対象:リフォーム・増改築
回答:2件
屋根材に関して
横浜の設計事務所です。
屋根の材料は、最近はいろいろありそれぞれに特徴があります。
ガルバリウム鋼板は、亜鉛溶融メッキの鋼板で耐候性が非常に高く、鋼板なので現場加工も容易です。組み合わせの屋根材として製品になっているものもあります。
ただし、現場加工すると切断面が若干錆びることがあります。
コロニアルは石綿スレートの屋根材のことです。値段はガルバリウム鋼板より安いものがあります。
ただし、安いものは10年ほどで表面が劣化して塗装が必要になります。
フラットの屋根ということですが、勾配が非常に緩いということでしょうか?
完全にフラットな場合は、FRP防水や特殊な鋼板防水が必要になります。
勾配が緩い場合、3寸勾配(3/10の角度)以下ですとスレート葺きなどは雨漏りの危険があります。その場合は下地の防水に、通常使うアスファルトフェルトではなくシート状の防水材が必要になります。
ガルバリウム鋼板の縦はぜ葺きの場合はかなり緩い勾配でも大丈夫です。
ステンレスや銅鋼板などの金属屋根材もありますが、値段は高くあまり一般的ではないようです。
(銅鋼板は赤っぽい金属ですが、施工後に緑青がついて綺麗な緑色になります)
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
評価・お礼
うるるんさん
2013/08/26 17:03回答ありがとうございました。
屋上はないのですか傾斜のないフラットな屋根です。
やはりガルバニウムは雨音なんかに弱いんですかね。
防水シートより安いからガルバニウムと言われました。
回答専門家
- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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吉田 武志
建築家
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屋根の機能
はじめまして。
栃木県宇都宮市で注文住宅とリフォームの設計施工を行う工務店ヨシダクラフトを経営しています。吉田と申します。よろしくお願いいたします。
質問を読ませて頂きました。
屋根の一番の機能は、「降った雨をなるべく早く建物外に排出すること」なので、
フラットに近い勾配のない屋根は、当然、水キレは悪くなります。
どんなに素晴らしい材料を使っても、きちんと勾配を付けた付けた屋根に比べると、傷みは早く、それだけ早めに漏水の危険は高まるかと思います。
それを承知でフラットな屋根とするなら、それは良いと思います。
ガルバリウム鋼板、コロニアル等屋根材の特徴について書いています。参考までに。
http://www.yoshidacraft.net/material-loof.html
(現在のポイント:-pt)
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