対象:投資相談
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資産の保全を考え、5000万円ほどの金融資産をいくつかの通貨に分け、海外に移転しようと思っています。
課税逃れをするような気はありませんが、インフレ、デノミから国内預金凍結までの有事を想定し、増やすよりも減らさない運用を考えています。(増やすのは仕事でがんばります。)
現在49歳ですし、あと5~10年は仕事を続けるつもりですが、その後は海外移住も考えています。
そこで質問です。
★海外にお金を移転するのに、具体的にはどの方法が効率的でリスクが少ないでしょうか?
私なりに考えたのは、以下の通りです。
A)外国銀行の国外支店(HSBC香港など)に口座開設し、日本から一度に円建て送金して、少しずつ現地で両替する
B)日本の証券会社で外貨MMFに2年ほどかけて少しずつ両替して、ある程度貯まったら外貨のまま、国内銀行へ送金し、さらに外貨のまま外国口座へ送金する。
C)日本でFXで両替し、すぐに国内銀行に送金し、さらに外貨のまま外国口座へ送金する。
A案は、実際に可能か、為替レート・手数料が高くないか、両替指示がインターネット上で簡単にできるのかが私にはわかりません。
B案は、手堅い方法のようですが、海外送金までに期間がかかるため、それまでに国内預金凍結などの金融規制が発生すれば、ダメになる点が気になります。
C案は、一度にやると為替変動リスクがあるでしょうし、小口に分けると手間と手数料がネックとなりそうです。
プロの目から白紙で考えて、いいアドバイスをいただけないでしょうか。
補足
2012/03/10 13:59もうひとつの質問
★円貨からどの通貨にどのような比率で分けるのがリスクが少ないでしょうか。USドル?スイスフラン?ユーロ?
qwer789さん ( 北海道 / 男性 / 49歳 )
回答:2件
資産の分散保全について
qwer789様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の件、日本国内の金融機関は、一般的に為替手数料が高い傾向があるので、もし記載のプランを実行される場合は、A案でよいのではないでしょうか。
なお、手数料は、金融機関ごとに異なりますので、細かく調べながら進めてみてください。
あと、気になったのは、増やすよりも減らさない運用を考え、海外に資産を移転させるという点です。
インフレ、デノミから国内預金凍結までの有事を想定されているようですが、海外の口座は、日本の金融庁の監督下にあるわけではないので、その部分のリスクはあります。
本当に最悪のシナリオという意味では、戦争から通信・交通手段が途絶え、国交断絶→すべてのお金が戻らないという有事もあります。
万一の際は、すべて自己責任として処理されますし、国民感情を考えれば、税金による救済も難しいでしょう。
個人的な予想という意味でいえば、円高・デフレの状態から、突如として、預金封鎖にまで至る事態は、考えにくいと思っています。
ありえるとすれば、まず先に、円安・インフレに向かうはずです。
なので、家計のホームドクターの立場としては、あくまで国内にとどまり、国内の金融機関を使って、海外投資を行うことが、資産の保全につながると考えています。
通貨分散については、なるべく流動性の高いメジャー通貨(米ドル、ユーロ、豪ドル、英ポンド、スイスフラン、カナダドル)を中心に構成するのがよいと思います。
比率については、個別の状況やお考えにより、アドバイスが異なります。
以上、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
qwer789さん
2012/03/12 18:56森本様、ありがとうございます。広い視野でご回答いただき、感謝申し上げます。
そうですね。リスクをよく考えれば、すぐに海外口座というのは再考すべきかもしれません。
森本様のおっしゃるのは、「ある程度までは、国内の証券会社等で外貨投資を行い、雲行きが怪しくなったら、どこかへ退避を考える」ということでしょうか。素人考えですが、有事には規制がかかったりしてそれだけの時間的余裕がないような気もします。それとも証券会社に預けたお金には規制はかからないのでしょうか。
要は安定した国?数カ国に口座を設け、それぞれで運用するのがいいということでしょうか?話題が逸れてすいません。
森本 直人
2012/03/12 20:25qwer789様、コメントありがとうございます。
預金封鎖というのは、政府がまさに破たん寸前という状態にならなければ、起こり得ないことなので、個人的な感想として、今からその対策で、海外の口座に資金を避難させるというのは、飛躍し過ぎな感じがしています。
日本の場合であれば、そうなる前に、まず大幅な増税や年金カットが行われるでしょう。
海外の投資家は、日本にはまだその余地があるとみて、円を買っているフシがあります。
ちなみに、国内の証券会社は、投資家から預かった資産(有価証券やお金)について、分別管理が義務付けられています。
仮に証券会社が破たんしても、有価証券の時価ベースで、資産は保全されます。
「分別管理」は、重要なキーワードなので、銀行預金との違いなど、一度よく調べてみてください。
ご参考です。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
自分年金積立のアブラハムプライベートバンク奥村
投資アドバイザー
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海外積立投資を利用した分散保全
はじめまして、アブラハムプライベートバンクの奥村と申します。
日本の財政破綻が懸念されることもあり、海外への
資産の移転は、良い選択かと存じます。
ただ、qwer789様はお仕事もしていらっしますし
A~Cの案は、お手間になりませんでしょうか。
また、せっかく海外へ資産分散されるのですから
「貯金」だけではなく、「殖やす」ために運用されることも一案です。
当社プランのご紹介となってしまいますが
「いつかはゆかし」という、世界トップファンドお取り寄せサービスがございます。
円建てで、月々5万円を海外積立投資することで
1億円を目指すことも可能なプランです。(想定金利10%、30年積立の場合)
円建て、クレジットカードの引き落としで積み立てが可能ですので
A~Cの案のようなお手間や手数料の軽減になるかと存じます。
日本では低金利で単利の金融商品しかございませんが、
世界には、複利運用の積立投資などがいくつもありまして
「いつかはゆかし」では、そのような金融商品への投資が可能なのです。
将来的に、海外移住をご検討されていらっしゃいますので
移住に備えるためにも、外貨で資産を殖やされることがお勧めです。
当社では、お客様の状況に応じた運用方法をご提案しておりますので
一度、詳細をご相談いただけますと幸いです。
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