対象:教育資金・教育ローン
回答数: 5件
回答数: 4件
回答数: 1件
お世話になります。
以下の点について、御高察頂けましたら幸いです。
尚、可能でしたら先生方の、同じ状況下でご自分でしたらどうなさるか、も加えてお教え願えると嬉しいです。
主人(34歳)自営にて年収1000万
妻(26歳)専業主婦
子供(2歳)と(0歳)
貯蓄2500万(内訳:ネット定期1000万+普通預金1500万)
年/約250万超の貯金ペース
夫:仕事柄、定年は無し。
妻:約10年後、実家業を継ぎ。定年無し。
現在は賃貸マンションです
質問
夫婦共々、資産(投資)運用も全く分からず、なるべくリスクが無い中での運用(?)を考えています。
まずは子供二人の教育資金として、今考えております例ですが、
学資保険一括払い(420万×2)年利/1・2%くらい
または
変額保険
または、(まだ勉強不足ですが)個人向け国債
またはこのままネット定期(年利/0・5%くらい)
どの様な形が良いと思われますでしょうか。
また、もし他にも低リスク元本保証型商品がございましたら、お教え願えましたら幸いです。
まみむめマミーさん
(
東京都 / 女性 / 26歳 )
回答:4件
元本確保だけでなく、購買力の確保も考えて
まみむめマミー様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の件、もし私が同じ状況下で、資産運用を考えるとしたら、分散投資を考えると思います。
ざっくりといえば、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式、不動産、商品(コモディティ)に種類を分散させます。
もちろん、円の元本確保型商品も組み入れますが、それのみだと、円安に向かうリスクやインフレ(物価上昇)のリスクに対処できません。
仮に円安やインフレになると、元本確保をしても、通貨の購買力が確保されません。
ところで、今後、円安やインフレは、ありえるのか
ということですが、個人的には、この先10年で考えれば、そうなる可能性は高いとみています。
というのも、今、日本政府は、約1000兆円の借金を抱え、税収が年40兆円程度しかない状況です。
家計に例えるなら、年収400万円台の人が、1億円の借金を抱え、利息を払っていかなければならない状況に近いわけです。
今は、10年借りて、年利1%前後のような超低金利で借りられているので、何とか持ちこたえられていますが、返済能力に疑問を持たれ、仮に金利を2~3%に上げられてしまえば、持続できなくなるのは、上の数字を見ても明らかです。
もちろん、日本の景気が良くなり、税収が増え、返済を継続できるというシナリオもありえます。
ですが、最近は、円高、デフレなどで、景気の低迷が続いており、しばらくこの状態が続きそうです。
個人的には、余程劇的な増税、年金カットなどを実施しない限り、ある段階で、日本国債の金利が急上昇することは、避けられないのではないかとみています。
ちなみに、金利が上昇すると、既存の低金利の日本国債の価格は、下がります。
その意味で、国債の金利上昇を、国債の暴落と表現する人もいます。
昨年は、世界第8位の経済大国イタリアにまで、国債暴落(金利上昇)の火の手があがっています。
日本にどんな現象が起こるかを予測するためにも、欧州債務危機の状況は、よく見ておいた方がよいと思います。
なお、分散投資については、単にそれぞれの商品を買えばよい、というほど、単純な話ではなく、投資タイミングの話など、いろいろありますので、もし必要と思われる場合は、この分野に強い専門家にご相談ください。
以上、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼

まみむめマミーさん
2012/01/24 21:56とても解りやすくありがとうございました。
おっしゃる分散投資を勉強してみようと、思います。あと先生の様な専門の先生方というのは、先ず一番最初はどのようにして勉強されたのでしょうか。
私にも出来る最良方法をお教え頂けたら幸いです。また重ねて先生のお薦め方法に外貨預金が無かったのですが、お差し支えございませんでしたら理由を、お教え頂けたら幸いです。質問ばかりになってしまい申し訳ございません。
森本 直人
2012/01/25 14:36まみむめマミー様、再質問拝見しました。
分散投資を勉強されるのですね。
上に書いた通り、日本は、これから大変な時代に入りそうですが、個人レベルでは、いくらでも明るい未来を描けますので、ぜひ、頑張ってください。
専門家は、どのように勉強しているか。
については、初めはもちろん、すべての人が初心者です。
私の場合は、まず、書籍やセミナーから勉強を始め、実際に家のお金を使って投資をし、あとは、ご相談者の皆さんと一緒に、調べたり、考えたりしながら、ひたすらケーススタディの経験を増やしてきました。
これが5年以上になります。
ちなみに専門家は、ひたすらそればかりやっているので、専門家といえます。
余程の怠け者でない限り、一般の方よりも詳しくなります。
専門家と相談しながら運用すると、お金以前に大幅な時間の節約につながりますので、ぜひ一度ご検討ください。
もちろん私でよければ、いつでも承ります。
外貨預金については、預金保険制度の対象外なので、私は、積極的には、おすすめしません。
今の時代は、為替のみの取引もできたりしますので、外貨投資の選択肢は広いです。
回答専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。

ファイナンシャルプランナー
-
教育資金だけでなく、その他の資金も合わせて考えましょう
まみむめマミーさん、はじめまして。
株式会社くらしと家計のサポートセンターです。
教育資金だけを切り離さず、その他、マイホーム資金や老後資金なども総合的に考えましょう。
いつか、マイホーム購入予定があるようですと、教育資金は一時金ではなく、これからの積立で準備し
現金は頭金に取っておきましょう。
自営とのことですが、国民年金でしょうか?
その場合は老後の年金が少ないので、老後資金も同時進行したいですね。
教育資金にしても、中学から私立をお考えでしょうか?
その場合は、小学生の間に大学資金を準備したほうがいいでしょう。
いつまでにいくら、という資金計画を立て、目標設定をした上で、商品を考えます。
資産運用がわからないから、元本保証商品と考えるのではなく、教育資金が必要となるまで15年以上、
老後資金が必要となるまでは30年以上もあるのですから、少しずつ勉強していきたいですね。
まとまった一時金の運用ではなく、毎月一定額積み立てる方法ならある程度リスクを取ることもできると思いますよ。
まずは教育資金のみを切り離して、考えるのではなく、その他の資金計画も立てた上で、商品選択をお勧めします。
株式会社くらしと家計のサポートセンター
http://www.fpwes.com/
評価・お礼

まみむめマミーさん
2012/01/24 13:29早速ご回答頂き、ありがとうございました。
とても勉強になります。
補足で書き忘れてしまったのですが、将来は夫婦それぞれの実家での生活を予定しており、家族用のマンションは持たない予定でおります。
また中学からの私立との件も、特に強くは考えておりませんが、子供の希望によっても変わってくるかと思います。
老後資金なのですが、今は国民年金+付加年金×2です。
定年が無く将来は夫婦別々の経営に携わるため、まずは健康に気をつけて行く事を胸とし、正直今から老後資金の事は考えてはおりませんでした。まず教育費の方に頭が行ってしまっていたのですが、今後は合わせて考えて行きたいです。
ありがとうございました。

2012/01/24 16:40
教育資金ですが、今から進路を決める必要はないのですが、子どもが行きたいといった時に出してあげるだけのお金の準備をしておくということです。
住宅購入がないとすると、一時金での運用でもいいでしょうね。
でもすべてを安定運用ではなく、投資信託などと半々で準備する方法もあります。
老後資金については国民年金+付加年金ということですと、個人型401Kなども考えるといいでしょう。
節税をしながら老後資金作りが可能となります。
出来れば、一度FPにご相談されてはいかがでしょう?
それからでも遅くないと思いますよ。

松永 文夫
ファイナンシャルプランナー
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教育費積立て
まみむめマミーさん、こんにちは。
FPコンサルティングオフィスの松永です。
資産運用を行う場合は、まずお金を3つに分けて、それぞれに合った運用を行うことが大切です。
その3つとは、急な出費に備える予備資金、10年以内に使用予定が決まっている資金、そしてそれ以外の余裕資金です。
お子さまの教育資金は、使用時期は10年以上先ではありますが、必要な金額がほぼ決まっている資金ですから、日本円で確定利回りの商品が適しています。
具体的には、保険でも良いでしょうし、或いは個人向け国債、社債(格付には注意)、定期預金等が挙げられます。
教育資金の積立に変額保険はおススメできません。
次に、余裕資金の運用についてご説明します。
これは長期の運用であり、基本的には老後資金対策としての運用です。
「まみむめマミー」さんのご家庭は高収入で貯蓄額も大ですが、ご主人は自営業ですから早めに動いておかれたほうが良いでしょう。
余裕資金の運用で注意すべきリスクは2つあります。
それは市場リスクとインフレリスクです。
市場リスクとは株価が下落するとか円高になるとかマーケットが変動するリスクであり、インフレリスクとは通貨の購買力が落ちるリスクのことを言います。
マーケットが変動するリスクを取りたくなければ元本が確定している金融商品だけで運用していれば良いのですが、それですとインフレリスクに対応できないことになります。
なかなか難しい関係があるのです。
ではどうすれば良いのかというと、「分散投資」が基本的な考え方です。
分散とは銘柄・資産・時間を分散することです。
具体的には国内外の株式や債券、或いは不動産、コモディティ等の各資産に購入時期を分けて投資していくことです。
教育資金は一括払いで確定利回りのもので運用し、この余裕資金は積立て等の形で(時間分散して)各資産に投資されていっては如何でしょうか。
但し、無理をする必要はありません。
上記商品は価格が変動する商品ですから、精神的に無理のない範囲でスタートすることが肝要です
最後に、ご主人は「小規模企業共済」には加入されているのでしょうか。
これは掛け金を全額損金計上できますから利用価値大です。
以上、参考にしていただけましたら幸いです。
FPコンサルティングオフィス 代表 松永 文夫
http://www.fp-consul.jp/
評価・お礼

まみむめマミーさん
2012/01/25 09:43大変解りやすく、ご回答ありがとうございました。
先生のおっしゃる資金を三つに分けるとの事、また分散投資の件も、大変勉強になりました。
また小規模共済というのは、初めてでした。
早速ホームページを見てみたのですが、将来退職等した時に受け取れる等が書いてあったものの、具体的な年率何パーセント等の記述がありませんでした。
運用という文字がありましたので、一種の国にお金を預け運用して頂いて、結果は運用次第(投資信託の様な?)と理解して宜しい商品なのでしょうか。
重ねましての質問で申し訳ございません。

松永 文夫
2012/01/25 19:12ご評価いただき、ありがとうございます。
「小規模企業共済」は独立行政法人中小企業基盤整備機構が法律に基づいて運営しています。
運用利率(予定利率)は現在、年率1%です。そしてこの予定利率は金利水準等の運用環境によって変更されます。10年以上前は6.6%だったのですが、日本の金利水準の低下に伴い引き下げられてきました。
中小企業基盤整備機構は一部、株式や外貨建ての資産で運用していますが、その運用結果次第ということではなく、この予定利率分が得られます。
利回りも重要ですが、この制度は節税効果という点で利用価値があります。
最大7万円×12ヶ月分=84万円が所得控除(小規模企業共済等掛金控除)出来るからです。
ご主人のような高収入を得ている(税率の高い)方は特に効果大です。
ご検討してみてください。

下村 啓介
ファイナンシャルプランナー
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教育費積立へのご回答
はじめまして、まみむめマミー様
FP Office Tomorrow代表、ファイナンシャルプランナーの下村と申します。
ご依頼のとおり、私ごとならという事でお考えしました。
(※いつもそのベースで考えてはおりますが・・)
1.教育資金の積み立て
まず教育資金については、中期的な話でもございますし、円で支払うものでもありますので、安全資金(元本確保、為替リスクなし)で運用したいところですね。保険を活用する場合は、払込金額と満期金、あと解約返戻金などをチェックのうえ、一般の金融商品と比較して下さい。
現在の貯蓄を今後もできるという事であれば、通常より多めの割合、私なら1,500万円~2,000万円は安全資金にし、残りを投資信託等、金融商品で分散投資をはかります。
ご自身でも勉強されたいのであれば、内藤忍さんの本などもわかりやすいかと個人的には思っています。
2.余剰金250万円について
あとは250万円の余剰金のうち一部を、同様に金融商品で分散投資をと思うところですが、自営業の方であれば、確定拠出年金もその中でご検討してみてはいかがでしょうか。
老後まで資金を原則引き出せませんが、むしろその強制力が魅力の1つです。また、支払う保険料が所得控除となるのが確定拠出年金の大きな魅力です。
(厚生省のHPより参考:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/nenkin/nenkin/kyoshutsu/taishousha.html)
3.お奨め
一度、ファイナンシャルプランナーの方にキャッシュフロー表などを作成してもらうといいかもしれませんね。
きっと今後の生活設計の羅針盤になると思います!
以上、まみむめマミー様のより良い未来(明日)を祈願しております。
FP Office Tomorrow 代表 下村 啓介
http://www.fp-tomorrow.com/
(現在のポイント:-pt)
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