対象:住宅資金・住宅ローン
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ローンへの不安があり、質問させていただきます。
銀行からは6500万円(変動0.775%)のローンの事前審査が通っておりますが、
貯蓄がゼロで、頭金もありません。
月々の返済が不安です。
年収 :
夫28歳サラリーマン 850万円 (税込み)+ ボーナス80×年2回
妻41歳 自営業 300万円(税込み) + ボーナスなし
子供1人(3歳)※今後も一人の予定です、公立希望
この場合、いくらまでなら借り入れし、月々返済可能でしょうか?
夫は昇給が見込めるから大丈夫だといいますが…
4月より働きながら社会人入学し、学費(国立)が年間60万ほどかかってきます。
ご教示よろしくお願いします。
【現在の毎月支出内訳】
家賃11.3万
駐車場1.8万
ガス0.5万、電気1.0万、水道0.4万 NHK0.3万
食費10万、日用品1万、被服1.5万、クリーニング0.3万、医療0.5万
ネット代1万、携帯代2万、雑費0.5万
ガソリン高速代+コインパーキング代1.5万 ※軽自動車
小遣い:夫8万(昼食代込み)
小遣い:妻1万
保険5.5万(養老型2つ、死亡保険1つ、学資保険1つ)
学費5万(社会人入学のため今後3年間)
奨学金返済0.8万
幼稚園2.4万
習い事や延長保育代3万
国民年金1.6万
臨時出費3万(車検・冠婚葬祭・旅行・地方税など)
belvedereさん ( 大阪府 / 女性 / 42歳 )
回答:4件
注意点と考え方です
belvedere様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
6500万円の住宅ローンを組むと、月々の返済額は、現在の家賃水準を大幅に上回ることになると思いますが、家計の節約について、何か計画はありますか。
学費が年間60万ほどかかるとのことなので、なおさら節約する必要があるのかと思います。
銀行は、返済能力があるとみれば、融資をしますが、その後の返済は、待ったなしです。
仮にローン返済で家計が苦しくなったとしても、節約するか、収入を増やすかで、契約通り、月々のお金は工面しなければなりません。
また、住宅は、買った瞬間にある程度まで値下がりすると考えられますから、頭金なし、貯蓄もなしで購入すると、家計が苦しくなってしまった時に、売却で逃げられなくなることがあります。
ところで、アベノミクスについて、ある程度は、お勉強されていますか。
三本の矢のうち、特に金融政策は、「異次元」と表現されるように、今までに実行したことのない手法を採っています。
簡単に言えば、「インフレ政策」です。
自民党に政権交代したあと、突然、株高、円安になったのは、市場のインフレ予想が急速に高まったからです。
インフレが進むと、いずれ金利は上昇する可能性が高いです。
6500万円のローンを仮に35年返済、変動金利で組んだ場合、金利が2%上昇するだけで、総利息は、ざっとみて、2千万円以上増えます。
それでも、返済できるかどうか、具体的にキャッシュフロー表(人生の資金繰り表)を作られた方がよいです。
できれば、固定金利で借りても無理なく返済できるプランの方が安心です。
仮に、金利が上昇するとした場合に、それがいつになるかは誰にもわかりませんが、今の金融政策を続ける限り、理屈の上では、インフレになります。
今、目の前に見えている現象だけでなく、広い視野を持ち、長期的な視点でも考えてみてください。
評価・お礼
belvedereさん
2014/04/24 11:15森本様
御礼が遅くなり、大変申し訳ありませんでした!
新学期でバタバタしておりました。
インフレや金利のお話、大変参考になりました。
先日、こちらで知ったファイナンシャルプランナーの先生に
キャッシュフロー表を作っていただきました。
それを参考になるべく節約を心がけたいのですが、
いま金利が低い(年0,775%)ので、変動にしようと考えています。
変動と言っても5年間は変わらないですし、
上昇しても従前の1.25倍までと聞いています。
森本先生は固定金利を勧められているようですが、
当初5年ほどが学費の支払いなどもあって無理かもしれないですが、
その後は会社の昇給カーブも期待できるので、
夫は繰り上げ返済までする気があるようで、変動で金利の安いうちに
なるべく早く返したいそうです。
私としてはそんなことが可能なのかよくわかりませんが…
インフレ、金利上昇、アベノミクスについて
また勉強していきます。
この度はありがとうございました。
森本 直人
2014/04/24 14:20belvedere様、評価・コメントありがとうございます。
FP相談を受けて、キャッシュフロー表を作ってもらったのですね。
ちなみに、「変動と言っても5年間は変わらないですし、上昇しても従前の1.25倍までと聞いています。」の部分は、あくまで毎月返済額の話です。
もし金利が急上昇した場合は、毎月返済額(元金+利息)のうち、利息の割合が増えていき、さらに進むと、利息だけ払うことになり、毎月返済額内で支払いきれない利息は、「未払利息」になります。
「未払利息」が発生すれば、元金の返済がまったく進まず、雪だるま式に「未払利息」が増えていく危険性があります。
上記の説明は、そのFPさんから受けましたでしょうか。
スポット的な相談だけだと、その後のフォローができず、心配になることもあります。
なお、固定金利は、一概にすべての方におすすめというわけではなく、例えば、短い期間で、比較的少ない金額を借りる方には、変動金利もおすすめです。
本来のFP相談は、そのご家庭の状況をよく伺って、具体的な数字をもとに、アドバイスをしますので、趣旨をよく理解して、ご活用いただけると幸いです。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
変動金利で住宅ローンを借りる際の注意点
belvedereさんへ
こんにちは。
住宅ローンの返済、確かに不安ですね。
貯蓄もないということですのでなおのことだと思われます。
とはいうものの、マイホームがほしいというお気持ちもあるようですね。
現在の支出は毎月63.9万円ですね。ほかに不定期な支出はございませんか。
毎月の貯蓄はできていないとのことですが、今の状態で頑張れば毎月いくらぐらいできそうですか。
ご主人のご年齢もわかりませんし、返済期間や住宅ローンに占めるボーナス返済がどのくらいの割合かはわかりませんので、以下ご参考としてお話しします。
仮に、25年返済、6500万円の借入(ボーナス返済分が2000万円)だとすると、
借入利率が0.775%だったら、毎月の返済額(概算)は16.5万円、ボーナス返済時で毎月返済額+44.1万円です。
借入利率が(当初から)4%になったと仮定すると、
毎月の返済額(概算)は23.8万円、ボーナス返済時で毎月返済額+63.6万円になります。
※4%の利率は銀行が住宅ローンを審査する際に目安として使うことがあります。弊社でも変動金利のローンを組まれる方には4%でお話しすることが多いです。
すぐには金利も上がらないだろうということで、超低金利の変動金利でご提案を受けているのだと思われます。それでも、過去20年間では変動金利で借入利率が6%を超えていた時期もあり、金利変動リスクも頭に入れておいた方がよさそうです。
belvedereさんのこれからのライフプラン、将来設計がわからない状況で住宅ローンの限度額をお答えするのは、かえって失礼なように感じます。よって、いくつかヒントを出してみます。
現在の家計収支を土台にして、
・金利が上がった時に、子供さんの教育費も含めてやりくりできるか。
・ご主人の昇給がないとしたら、これからもやりくりができるか。
・家族旅行や子供さんの納得のいく進路といった、ライフイベントが消化できるかどうか。
といった視点で考えてはいかがでしょうか。
気になることがございましたら、いつでもご連絡ください。
上津原マネークリニック 上津原 章
http://www.urban.ne.jp/home/uechan/
回答専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー
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6500万円の住宅ローンについて
belvedereさんへ
はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、
渡辺と申します。
『この場合、幾らまでなら借り入れし、月々返済可能でしょうか?』
につきまして、
belvedereさんの場合、
ご夫婦で共働きということもあり、
収入面からも余裕がありますので、
2人合わせた手取り月収金額の30%ほどが、
月々の返済額として、ひとつの目安にしてはいかがでしょうか。
尚、belvedereさんが現在検討している物件につきまして、
借入金額6500万円、ローン金利0.78%、35年返済とした場合、
毎月の返済額は177,000円ほどとなり、
現在の支払い家賃や駐車場代と比べて、
毎月の住居費用の負担が、46,000円も増加してしまうことになりますので、
余程しっかりと家計管理をしていかないと、
住宅ローンの負担で家計が圧迫されてしまうということも、
十分に考えられるかも知れません。
もし、諸費用分も用意できない場合、
その分、借入金がさらに増えてしまい、
毎月の返済額につきましても、
さらに増加してしまうことになります。
率直なところを申し上げると、
借入金額が多すぎると考えます。
例えば、頭金として物件価格の20%相当額と、諸費用分を用意できた場合、
借入金額は5,200万円で済むことになりますし、
上記と同じ条件で毎月の返済額を算出すると141,600円と、
35,400円も負担が少なくて済むことになります。
ご夫婦が共働きの家計の傾向として、
多くの方でおおらかになってしまう傾向となりますので、
家計を今後しっかりと引き締めて管理していくことで、
現在の支払い家賃や駐車場代よりも増えてしまうと思われる住宅ローンの負担に、
耐えていけるかどうかをしっかりと把握したうえで、
6500万円の住宅ローンを組んで、
住宅を購入するかどうか決定するとよろしいと考えます。
私の考えとしては、出来るだけご主人様の収入の範囲内で返済していけるように、
住宅ローンの負担は抑えた方が安心できると考えます。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
http://www.fpreal.jp/
藤 孝憲
ファイナンシャルプランナー
3
住宅ローンの家計への影響につきまして
初めまして、belvedere様。
ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザーの藤と申します。
ふさわしい毎月の返済額につきましては、十分なヒヤリングをし、キャッシュフローを作成し、分析しないとわかりませんので、住宅ローンの家計への影響につきまして、ご回答させていただきます。
住宅ローンは現在の収支だけでなく、将来の収支を推測して組むことをお勧めいたします。推測するのは難しいかもしれませんが、簡単なポイントをお伝えしておきますので、ご家庭の状況を踏まえて考えてみてください。
住宅ローンを組む際、現在の収支を基に決めがちですが、ほとんどのご家庭がお子様は小さいため、将来の支出増加や教育費の積立を考えておく必要があります。
・お子様の大学費用として、毎月の積立額(学資保険を除いた不足分、お二人分)
・子ども手当の減少分(高校から)
・食費や衣服費、交通費などの増加分
・値上がりすることも考え余剰金
以上の4点を考えていただき、変動金利でも厳しい場合は、将来家計のやり繰りが難しくなる可能性があります(できれば固定金利でも支出の増加に耐えられるような返済額にしておきたいです)。
もちろん収入が上がれば問題ありませんが、収入の上昇は不確定なのに対して、支出は必ず増えます。
これらのことをお考えいただき、余裕のある家計になるよう、安心のできる返済額でローンを組んでください。
評価・お礼
belvedereさん
2014/04/24 11:32藤さま
アドバイスありがとうございました!
御礼が遅くなって、大変申し訳ありませんでした。
住宅ローンを組む場合に、現在でなく将来の将来の支出増加や
教育費の積立を考えておく必要があるとのご指摘がとても参考になりました。
こちらでファイナンシャルプランナーの先生にもご相談したところ、
学資保険については見直した方が良いとおっしゃられたので
子どもの進学について、ある程度公立・私立などを見通してから
保険や貯蓄を見直したいと思います。
それにしても、ファイナンシャルプランナーの先生方は
固定金利を進められる方が多いのですね。
固定2.25%だと、6500万円の35年返済(ボーナス返済ナシ)で
毎月223,753円の返済で、今の収入ではとても無理です。
実は二世帯住宅を建てるので、土地代と上物代を合わせると
どうしてもそのくらいの費用がかかります。
夫は大手の企業に勤めており、働き続ければ返済できると言っており、
同じ会社の方々も大体7000万~9000万くらいの物件を購入されています。
(但し、奥様も正社員で働かれています)
そういう話を聞くと、まぁ大丈夫なのかな?と思いますが、
私は経済的なことが何もわかってないので、根拠が持てず不安です。(^_^;)
ともあれ、藤先生のおっしゃる通り、将来どのくらいの学費や留学資金などが
必要なのか算出して備えたいと思います。
ありがとうございました!
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