対象:海外留学・外国文化
2013年に父親の転職で、娘が5年生、息子が幼稚園の時にアメリカ在住になりました。
その時はESLクラスがある学校でしたが、こちらでまた転職した為、引っ越しをし、現在日本人が娘と息子の2人だけの学校に
通ってます。(英語を母国語としない生徒がいない為、ESLクラスはありません。)
現在、娘は8年生(中2)なのですが、スピーキング力がない為、このままだと留年すると言われました。6週間後(11月下旬)に結論を出すと。留年させないようにしてあげたいので、どうして欲しいか何か案があったら教えてほしいと言われました。
娘は5、6、7年生の時、リーディングの授業は難しいので、その時間だけロゼッタストーンをやっていました。しかし、それをやってる場所では、授業もしていて静かな為、マイクに向かっての発音の練習も躊躇ってしまう感じだったようです。
スピーキングはロゼッタストーンのみで先生についてのレッスンなどはなかったようです。
主人は英語は出来るのですが、留年と聞いて「3年もこっちにいるのに話せないのはおかしい!!アメリカに住んでる子は、これくらいいればだいたいみんな話せるようになってる。」と責めるような感じで言いました。留年になったら恥ずかしいとも。(私はおかしいとも恥ずかしいとも思わないんですが・・・。)子供のことはほぼノータッチなのですが、私が英語は出来ない為、先生との話し合いには一緒に行くので、いつも責めるように子供たちに頭ごなしに言葉をぶつけるため、特に娘はプレッシャーとストレスが重くなってます。
娘はみんなと一緒に授業を受けて、言ってることはだいたい理解してるようで、個人でやることとかは出来てると言われました。
しかし、年相応の会話力でない為、それがひっかかって留年に繋がるようです。
年相応の会話力なんて短期間に出来るとは思いませんが、先生方が何とか助けてあげたいと言ってくれてるので協力していただこうと思うのですが、どんなことをお願いすればいいのかが分かりません。少しでも娘のプラスになるように、先生方にどんなことをお願いしたらいいのか教えていただけると嬉しいです。
補足
2016/10/09 02:52娘はとてもシャイです。あまり自分から話す方ではありません。慣れてくれば話しますが、英語ということもあって、自分からはたまに話す感じです。
でも、友達は声をかけてくれるようで友達の話はよく聞きます。
また聞く力はあるようで、わりと話は理解しているようです。ただ、ボキャブラリーがない為、年相応の会話力がありません。
間違っても話そうとしてる感じはあるようです。前は間違ったら嫌だから話したくないって言っていたのを知っている私からすれば、それは娘なりの進歩なのですが。
年相応の会話力を重要視してる先生方は、間違ってでも話そうとする、片言でも話そうとするではダメなようです。
ココアミントさん ( 愛知県 / 女性 / 47歳 )
回答:2件
娘さんのお気持ちが知りたいですね
娘さんが口下手なのは、周りの大人達から強制されたり強要されたり、又責められたりという事が多く、誰も自分の気持ちや心地好いペースというものを理解してくれないという事が原因という可能性も考えられます。
中2と言えばとても多感でデリケートな時期ですし、根が日本人気質な方ですとアメリカ式の自己主張の激しい文化の中で、馴染めないという事なのかもしれません。
或いは自分から喋らなくても、自分の中では楽しんでいるという事もありますし、これは娘さん自身に直接聞いてみなければ分からない事です。
私でしたら、まずは娘さんに「無理せず留年してマイペースで努力する」という選択の方がリラックスして学校を楽しめるのかどうかを聞きますし、もし本人が留年は回避したいというのであれば、その方向でどういう努力を本人がすれば良いかを一緒に考えたりして、結論は本人に出させます。
大事なのは娘さんが学校生活を楽しめる事であって、親の立場での世間体でものを考えたりする事ではありません。
自分に強制して無理をする事で逆にプレッシャーがかかり、更に消極的になってしまう性格の方もいますし、「留年は嫌だ!」というのをバネに一念発起する性格の方もいるのです。
娘さんはどちらでしょうか?
ご両親を始めとした周りの大人達が指図して決めず、本人に考えさせ覚悟と自己責任を持たせるというのが、留年する・しないに関わらず本当の教育の様な気が私は致します。
補足
喋れないというのではなく、奥ゆかしい性格なのかもしれませんね。
奥ゆかしさは日本では長所と捉えられますが、ビジネス大国でもあるアメリカという国では、マイナスに捉えられてしまうという文化の違いも大きいと私は思います。
評価・お礼
ココアミントさん
2016/10/09 02:38回答ありがとうございます。娘はシャイです。私が思っていた娘の気持ちを理解してくれる人がいなくて私自身も苦しい状態でした。
私は留年もありだと思っています。恥ずかしいこととは思っていないし、こちらの学校に入る時に中学生とかだとわざと学年を下げて入る子もいるというのもネットで見ました。
娘は学校で合ったとことなど私に話してくれます。友達のこと、授業のこと、先生のこと。
友達と話したりするというよりは聞き役が多いのかもしれません。数日前、頑張って自分から自分が読んでる日本の小説のことを話したと言ってました。先生からも怖い絵を描いてと頼まれてるとか。
この間は担任の先生をはじめ、スクールカウンセラーもいて5人の先生と父親もいる中、口調は普通でしたが、皆からじっと見つめられて聞かれたことで泣き出してしまいました。
授業とかでも泣きたくなることが結構あるけどずっと泣くのを我慢してると言ってたので、張りつめてた糸が切れてしまったようです。
周りは責めてるつもりはないけど、娘は責められてる感じがするのだと思います。私も先生達や主人の言葉を聞いてるとそんな気持ちになるので。
娘は今の友達と一緒に卒業したい気持ちもあるけど、自分から話したいと思う話題とかがあまりないと言ってました。また、今まで頑張って拙い英語で話しても先生に理解されなかったり何回も聞き返されたりしてどんどん自信をなくしてしまったとこがあり、それを先生方に伝えても、最近のことしか言わなくてそこまでの会話はしていないと言われてしまいました。
英語が出来ない私が娘の気持ちを一番分かってると思うので、こちらに来てからのことを伝えたのですが、先生方と主人には伝わらなかったようです。なので主人は平気で娘が傷つくことをいい追いつめます。それを指摘するとひどくなるので言えません。
娘は娘なりに頑張っているのですが、言葉が分からないのは大変だと言ってくれていても本当の意味で先生方が理解してくれてるのか分かりません。仲良くはしていても、励ましてくれる支えあえる友達はいません。理解するのが私だけではもうだめなのかもしれません。
今は成績のこととか話したくないと言いますが、ゆっくりと娘の気持ちを聞きたいと思います。そして娘の思う方向でサポートしたいと思います。
相談を迷っていましたが、少し気持ちが落ち着きました。本当にありがとうございました
大園 エリカ
2016/10/09 07:34私が娘さんに是非とも知って頂きたい事は、自分の個性を自分で否定する必要はないという事です。
でももし生活の中で自分が「心地好くない」と感じられるものがあるのなら、「自分が気持ち良くいられる為に」或いは「自分に自信が持てて、自分が好きでいられる為に」努力する事は必要だという事ですね。
本当の自分を理解してくれない相手からの評価は、一々気にしなくて良いという事です。
(親も含めた)周りの大人達の評価など気にせず、何より「自分のしたい事」と「やりたくない事」をしっかり自分で把握し、周りの評価に左右されない自分を持つという事が一番大事であるという事を娘さんにお伝え下さいませ。
良いコミュニケーション力を持てる様になるには、必ずしも話し上手でなくても良いのです。
何故なら真のコミュニケーションとは心でするものだからです。
そして真のコミュニケーションとは「相手に喜んでもらいたい」「相手にどの様に伝えれば分かり易いだろうか?」という自発的・能動的な心から、自然と生まれるものなのです。
それがコミュニケーション力を付ける為のコツでしょうか?
又コミュニケーションに必要な表現力を自分に持ちたいと思えたら、良質な本や映画などを沢山読んだり観たりして色々なものを吸収し、自分の中の言葉のボキャブラリーを増やしたりという努力も楽しくなるのです。
何事もそうですが「せねばならぬ」で頑張ると続かないのです。
「会話をしなくちゃ」と自分にプレッシャーをかけて話すと、相手はその重たい波動を受け取ってしまうので、聞きたくなくなったり話をする事を面倒だと感じてしまうのです。
話し下手でも良いから「楽しく自分を表現する」という様に、能動的になれると自分に自信が付いて来て、相手から何を言われても「責められている」と感じなくなれます。
以上、私の回答が少しでもお役に立てれば幸いです。
お返事と評価をありがとうございました。
回答専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年
英語を話す能力とは
38年間、日本で英語の思考法クリティカル・シンキングを指導し、現在カナダ・アルバータ州在住。 日本からカナダに勉強・ボランティアなどにやって来る子供たちや若者のサポートを行っている立場・経験上からのアドバイスをさせていただきます。
1.アメリカ・カナダの教育の方法について
日本の教室のように、ただじっと座って先生の講義を聞き、ノートを取り、試験は暗記するだけという、受け身な学習方法ではありません。
学習していることを、自分の考え・経験などとつないで考え、積極的に自分なりの考えのレベルをあげていくことが要求されるのが、アメリカ・カナダの教育です。
従って、黙っている生徒、表現能力に劣る生徒(writing/speaking とも)は、学校や教師の設定したレベルに達していないと判断されます。
正にクリティカル・シンキング思考法が要求される学習ですので、もともとの日本的教育しか受けていない子供には「一体何をどう頑張ったらいいのか?」暗闇にいるような状況が起こります。(クリティカル・シンキングについてはかなりのコラムを書いておりますので、参考までにぜひお読み下さい。)
2.話す能力とは
「年相応の会話力を重要視してる先生方は、間違ってでも話そうとする、片言でも話そうとするではダメなようです。」と書かれていますが、先生たちの求めているのはそうではないと思います。
「英語で話す」ということは、日本語のように曖昧に「主語抜き」「具体的な動詞」抜きで話すことではありません。
「英語で話す」ということは、まず自分のはっきりした言いたいことがあり、それをクリティカル・シンキングの論理で話すことです。
(アメリカ・カナダ社会で育って子供は、常に周りにある思考法ですので、ぐいぐい吸収し、中学生になる頃には日本人には考えられないほど、積極的に自分の考えを作ることが出来るようになっています。)
「私はこう思います」「その理由は。。。」のあとに必ず具体的な実例を話します。
そう話す過程で、多少前置詞を抜かそうが、過去形の形を間違えようが、文のつなぎ方がおかしかろうが、先生たちは問題にはしないはずです。
「考え」がきちんと存在することがわかれば、そこから理解してもらえる言語、それが英語だからです。
ただし、「主語」は絶対必要。 「動詞の時制」は出来るだけ正しく使う(日本人は大人も含めてここがとてつもなく弱いですが)程度の基本文法は必須です。
日本的考え方で「片言」と言われるのは、おそらくただ単語だけを発しているのではと思います。
「基本文法がない」「自分の考えを発信できない」と判断され、その学年の学習レベルに達していないという評価を下されたのだと考えます。
特に中学生レベルのクラスは、クリティカル・シンキングが使えるような訓練に力を入れます。 高校レベルでは、その思考法なしでは高い評価をもらえないどころか、大学進学の可能性がなくなるくらい大切なものです。 「年相応の会話力がない」という学校のコメントはこれを指していると思います。
3.子供さんが一番困っていること
「娘はみんなと一緒に授業を受けて、言ってることはだいたい理解してるようで、個人でやることとかは出来てると言われました。」
ここですね。
本人は、何がいけないのか、何をどうすればいいのかわからない状態のようです。 自分はやることはやっているのに、これ以上どうしたらいいのか
アメリカの中学生が誰でも理解しているクリティカル・シンキング思考法、この訓練が必要だと本人が認識することが大切だと思います。 全く考え方の違う国の学校に来たからには、その考え方を学ぶしかないということを。
4.先生たちが手を差し伸べていてくれること
いい先生たちですね。 アメリカ・カナダの先生たちは、どうにかして生徒を助けようとしてくれます。 成績で切り捨て、「努力が足りん!」などとは絶対言いません。
ただ、残念ながら先生たちは元々訓練された英語話者ですので、日本の子供にいかにクリティカル・シンキング能力が欠落しているかを認識すること自体、難しいようです。
「クリティカル・シンキングがない?」 ということすら信じがたいみたいです。
ですから、日本からの留学生がどうしても勉強でうまくいかない場合「クリティカル・シンキングの欠如」にはまず結びつかず、「単なる知的能力の欠如」という結論になってしまうケースがほとんどです。 「自分は出来ない子だという劣等感」だけの残る悲惨な留学をあちこちで目にするのは本当に残念なことです。
(そのために乗り出したのが今の仕事ですけどね。)
5.先生たちに要請出来ること
English, Social Studies のクラスのみ、小学生レベルのクラスを聴講させてもらうといいと思います。 ストーリーを読みどう自分の考えとつなぐかの基本をやっているはずです。 社会科も、周りの出来事と自分とのどうつないで意見を組み立てていくかをやっていると思います。 スピードも中学生クラスよりはゆっくり。
その中で、徐々に「意見・理由・実例」を英語でいかに効果的に発信出来るかを学習していけると思います。 少々回り道ではありますが、今後アメリカで学校生活を続けるのであれば、絶対必要な過程です。
以上の5点を子供さんにじっくり説明してあげて下さい。 そして、この問題は「単に本人の気持ち・考え・努力」の範囲を超えていること、アメリカの考え方を理解するための時間と訓練が必要、つまり助けが必要であることを理解することが大切だと考えます。
異国での大きな挑戦と冒険には、周りの助けが欠かせません。 先生たちと相談し、将来につながる選択をしてあげてください。
補足
クリティカル・シンキングのコラム
http://profile.ne.jp/pf/machiko-osawa/c/c-71547/
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評価・お礼
ココアミントさん
2016/10/12 08:35回答ありがとうございます。
娘の宿題に付き合ってて時間が取れなく、お返事が遅くなってしまいました。
「何がいけないのか、何をどうすればいいのか分からない状態、これ以上、どうしたらいいのか」という言葉に、まさにそれが今の娘の状態だと思いました。
私自身もどうしていいのか分からなくなっていたし、この状態をどう先生方に伝えればいいのか悩んでいました。
主人は英語が出来るので、この状態を理解してくれないので、説明をしても娘を追い込んでしまう言葉を言うので相談が出来ませんでした。
ここ数日は娘なりに授業中にも答えたりしているようです。
ボキャブラリーを増やそうと日本の教材を使って勉強もしだしました。
私も娘の状態などを何とか英語にして、先生に伝えたいと思ってます。
ただ、私は英語が出来ないので翻訳サイトなどで英文にしてからじゃないと伝えられませんが・・・・。
先生達に上手く伝わるといいのですが。
何とか先生達が助けようとしてくれてるので、力をお借りして少しでもこの状態が改善できるといいなと思います。
思考法や娘の今の状態など知ることが出来、先生に聞かれたどういう状態かということも、きちんと伝えることが出来るので、相談して良かったと思います。
本当にありがとうございました。
回答専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
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