対象:マナー
今まで意識をしていなかったのですが、最近ボールペンやシャープペンなど
お店のスタッフの方に借りた時、人によって渡し方が違うのに気付きました。
ペンを横にしたり、持つ部分を自分側に向けて渡されたりしていますし、
時にはカウンターの上に置かれることもあります。
ビジネスマナーでは、「物を渡す時には両手で渡す」と知っているのですが、
ペンを両手で持って渡せば向きは関係ないのでしょうか?
今までは気にしなかったのですが最近妙に気になり、改めて先輩や上司に聞く
のは恥ずかしいですので、教えてください。
スノー2250さん ( 島根県 / 女性 / 32歳 )
回答:2件
相手が取りやすいようにペン先を下方に向けて渡します
こんにちは、スノウ2250さん。
ボールペンやサインペンなど書くモノを渡す時には、丁寧かつ受け取る相手が
取りやすい(握りやすい)ように渡すということが基本です。
ペンを受け取った方が、スムーズに書けるように渡す工夫をすることで、相手
に対しての気配りを表現することが出来ます。
ペンを横にして、両手で手渡すと丁寧さは伝わりますが、受け取る側からする
と受け取って手に持ちかえて書くと動作が一つ多くなりますね。ビジネスシー
ンには丁寧かつスピーディな対応が喜ばれます。
それを踏まえると、ペンの渡す手順は次の通りです。
1)ペン先(芯)を出す
・・・すぐに書けるように準備します
※キャップのあるペンは後ろにつけ、シャープペンは適度な長さに出します
2)ペン先を下方に向け、ペンを立てる
・・・ペン先の尖った所を下に向け、危なくないように、また相手が取りやすい
ようにします
3)右手でペンの下側を軽く持ち、左手を下から添える
・・・相手が握るスペースを空けて持ちます
4)相手の右手側に向けて渡す
・・・右利きの方が多いという前提です
相手が持ちやすいように、そしてすぐに書けるような工夫をすることで、気配りを
表現することが出来ます。まずは近くにいる方に行ってみましょう。
回答専門家

- 竹上 順子
- (研修講師)
- 代表取締役
We’ll move into action For you・・・
変化する時代の中にあっても、 不変である“心の豊かさの実感” と“成長できる喜び”を、仕事を通じて実現していきます。先人の教えを現代の求めに応じて変化させ、社名の考え方、双方向(Interactive)繁栄(Prosperity)を実現します。

松岡 利恵子
研修講師
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先方の受け取りやすさを思いやる渡し方を
スノー2250さん、こんにちは。
小物の扱い方に品格が表れますので、マナー面からももちろんですが女性としても大切にしたいところですね。
スノー2250さんのおっしゃるとおり、物の受け渡しは手から手へ、両手で扱うことが基本です。
そしてペンを受け取った先方の方が持ち替えずに、すぐに書ける状態でお渡しになる気遣いが大切ですね。
基本のペンのお渡しの仕方は
1.ペン先を出すなどすぐに書けるように準備します。
2.ペン先で先方や周りに汚れがつかないように、ペンの先端を軽く包み込むように利き手で握り、ペンの持ち手を先方に向けます。
この時に利き手の反対側の手はペンに添えるのではなく、利き手の下に添えるようにすると先方が受け取りやすくなります。
3.ペンは真っ直ぐではなく、先方が書く姿勢で受け取りやすいように斜めに傾けます。
右利きの方であれば右に傾け(渡す側からすると左に傾けます)、左利きの方であれば左に傾けてお渡しします。
日本では一般的に右利きの方が多いため右に傾けてお渡しすると良いでしょう。
このようにペンの向きは横ではなく縦となります。ペン立てに立てかけている状態と同じです。
そして先方に持ち手の部分を真っ直ぐに差し出すのではなく、先方から見るとペンの斜めの状態を横から見ているイメージになります。
基本は両手でお渡しするものですが、手にした書類などの置き場所がなく、片手しか使うことのできないシチュエーションもあります。
その際には「片手で失礼いたします」と一声添えると先方への気遣いを示すことができます。
スムーズにお渡しすることが、先方の受け取りやすさや書きやすさにつながります。
日ごろから実践すると自然に身に付き美しい所作になりますので、日常に取り入れてみてください。
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