対象:住宅設計・構造
はじめまして。
間取り計画から、色々と打合せを行い約1年を経て、ようやく今月の18日に地鎮祭を行う事になりました。
先日、HMの営業から実は容積率がオーバーしていて家が立たないことが判明しましたと連絡を受けました。
着手承諾書にサインをし、その後2ヶ月も経った地鎮祭2週間前に連絡があるとはビックリしました。
法律上は違法建築になってしまう為に、仕方が無いので、現在の土地に家を建てるなら図面の変更は行わないといけないと思いますが、私自身、この考えに考え抜いた結果のこの間取りを変更することに、法律なんで仕方の無いことだとはわかっていますが、何か納得がいきません。
HMからは、連絡のあった夜に謝罪にきて、変更プランを何点か頂きましたが、自分が納得して約1年かけて作った間取りがベスト、もうそれ以上は無いものと思っています。
そこでHMは私達に対して、どこまでの賠償責任があるのでしょうか。
・約1年間かけて間取りを作ってきた時間・労力等の賠償
・約1年間かけてHMに通ったガソリン代
・図面変更となった精神的賠償
・そもそも当初引渡し時に始まる住宅ローンが、再度、打合せを行い間取りを決めて いくとなると、開始が遅くなってしまう。と同時に終わりが後ろに倒しになるか、
返済額を上げなくてはなりません。そのあたりの賠償
・現在、土地を購入しています。もう今以上の間取りにはならないと思った場合、
土地の売却と購入で発生した赤字分の賠償
以上、色々と書いてしまいましたが、私自身がどう対応していいのかわからない状態です。何か良い解決方法があればご教授下さい。
ア0415ル0808さん ( 東京都 / 女性 / 37歳 )
回答:2件
HMとのトラブル解消法
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
さて、ご質問の件ですが、地鎮祭後に容積率オーバーがわかるとはいささかお粗末なHMで心情お察しいたします。
特に、このHMの会社としての謝罪などはあったのでしょうか?
まずは、そうした対応からのスタートという気がします。
で、こうした問題に対して、施主側がHMに損害を賠償できるかという点では、それを起因として明らかに損害があったことが明確にできるかによるとは思います。
では、その点を金銭で数値化するとなれば、ご指摘のような内容になるでしょう。
ただ、これらの内容すべてをHMが受け入れるかは、何とも言えません。
また、これだけの不信感をもったHMに引き続きお住まいの建築をお願いするかどうかも判断された方がいいでしょう。
いったんは解約するなど、何らかの一線を引いて判断するというのも選択肢の1つかと思います。
その際には、慰謝料的な内容での費用請求を検討してもいいでしょう。
当方では注文住宅建築の購入サポートを行っておりますが、最近、HMの担当による不備などが多く、お客さまとのトラブルが目立ちます。
詳細見積もりを提示しない、値引き額が会うたびに違う、決めた間取りが後々何らかの理由でできないなど、上げればきりがないものです。
こうしたトラブルを防ぐ意味でも、商談や交渉ごとの際にHMに対しての牽制役として、第三者の専門家にアドバイスや同行をしてもらうなど、プロの意見を聞いて今後のお話を進めていかれてはと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
尚、個別のご相談や詳しい説明をご希望でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
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評価・お礼
ア0415ル0808さん
2014/05/05 22:53アドバイスありがとうございます。
事件が発生した夜に、営業、設計、設計責任者が謝罪に来ました。
再度、HMと話し合いを行い、まずは何が私達にとって最善なのか
考えていきたいと思います。
回答専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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中舎 重之
建築家
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容積率オーバーについて
HM=ハウスメーカーへの設計依頼と思います。メーカーの相談窓口は営業マンと思われます。営業窓口に建築士の資格の人が居れば此の問題も早めに見つけられた可能性があります。なぜなら、敷地は形状、取付道路、方位、そして建物には建ぺい率・容積率・高さ制限・道路および北側斜線等の条件が附随しています。それらは最初に検討され、設計者もお客様も充分に周知しての計画スタートになります。そのスタート時点でミスがあり、それも1年間にわたり担当者もお客様も気が付かなかったことは、残念に思います。さて間取りの話をします。構造が不明ですが、木造住宅の2~3階とします。木造の場合は必要壁量が決められています。すなわち耐力壁の量と配置をバランス良くすることが、耐震性を向上させる大切なポイントです。そして土地には固有の強度があり、その強度と建物の重量とで、基礎の様式と形状、寸法が決定します。容積を減らす作業と同時に、上記の構造の条件も整理され、近々起こるであろう東京湾北部地震に耐えられる丈夫で長持ちする建物にされる事を強く希望します。
評価・お礼
ア0415ル0808さん
2014/05/05 22:32アドバイスありがとうございます。
再度、今のHMに依頼する場合は、単純に床面積を減らすのでは無く、
基礎・体力壁等を考慮し、設計してもらいます。
(現在のポイント:-pt)
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