対象:住宅設備
回答:2件
エコ機器の費用対効果
横浜の設計事務所です。
単純にイニシャルコストをランニングコストの節約で賄えるか、と言ったら現状では
ノーだと思います。(パワーコンディショナーの交換は考えないとしても)
エネファームに関しても機器の10年保証はあるようですが、元が取れるかと言うと
これも難しいです。
単純に機器の値段で考えると、エコウィル(ガスエンジンタイプ)のほうがお得かも
しれません。
太陽熱温水器にエコジョーズがセットになったものもあります。昔のイメージと違って
お湯のタンクは地上置きなので見た目も悪くなく温度管理もしてくれるので、使い勝手
は非常に良いです。温水暖房にも対応しています。
効率は非常に良い機器で、ガス代が4割ほど削減できます。でも元を取ることにこだわれば
10年くらいはかかると思います。
こうした機器は元を取る事より、いろんな意味で生活の向上に役立てる為と考えたほうが
良いと思います。個々の機器の特徴を調べると、元をとる事以外のメリットも見えて
くるものがあります。(家族構成や生活のタイプにもよりますが)
もちろん、建築の予算があるので導入をするかどうかは全体の費用を見た上での
最終判断でいいと思います。
もし150万の余裕があったとしたら、外国製のソファーを買ってデザインやすわり心地の満足を
得るか太陽光発電を導入してエネルギー的な満足を得るかは人の好みでいいと思います。
少なくともエネルギーの危機が問題になっている昨今で、省エネ型の家にすることは
もしもの備えになったり、それがなくとも社会的な貢献にはなると思います。
また、省エネ型の家は断熱やパッシブデザインも重要です。
温熱環境で優れた家は、お年寄りのみならず様々な世代の健康にも良いというデータも
あります。
今後は、太陽光発電も充電池と組み合わせたり、電気自動車とのコラボになったりと
様々な可能性が出てきています。
日進月歩の世界ですので、いろいろ調べてみるといいと思います。
<あーす・わーくす http://office-ew.com>
回答専門家
- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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伊藤 裕啓
一級建築士
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コストシュミレーションに消耗品価格は反映されていません
住まいのe-相談室 建築士の伊藤です。
最近設置件数が伸びている太陽光発電装置ですが、ご質問のようにコストシュミレーションにパワーコンディショナーのような消耗品を交換する費用が反映されていないことが多いようです。各メーカーのパワーコンディショナーは10年程度と言われており、価格(定価)も30万円~50万円とかなり高額です。このコストをシュミレーションに当てはめると「もとはとれない」と考えるのが正解だろうと考えます。
同じようにエコキュートなど他の省エネ設備についても消耗品が含まれると言われていますが、これらもコストシュミレーションに含まれていないようです。
しかし、ランニングコストのみを考慮するとかなり「お得感」を感じている方が多いようです。
最近人気のハイブリッド車においても消耗品が当然存在します。私はプリウスに乗っていましたが3年(走行10万km超)を超えたところでハイブリッドシステムが壊れ交換に20万円かかりました。購入するときは全く想定していなかったことです。
現在多くの種類の省エネに関する商品が販売されていますが、「損か得か」のみを考えるのではなく予算の許す範囲内で「省エネ活動に参加する」と考えるとよいのではないでしょうか。
(現在のポイント:-pt)
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