転職活動をしませんという誓約書を書かないと仕事継続が困難な状況に追いやられるようで、それは避けたいようなのですが、この誓約書を書いた後、もし転職した場合どの様な問題がおこるのでしょうか?
会社は彼以外にも、クビになったり自己退職する人が多いようで、契約社員に限らず正社員の退職も多いようです。
この不景気で次の仕事はなかなか決まらない現状もあり
何か良い対策はないでしょうか?
smiletrainさん ( 東京都 / 女性 / 35歳 )
回答:1件

ドクトル・ホリコン 堀内智彦
経営コンサルタント
2
対策ではありませんが。。。
文面からすると嫌がらせのような感じを受けます。
ただ厳しい会社の事情があるので、希望通りの職種につけないことは、厳しく言えばご本人のスキルなど勘案して考えるべきものです。
ただ、契約社員であろうと、1年を越えて(恐らく)従事しているので、今回のご質問内容の範囲では、正社員と取り扱いは変わりません。つまり契約社員でも保護される内容です。
それから、転職活動をしたということが事実だとしても、それを理由に解雇をするということ自体は同義的にも、法律的にも、現実的にも不可能で解雇権の濫用です。会社だって保障できないのだから。。。まさに職業の自由を擁護する憲法違反と思われるからです。
転職活動により、実際に業務に支障を与えたことが証明される場合はこの限りではないでしょう(文章からはそれはないということで)。
労働基準法と雇用保険の話ですが、誓約書を書いた上で、それを破る、もしくは誓約書を書かないから、来月末で辞めてもらうというのは、解雇予告または勧奨退職と言って、その正当性はともかく会社都合になるので、雇用保険においては、いずれも会社都合ということで失業給付は(給付制限なしに)出ると思います。もちろん解雇の妥当性について不服があれは法的には争えますが。。。
結論としては、誓約書は書かざるを得ないでしょうが、それは時間稼ぎであって、転職活動を業務に支障がない範囲で継続して、早く新しい道を探るべきでしょうね。そしていざ、退職に追い込まれても退職願は書かないことです。あくまでも解雇あるいは会社都合ということで離職票をもらってください。
補足
実際に退職に追い込まれそうになって、会社に未練がない(喧嘩しても良い)と考えたら役所に相談に行ってもよいでしょうが、過去を否定せず、新天地を見つける独力を最優先すべきだと思います。お友達想いのsmiletrainは立派ですね。
評価・お礼

smiletrainさん
2011/08/29 21:22ドクトル・ホリコン 堀内智彦 様、
お返事ありがとうございました。誤字が多く読み取りにくい文章で申し訳ありませんでした。
なんとも子供っぽい内容ですよね。
友人は、学歴、職歴ともに足りないと感じており、何社もことごとく落ちているようです。そして過去にも職場でいじめの対象になっていることがある様です。
人が良く、コミュニケーションを大事にするし、やる気はあるので、気の毒で仕方ありません。現実は厳しい物ですね。
解雇あるいは会社都合ということで離職票をもらうとは、
もし次の職場が決まってれば、転職活動をしていないと言う誓約書があったとしても、
退職願届け、という事で、問題なしという事で宜しいでしょうか?

ドクトル・ホリコン 堀内智彦
2011/08/31 03:24smiletrainさん
こんばんは!
わかりにくい回答に対して高評価をいただき恐縮です。ありがとうございます。
いえいえ、お気持ちと状況が強く伝わってくる素晴らしい文章でした。
こちらころ誤字があって失礼しました。
もう一度整理すると
0.転職活動は業務に支障ないように続ける。
1.誓約書を書く(仕方ないから、ただしコピーはもらってください。重要な証拠です)
2.転職先が見つかれば、雇用保険をもらう必要はないので、不本意でしょうが、退職願を書いても問題ないです(退職願を書くということはあくまで自己都合という意思表示になります)。この場合「自己都合の離職票」が発行されます。
3.転職先が見つからない段階で、「誓約書に違反したからやめてもらう!」といわれたら、退職願を書かずに「それは会社都合ですね?」と念を押して、離職票に「解雇あるいは勧奨退職」と記載して発行してもらう。→ハローワークで失業給付の申請をします。
4.やめてもらう発言から、退職日までの期間が1ヶ月あれば、それが解雇予告期間であり、1ヶ月以内であれば解雇予告手当(例:10日間しかなければ、1ヶ月30日から10日間を引いた20日分)をもらえるはずです。
4の段階になると会社とのトラブルになる可能性がありますので、役所への相談が必要になるかもしれません。そのときに「1」の誓約書のコピーが証拠になります。
今の世の中では、ビジネスマンにとって、コミュニケーション力とやる気が一番大切なことだと思います。早く転職先が見つかることをお祈りしています。
(現在のポイント:5pt)
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