新築物件購入後井戸が敷地内にあることがわかりました

はじめまして。
不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。


悩ましい問題ですね。

ご質問の回答の前に気になる点があります。
仲介業者が井戸を埋めに来るとのことですが、井戸の所有者は判明しているのでしょうか？
隣の敷地とまたがっているということですので、所有者を確認しないまま勝手に井戸を壊したり、埋め戻したりすると後々問題になる可能性があります。

未確認ということであれば、売主・買主・井戸のまたがっている隣地所有者・仲介業者を交えて、井戸の取り扱いを再確認されたほうが良いかと思います。

その上で、井戸を埋める（使用できなくする）ことに隣地の方から承諾が得ているということであれば、大丈夫かと思います。


・質問１について
井戸の状態がわかりませんが、埋めるといっても様々な形態があるかと思います。
仲介業者が対応してもらえるようですが、今後も問題が発生しないように適正な方法にて埋めていただけるように確認が必要かと思います。

＞井戸の上部を枠を壊してから砂等で埋めて欲しい

との要望については、その作業が必要か否かによって費用負担が変わるかと思います。
これは当事者間でのご相談になるかと思います。


・質問２について
お祓いについては、井戸そのものの存在に対する個々の考え方がありますので、購入者様がお祓いをしたいとのことでしたら、その費用負担については購入者様になることがほとんどかと思います。お祓い自体はしなければならない作業ではありませんので。


以上、ご参考になりましたでしょうか。

アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/ 藤森哲也

ヨシタケさま
ご回答させていただきます、田邉淳司一級建築士事務所 田邉淳司と申します。
ご質問の内容ですが、井戸は精神的にも不安な方も多いと思います。

まず 問題なのは、土地売買の際に 重要事項説明を行ったと思いますが、その際に井戸の存在をヨシタケ様に説明していなかった ということだと思います。

私見ですと、お祓いの意義は、これからお住まいになる方が、”今までお水を汲んでくださってありがとうございました。これからは私たちが住みますので 幸せに暮らせるよう 災いなきようどうぞ宜しくお願いします”という感謝のお気持ちで行うものだと思います。 もし事前に井戸の存在を説明されており、ご納得いっていれば このような感情になってはいなかったのではないでしょうか？
私たちプロジェクトも よく井戸をどうするか？という質問があります。一般的には井戸のお祓いはお買いになる方が これから気持ちよくお住まいになるためのお布施 として行う方が良いと思います。 ですが、外廻りの工事の際に、息抜きのパイプ（塩ビパイプでも良いと思います）を差し込み あとはモルタルか土で埋めればよかったのですが そんなに難しい工事でも大変費用のかかるものでもないと思います。事前に問い合わせていたのにやっていただけなかったのであれば、施工者に是正してもらうことは可能ではないかな と思います。（重要事項説明不足も含めて）
結局は工事業者 不動産業者のヨシタケ様に対する誠意の問題ですね。
回答になっていないかもしれませんが、もしお役に立てれば幸甚です。
まずは これからの新しい生活 ライフスタイルが豊かに幸せに送れますように お祈りいたします。 田邉淳司

古井戸を埋め戻す時には、神主さんにお祓いをお願いするのが古来のシキタリです。
これは、古井戸を適当に扱ってはいけませんと言うメッセージです。古井戸は地下の水ミチに通じている事で、人間の体に取って悪いガスが発生する可能性を念頭においての話です。
子供や身体の弱い人には此のガスは耐えられないもので、病気になるとの話に結びつくのです。これは実際に起こりうる現象で迷信として片づけてはいけません。
そこで、古井戸に清浄なる砂を埋め戻すのは悪いガスを出させない一つの方法です。
木くずや汚れた土を入れると、のちのち悪いガスが出る可能性が大です。
費用の話です。上記の話を知らないか、信じない人にお金を出させるのは無理と言うものです。此の話に気づいているお客様が全額負担するつもりで速急に実施するのが結果的に得策です。売り主なり、施工業者なりが賛同して貰えればラッキーと考えて下さい。
以上です。 ２０１４．６．１２ 中舎重之