対象:住宅検査・測量
回答:5件
プロによる住宅診断について
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
さて、ご質問の件ですが、例えば、いわゆる建物完成時の内覧会などに当方も含めた専門家の立会をする場合には、売主や請負業者への事前の通知はされておくことがベストです。
突然、診断すると称して専門家の方と同行するとなると、相手方にはそれこそ信用されていないとかと勘繰られてしまい心証はいいとは言えません。
仮に、事前に相手方に通知した際に、嫌な発言があったり、それこそ断られるような場合であれば、その業者は信用がおけないと判断すべきでしょう。
当方でも、内覧会の同行と建物のチェックのご依頼を受ける場合には、その建築業者には専門家の方が同席する旨を必ず伝えてもらいます。
ちなみに、過去に断られたり、ひどく嫌な顔をされたケースは一度もありませんでしたので、きっちり事前に通知されることをお勧めいたします。
ただ、引き渡しの前に色々とチェックしても、おおもとの間取りがよくなかったり使い勝手が悪いとなれば、最初の設計の段階からプロのチェックをしてもらうことでしょう。
例えば、部屋の広さや明るさが設計者の感覚と施主の感覚が全く同じということはありません。
出来てみて初めて、「広いと聞いていたが全く広く感じない」、「明るいと説明してたが全然暗い」などよくありがちな話です。
そうなると、いくら引き渡し前に住宅診断をしてもこうした点は改善できませんし、改善するとなればコストもかかります。
また、コンセントやスイッチの位置など、家具配置などは考慮されなかったために、新築でたこ足コンセントになったケースもあります。
そうした嫌な思いをされないためにも、机上の段階でよく間取りを精査しておくべきでしょう。
限られた予算で有効な間取りを検討する上では、現段階の打ち合わせは非常に重要ですね。
以上、ご参考になれば幸いです。
尚、弊社では戸建て住宅の設計・見積をチェックするサービスを行っておりますし、内覧会の同行も行っておりますのでご検討されてはと思います。
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宜しくお願い致します。
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評価・お礼
karukanさん
2015/01/27 09:08回答ありがとうございます。
間取りの段階でのチェックもしてもらえるとは知りませんでした。
確かに窓の位置やコンセントの位置は家具を置いてから後悔しそうです。
検討したいと思います。
寺岡 孝
2015/01/27 15:03この度は回答に評価をいただき、まことにありがとうございます。
建物は完成してしまうと、その時点での検査しかできません。
ですので、間取りのチェックのさることながら、工事中のチェックも必要ですね。
当方で戸建て住宅の完成内覧に立ち会った際の事例としては、基礎内に水が溜まっていたために床下収納を開けたとたんに臭気が上がったり、断熱材が欠落して一部なかったり等々、工事中のチェックがあれば起きていない不具合は多々あります。
特に、完成後に発覚したクレームとなれば壊してやり直しをするなど、業者も施主もお互いに嫌な思いをしなくてはなりません。
そうならないためにも、専門家が当初より介入することで建築業者さんへのけん制もできますので、今後のご参考にされてはと思います。
以上、取り急ぎ回答の評価の御礼まで。
アネシスプランニング(株)
電話:03-6202-7622
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回答専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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外部検査委託の種類
竣工時の施主検査の際、「素人でどのように見ればよいか分からないので、専門家と一緒に見たいのですが・・」と事前にお話しされておけば問題はないと思います。
竣工検査では内・外装の仕上げ状況の確認が主になり、図面をもとにプロがチェックすると「ここはこうしておけば良かったのに」という新たな発想のアドバイスが出ることが結構あります。
時すでに遅しとならぬよう、できれば設計段階で外部サポートを受けるパターンもあります。
また、工事期間の施工品質や設計通りかの検査においてフラット35など利用される場合等は中間検査・完了検査がありますが、瑕疵担保保険を保険法人にかけるとより細かな検査が第三者機関によって行われます(配筋検査・防水検査等)
ご質問内容は竣工検査においてのプロによる住宅診断についてですが、外部検査委託の種類は色々あるということを他の閲覧者様にも知って頂く意味で挙げさせて頂きました。
ハウスメーカーさんにおいては、自社基準に基づき外部設計事務所とやり取りをしない会社も多いので、まずは販売会社さんとよくご相談されることをオススメ致します。
ご参考になれば幸いです。
やすらぎ介護福祉設計 斉藤
補足
最近は内覧会など竣工検査を専門に立ち会ってくれるプロ(ホームインスペクター)の会社がありますので、ご心配な場合は立ち会ってもらうと安心です。
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
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十文字 洋一
建築家
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工事契約書に追記
建築工事は設計者、工事管理者、施工者、建て主というメンバーで設計から許認可、工事の流れとなりますが、設計者、工事管理者がkarukan様が依頼した設計事務所であれば工事監理報告書で都度、工事の進捗が把握できますが、設計・工事監理・施工者が同一の場合、見えない部分でどのように施工されたか不明となります。
重要事項の説明時に工事監理報告の方法の説明がありますので、
納得いくまで説明を受けてください。
合わせて、工事監理報告書の提出を確認してください。
完成後の建物診断については工事金額決定後に、契約時に追記「建物診断の指摘事項については
両者話し合いの元・・・・・・・・・等」してもらってください。
建築工事は間違えがまったくない現場はありません、一度信頼関係が崩れるとあとを引きます。
これぐれもコミニュケ-ションが大切ですので、気がついたことは何でも担当者に尋ねるとよいです。
頑張ってください。
評価・お礼
karukanさん
2015/01/27 09:05ご回答ありがとうございます。
コミュニケーションが大切とのこと、担当の方にいろいろ聞いてみたいと思います。
十文字 洋一
2015/01/27 09:48ご評価ありがとうございます。
家は完成した後も、工事店とは永いお付き合いになります、良い関係を保つことは大切です。
中舎 重之
建築家
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新築では「検査済証」を
検査済証とは、法律に則った確認申請書通りに完成した正規の建物であると言う証明書です。
工事の途中で、第三者である審査機関の担当者が現場にて検査をします。
1回目は基礎配筋完了時で、構造係の担当です。
2回目は全軸組緊結完了時で、意匠係の担当です。
上記の中間検査に合格しますと、合格証が交付されます。交付がなければ次の工程に入れません。
検査を受けて建物が完成しましたら、完了検査を受けます。
此処で合格すると検査済証が交付されます。
検査済証は、保険、担保融資、売買時の信用書であり、後に大いに役立ちます。
上記とは、別ルートの現場検査があります。住宅瑕疵担保責任保険に加入する場合です。
検査は下記の通りです。
地盤調査等。地盤補強及び地業。基礎。屋根の防水。バルコニーの防水。外壁の防水。
乾式の外壁仕上げ。湿式の外壁仕上げ。
其の他として、上部躯体に関する検査項目を記します。
土台(基礎への緊結)。柱(柱頭・柱脚の接合方法)。耐力壁(壁量と壁配置)。
横架材(欠き込み)。床組(火打ちばり)。小屋組(振れ止め)。
検査員は民間のプロです。
此の制度が、完成度としては一番ですし、施工業者の選択でも信頼がおけます。
ハウスメーカーの場合にも、有効です。
引き渡し前の住宅診断も不要ですし、販売会社への気兼ねも入りません。
2015.1.24 中舎重之 Fax:046-263-9324
(現在のポイント:-pt)
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