対象:教育資金・教育ローン
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36歳男性、妻(35歳)・子供(4歳)の3人暮らしです。子供はもう一人考えています。
現在、子供の教育資金として自分でポートフォリオを作り、インデックスファンドで運用しているのですが、定期預金分(いわゆる国債分)を三井住友きらめき生命の「低解約返戻金型利変終身」に切り替えるかどうか悩んでいます。
教育資金の目標額は、子供が18歳になるまでの14年間で800万(一人400万)と考えています。既に運用で200万あり、内訳はネット定期:80万(40%)、先進国株式:40万(20%)、エマージング株式:40万(20%)、外債:40万(20%)といった割合です。ただ、教育資金目的としては少々リスクを取り過ぎている感があるので、暫くしたらリスク商品の購入を停止して、定期預金の割合を増やそうと考えているのですが、このままネット定期を続けるのか、いっそのこと保険商品も考えたらどうかと悩んでいます。
以前から「貯蓄と保険は別」との考えだったので、学資保険や終身保険は利用しませんでしたが、しっかり試算して判断したわけではありません。今の保険を見直して、死亡時の遺族生活/教育保障にしている逓減定期保険の一部を低解約返戻金型終身に変えるという案はいかがでしょうか?
その場合、目標額が800万なので、仮にリスク商品が年利2%の14年複利で今の120万から160万円に増えたとすれば、640万足りません。これを終身保険で準備する場合、13年払い込みで14年満期にすると、たぶん月4万くらいの保険料になると思います(合っているでしょうか・・・)。この支払いは、問題なく継続できると思いますし、予期せぬ出費分は別にストックがあるので、何があっても保険を解約することは考えていませんから、その辺の問題はクリアしています。
色々書いてしまいましたが、貯蓄するにはネット定期(年利0.3%)と低解約返戻金型利変終身(保証利率1.75%)とどっちが有利なのでしょうか? また、払い込み期間を短縮できれば定期よりもかなり有利になるのでしょうか?
恐れ入りますが、アドバイスお願い致します。
NAKOさん ( 長野県 / 男性 / 36歳 )
回答:2件
商品選択のポイントです
NAKO様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご相談の件、確かに、積立利率変動型の終身保険にしておけば、金利上昇時にもある程度まで金利の上昇に追い付いていけるので、将来的な金利上昇を予想するのであれば、賢明な選択といえます。
ただし、保険商品は、当然ながら保険のコストが掛かりますので、仮に、急激な金利上昇があった時は、預金金利の上昇幅には、おそらくついていけません。
その点をどう思われるかですね。
終身保険の保障機能を生かすのか、
定期預金の流動性の高さを生かすのか、
という視点もありますので、単純比較はできないと思います。
特に、低解約返戻金型の場合は、流動性が低下する点に注意です。
なので、あくまで、教育資金を目的とした積み立てに利用した方がよいでしょうね。
その前提であれば、強制貯蓄機能として使い勝手はあります。
色々書いていただきましたが、金融・保険商品は、無条件においしいというものはありませんので、独立系FPなどの専門家に家計状況やお考えなどを伝えた上で、一緒に議論していくのがよろしいのではないでしょうか。
実際、よく調べている方ほど、独立系FPの有料相談を利用される傾向があります。
以上、ご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
大坪 弘子
ファイナンシャルプランナー
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教育資金を整理してみましょう
NAKOさん、はじめまして。
ファイナンシャル・プランナーの大坪です。
リスク許容度など、よくお考えになっておられると思います。
教育資金について整理してみます。
一番大事な点は、親が生きていても、そうでなくても、
子どもが18歳時点で教育資金が確保できていることです。
ネット定期で教育資金を積み立てていく場合は、
親が死亡後の積立は厳しくなることが想定されますから、
その手当として、現在契約中の逓減定期はそのまま確保して
おかれたほうがいいでしょう。
低解約返戻金型終身保険で学資を用意される場合は、
親が死亡時の学資は死亡保険金で確保されますので、
逓減定期保険の減額が可能です。
それをふまえた上で、もう一度試算なさってはいかがでしょうか。
なお、最終的にどちらが有利かは、今後の金利変動によるところも
ありますので、現時点でどちらが絶対的に有利かの判断は難しいかもしれません。
また、学資保険も検討の余地があると思います。
戻り率がよい学資保険もありますのでネットで試算なさってみると
よいと思います。
学資保険で教育資金を確保できれば、逓減定期保険の教育資金部分は減額できます。
「貯蓄と保険は別」という考え方は、よいと思いますが、学資に関しては、
貯蓄と保険の機能を備えている学資保険は利用価値があるのではないでしょうか。
また、逓減定期や終身の場合、保険金をきちんと生活部分と学資部分に取り分けておく
必要がありますが、学資保険の場合、その心配がないことも使い勝手がいいのでは
ないかと思います。
ファイナンシャル・プランナー
大坪 弘子
(現在のポイント:-pt)
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