対象:心の病気・カウンセリング
発達障害の自分は、必要に応じて心療内科のカウンセリングを受けています。
しかし、親(昔某ヨットスクールに入れてやると脅された・精神論好き)やそのヨットスクール校長先生は、カウンセリングは甘いことしか言わないと言ってました。
何が正しいのか分からない状態です。
どうやってカウンセリングを活用等すれば良いでしょうか。
namikenさん
(
広島県 / 男性 / 31歳 )
回答:4件
ご相談に対する回答です。
ご相談のメッセージをありがとうございます。
namikenさんは、心療内科のカウンセリングはどのように感じられていますか?
そのカウンセリングが自分の成長に繋がっていたり、心が穏やかになったり、
ご自身を振り返るきっかけとなったり、ご自身の身になっているようであれば
それはnamikenさんを支えるものとなっていると言えると思います。
逆に、自分の身になっているようには感じられないようであれば、そのカウンセリングを
今後、ご自身に取り入れていかれるかを、考えられた方がいいのかもしれません。(カウンセリングはカウンセラーとの相性もあるので、カウンセリングそのものが意味がないという事ではないと思いますが)
周りの評価で物事をとらえるより、ご自身の感覚を大切にされてください。
その感覚を大切にされることがまたご自身の自己肯定感を高め、良い循環が生まれると思われます。
ご参考にしていただけたらと思います。
回答専門家

- shino nakamura
- (心理カウンセラー)
- shino nakamura
沢山の気づきが得られる様、自身の困り事を多角的に見ていきます
子育てに悩む親のご相談、特に引きこもり・不登校の本人をはじめ家族全体のご相談が強みです。また、ACやHSP、毒親、過去の傷つき、トラウマに関するご相談、ご自身の特性や家族・対人関係含む悩みを多角的な視点から見ることを得意とします。
自分自身がどう感じているかが一番大事です
現在は必要に応じて心療内科のカウンセリングをお受けになっているとのことですが、お受けになってよかったと思われていますか? それとも何も変化がないし、話しても元気がでないと思われていますか?
まずあなたがどう感じているかが一番大事だと思います。他の人がどう感じているかではなくて。
カウンセリングは一見、言葉で話を交わし合うだけで何が変わるのかと思っていらっしゃる方もおられるかもしれませんが、心と言うのは他の人には見えないですし、それを扱うことはすぐに問題が解決したり、変化がでるというわけでもありません。人の心の中の動きが変化としてあるのでとても目に見えにくい地味な作業です。
お受けになっている方が、胸のうちにあるもので人には話せない事などをカウンセラーに話すだけでほっとしたり、元気がでてきたり、その場にいるだけで安心感を持たれたり、ご自分の変化を感じられたり、自分を認めることができるようになったり、人間関係が変化していくことを感じたりすることはよくあります。
これまでもご自分の必要に応じて(ただ話を聴いもらいたいという動機も含めて)利用されているとのことなので、それをお続けになったらいかがでしょうか?
カウンセリングは他の人がどう思うかではなく、ご自分が必要と思っているかどうかという事が一番大事です。ただ、カウンセラーも人間ですので、相性というのもありますので、ご自分が安心できて、この人なら自分の心のうちを話せそうだと思える信頼できる人を選んでくださいね。
回答専門家

- 春野 みどり
- (臨床心理士、公認心理師、アートセラピスト)
- メンタルケア La vie 代表
人生経験豊富な ”こころのサポーター”
心療内科、精神科クリニックを経て、公立中高、私立中高、通信制、看護学校のスクールカウンセラーを長年していますので、思春期のお子さんの問題、保護者のお悩み、また女性としての生き方、キャリア形成、性格の問題などに誠心誠意対応させていただきます。
発達障害
こんにちは、何が正しいかということですが、発達障害と診断されているなら心療内科のカウンセリングを受けていることは正解です。精神論の問題ではないと思います。精神論で問題は片付きません。医療は治療をねらいとしています。現れている症状の緩和ということになります。発達障害は脳内の神経細胞の問題ですので、抜本的に直すというものではなく、落ち着かない、不安等の症状を緩和することになります。現在どのようなカウンセリングが行われているか分かりませんが、カウンセリングは心の健康な部分に働きかけて、緊張を和らげる、考え方を変える、望ましい人間関係の作り方などを一緒に考えながら進めていると思われます。
カウンセリングの活用ですが、活用について考える必要はないと思います。
・現在抱えている問題をそのまま話してください。人間関係においてうまくいかない点、空気を読むにはどうしたら良いか、気持ちが落ち着かない、あることが気になって仕方ない等気になっている問題をそのまま話しましょう。カウンセリングは甘いことを言っているわけではありません。話を聴いている姿勢が甘いと受け止められる可能性がありますが、話しを聴き、気持ちを整理しながら、望ましい生活の在り方を考えながら進めています。カウンセリング受けながら、もし、自分の状態に合わないと感じたら、それを伝えることです。それによって聴き方、整理の仕方を変えてくると思います。カウンセリングの主体は利用する人だからです。
整理しますと、
・発達障害で心療内科を受診していることは正しい。精神論では良くならない。
・カウンセリングは心の交通整理、自分の問題気になっていることをそのまま伝える。
・追加的に書きますと、カウンセリング日記をつけておくと良いと思います。カウンセリングを受けて気づいたこと、感じたこと、指摘を受けた課題等を書きながら整理を進めてください。
回答専門家

- 佐藤寛朗
- (心理カウンセラー)
- ミック研究所 理事長
カウンセリングは自分探しの共同作業
カウンセリングを始めて20年以上、カウンセリングの基本的なスタンスは相手に応じて方法論は変えていますが、カウンセリングの妙は一期一会の縁と出会い、そこに不思議な意味を感じています。
親とカウンセラー、どっちが正しいのか?発達障害の場合
発達障害にも色々人によって特徴が違うものです。
大人になると成人し学校などとは生活環境が変わるので、子供の頃の問題や悩みとも少し違ったものになって来るものでしょう。
社会性やコミュニケーションが苦手なアスペルガー傾向がお強い方は人間関係でのお悩みが多い。
多動・不注意・衝動性が問題となるADHD傾向がお強い方はお金の管理や時間にルーズなどの生活面の支障が問題となる事が多い様です。
発達障害の方へのカウンセリングでは通常主に二つの方向への効果を目的に行われるものです。
まず社会生活に少しでも適応出来るように「こう言う場合には、こう言う工夫をしてみましょう」などアドバイス的要素が高いカウンセリング。簡単に言うと社会生活スキルを学ぶトレーニングです。
二つ目は周りから理解してもらえず、普通の人が出来るのだからお前もできるだろう!お前はダメだ!などと厳しく怒られて育てられたり、いじめに合って傷付いてしまわれたまま大きくなり、
傷がそのまま残っている様な場合(これを発達障害に加え、2次的に生じる障害と言う意味で二次障害と呼ばれています)、その傷を癒し、自己肯定感を持って生活できるようにする事が目的のカウンセリングです。
おそらく精神論を強いる親御さんに育てられたnamikenさんは、親の言う「ダメ出し」を当たり前で正しいと教育され育ったのでしょうから、二次障害も持っておられる可能性が高い。
親御さんに言われて来た事と、カウンセラーさんがあなたに言う事とは随分隔たりがあり、それでどっちが正しいのかわからないと思われたのではないかと想像します。
わかり易く言うと、親は「今のお前はダメだ!もっとこうなれ!」と否定的に言い、
カウンセラーさんは「あなたはこのままで充分価値がある。もっと良い所を伸ばして行きましょう!」
と肯定的に言われたら、どっちが正しいのかわからなくなるかも知れませんね。
namikenさんは今まで、肯定的な事を言ってもらった事があまりにも少なかったのではありませんか?
ダメな所ばかりなのだから、根性で頑張って治すのが正しいのか?
すでに良い所があると言われる事を信じて、それを伸ばして行くのが正しいのか?
どっちが正しいのか?はとりあえず置いておいても、少なくとも一方的に否定される事が多かったとしたら非常にバランスが悪い、偏った状態であると思われますので、カウンセラーさんの肯定的なカウンセリングは今のnamikenさんには「必要な関わり」かと思われます。
親御さんが「カウンセラーは甘い」と批判的に言うのは親御さんの価値観からそう思うのでしょうが、今は「親はそう思うんだな」位に流して聞いていれば良いのではないかと思います。
親の考えから離れ、自立した自分を成長させてあげるのも大きな課題の一つかと思います。
普通は人から肯定的されたら単純に嬉しいし、やる気になったりするものではないでしょうか?
そんな風に感じられる所もあれば、結果的にあなたが自分でダメだと感じてしまっている所も良い方向に改善されるものかと思いますよ。
回答専門家

- 堀江 健一
- (東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)
- カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
何より優しく共感を持って、あなたの味方になります
2021年公認心理師(国家資格)取得13年間で1万人以上の相談実績を基に、深く人を理解し心のもつれた糸を解きほぐします。恋愛が出来ない、自己否定感、人と接するのが怖い、夫婦間の亀裂など、人間関係全般、アスペルガーの方の社会適応などのご相談。
(現在のポイント:-pt)
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