対象:経営コンサルティング
もしも起業で失敗したらと、起業前から不安になってしまいます。特に、経済面で家庭に悪影響がないといいのですが… 起業というと雑誌広告・ネットバナー広告などの宣伝費に加え、開業費やら雑費が大きくて、スタート時の経済的負担が大きくないかと不安です。家の一室でマッサージをしたり手作り石けんや・化粧品などのワークショップなどを考えています。できれば、主人に内緒で起業準備・スタートしたいです。その後、少々軌道に乗ってからパパにカッコ良く「開業宣告」したいのですが、どうしたらいいでしょう?ママ起業家さんたちはどうされたのでしょうか?
かねこ先生さん ( 神奈川県 / 女性 / 39歳 )
回答:6件
起業は慎重に
かねこ先生
はじめまして。公認会計士・税理士の岸井と申します。
ご自宅でのマッサージ・手作り石鹸や化粧品のワークショップ、とても素晴らしいお考えですね。以前からそのようなお仕事をされていたのでしょうか。
事業の成功を心からお祈り申し上げます。
ただし、いざ起業する場合はもう少し慎重になった方が良いと思います。
特に、ご主人に内緒でスタートすることは余程の理由がない限りやめるべきだと私は思います。
自宅を使ったスモールビジネスとはいえ、おっしゃる通り、経済面で家庭に影響がある可能性がありますし、お客さまもたくさんいらっしゃいますし、郵便物・お問い合わせもたくさん来るでしょう。
むしろ、ご主人様に(精神的にも)協力していただけるよう説得してみてください。
さて、ご心配の経済的不安ですが、個人事業での起業であればスタート時の出費は抑えられます(初めから法人(会社)にする必要はありません)。
広告費も最初から大々的に、ということでなければむやみに出費することはないと思います。お金をかければお客様が来るというものでもないですし、競合も多いでしょう。
とはいえ、お客様を呼ぶための内装やせっけん・化粧品の材料は最低限かかるでしょうから、何をどのようにやりたいのかを今一度慎重に計画しましょう。
私の周りのママさん起業家さんたちはハイリスク・ハイリターンというよりも、
自己実現・家族や友達の幸せのためにコツコツと事業を行っています。
コツコツと実績を積み重ねることができているのは、それなりの計画を立てて、
脱線せずに地道に努力されているからです。
また、最初に家庭に響かない「予算枠」を設定されていることが多いです。
これを超えない範囲で最大限努力しよう、という設定です。
かねこ先生もぜひそんなママさん起業家の仲間入りをしてください!
また、計画的な起業の仕方、もちろんその後の事業で迷ったら、お声掛けください!
公認会計士・税理士
岸井幸生
回答専門家
- 岸井 幸生
- (東京都 / 公認会計士・税理士)
- LBA会計事務所 代表
社外から会社のビジネスを支えるプロ社外役員
顧問税理士以外で何でも相談できる人が欲しい、を提供しています。クライアントの皆様と夢を共有し、ビジネスに興味をもって最適なアドバイスを行っていくことが一番の貢献です。
星 寿美
経営コンサルタント
1
まずは計画を立ててみましょう。
かねこ先生さん、こんにちは。星です。
まず、不安を語っていらっしゃいますが、何が不安なのか見極めることをお勧めします。
失敗とは、どのような状態を指すのか?悪影響とは、どういう状態なのか?
やみくもに不安を抱えていては、動く事はできません。
たとえば、家の一室で人を集めて、自分一人でやるのであれば、固定費や人件費はかからないので、最初の資本金はそれほどなくても大丈夫。もし、最初にお金がかからないのであれば「失敗」とは何をさすのでしょう?
かねこ先生さんが、どうしたいか=望む最高の状態と、想定できる最低の状態を考えてみましょう。
また、進める前にしっかりと事業計画書を作る事をお勧めします。
必要な最低の項目は、
1.事業コンセプト。
2.事業の背景。
3.理念/ビジョン。
4.ビジネスモデル。
5.マーケティング。
6.事業化ステップ。
7.収支計画。
8.今後の課題。
銀行などからお金を借りるための計画書ではなく、あくまでも自分が「行動するため」の
自分のために書く事業計画書。この項目を考えると、宙に浮かんでいるアイデアがまとまります。
私自身、ママですが、起業してしまえば、あまり関係ありません。
どんな人も、それぞれ事情を抱えていますし、それぞれの事情とうまくつきあいながら
方法を模索しているのだと思います。
うまくパパを巻き込んで、応援してもらえるようになればいいですね。
応援しています。
菅原 茂夫
税理士
1
家族の協力が何よりも必要です
はじめまして。税理士・中小企業診断士の菅原と申します。
私はあえて耳の痛いお話をさせて頂きます。
起業といっても最低限必要な商品代などの費用は発生しますが、広告宣伝費などは何も業者に頼らなくても極力ご自身で行うことにより節減することは可能です。
マッサージやワークショップなどは「クチコミ」による広がりが重要ですので、手作りのチラシを駅前などの人通りの多い場所で配布したり、ポスティングするなど地道に行う必要があります。
そうなると人出が必要となります。
一人よりも二人、二人よりも三人、友人・知人の協力を得て行う事も一つの手段ですが、回数を重ねる必要もありますので全くタダというわけにも行かなくなるでしょう。
そうなると、やはり家族の協力が何よりも必要となります。
最大の理解者である家族の協力なくしては成功は厳しいでしょう。
ですので、軌道に乗ってから「開業宣言」するのではなく、まずは「自分はこのようなビジネスをしたい」という事を家族に伝え、協力を得ることがまず第一にすべき事かと思います。
起業するという事は「孤独」との戦いです。不安になった時、一番身近にいて最大の理解者である人は家族なのです。
家族をうまく巻き込み、成功につなげられると良いですね。
芹澤 比呂也
経営コンサルタント
-
事業の可能性を見極める簡単な方法
はじめまして。
私はママ起業家ではないのですが、
事業戦略プロデューサーとして
スタートアップ時の「見極め方法」について
お話させていただきます。
まず、事業の具体的なイメージをもっと広げて下さい。
はじめに描いた未来以上には事業は成長しません。
そして、家族や友人数十人に話してみましょう。
意見は一字一句逃さずメモして整理しましょう。
身近な人の心さえ動かせない商品やサービスは、
赤の他人は見向きもしてくれません。
「よしわかった。開業資金を援助させてもらうよ。」とか
「それ、いいね!○○円なら買っちゃうな」と
8割以上の人に言ってもらえたら
そのアイディアはゴーです。
これは、かねこ先生のアイディアが、
世の中でどのくらいの商品価値を持っているかを判断するための
一番お金のかからないマーケティング調査です。
焦らなくても大丈夫。
まずは、カッコつけず、御主人を説得してみましょう。
諦めずに何回でもプランを練り直しましょう。
これからの日本経済は、
ママさんベンチャーの存在が欠かせない存在になると思います。
下村 豊
経営コンサルタント
-
事業の成功をお祈りいたします。
かねこ先生さま。
営業全般支援をしていますCSプランナーの下村です。
かねこ先生さまの起業にかける思いに敬意を払うとともに、成功を心よりお祈りいたします。
私は、営業支援業務をしている関係で、その視点からお答えします。参考になれば光栄です。
1)今は、1円から起業できます。会社組織にするか、個人事業にするかを決めて下さい。ただし、司法書士さんに手続きしてもらうと、10万円~の費用が必要です。
2)お客様になる客層を、具体的に想定して下さい。どこから、どの顧客層(女性を想定していると思われますが、年齢層、職業、地域など)、どんなニーズで、1日、1ヶ月、半年、年間の集客必要人数、売上(金額)、採算を計画して下さい。
3)2の顧客をどうやって集客するか。ホームページ・広告・チラシなど、それぞれに集客の特長があります。事業の内容を考えて、一番効果があるもの、費用対効果を考え、選ぶ必要があります。
4)一番重要なことは、同業他社との比較して、何が、かねこ先生さまの事業の強みか。それが、間違いなくニーズがあるか。ウケルか。身近な人やその方から紹介された複数の人から情報収集をして、確認することが必要です。
5)上記の計画を立てたら、起業前にご主人にご相談されることをオススメします。事業は、家族含め、周囲の方の協力が欠かせません。ご主人に黙って事業を始めるということは、ご自宅で始めることや集客するための販促をすることから、現実的ではないと思われます。
営業支援をしていて、上記の2と4について、思慮が浅いケースで、事業の苦戦をよく見かけます。どのぐらい起業の経費が掛かるかを考えることも大切ですが、どのぐらい収益が上げられるかを、綿密に検討することが、更に重要です。
ぜひ、成功することをお祈りいたします。
工藤 英一
経営コンサルタント
-
最初は「お客様が来る」ということが全てです。
一昨年、30代のママさんが始めたばかりのマッサージ店を応援させていただきました。
今では繁盛店ですが、最初は大変でした。
「マッサージの腕はとてもいいのにほとんどお客様が来ない」という状態だったのです。
1.開業にパパさんは反対
パパさんは開業に反対気味で、「お前なんかにできるのか?失敗するといけないから、お金は出さないから。自分のお金の範囲だけでやりなさい。」といった雰囲気でした。
2.貯金でお店を出したけど、、、
預金でチャレンジショップ制度を利用して、入口が半間ほどのお店を商店街に出したのです。
チラシを1500枚作っては自分でまいて、、、反応ゼロ。
昼は店番、朝と夕方は子供の世話、そして夜中にアルバイト。
何とかお店を続けていましたが、疲れ切っていました。
3.変化が起きたのは、アピールすることを変えてから
1)それまで施術してきた人数や中国で学んできたことなど腕の良さをアピールしてきたのですが、それを「小学生のお子さん3人を育てているママさん」であることに変えたのです。
(アンケート調査の結果をもとに、後輩ママさんたちをお客様にするのが良いことが分かったため)
2)さらに、若い子育てママを応援するという姿勢を前面に打ち出しました。
その上で、小学生のお子さん3人のママであることを唄った「年末子育てママ応援キャンペーン」を打ったのです。
初めて満員になりました。
この後、リピート新商品をだし予約が1ケ月半待ちになったのです。
パパがやっと認めました。
■パパに内緒で始めるのも、お家で始めるのも良いと思います。
ただ、お店を開いただけではお客様は来ません。
どういう方にどうアピールすればいいのかという点を間違えると、せっかくのお店が辛いものとなってしまいます。
最初に、かねこ先生がお店を開いたら、どういった方がどのような点を支持してくれるのかを見つけ出す必要があります。
(お家で開業なので、友人や知人の紹介、チラシや無料誌への広告などをだして、まず、少しずつでもお客様を集める必要があります。)
そして、チラシやHPなどを調整していくことで、やっと、本当のお店のスタートが切れると思います。
by Qualia-Partners 工藤英一
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