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対象:教育資金・教育ローン

松永 文夫

松永 文夫
ファイナンシャルプランナー

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教育費積立て

2012/01/25 01:57
(
5.0
)

まみむめマミーさん、こんにちは。
FPコンサルティングオフィスの松永です。

資産運用を行う場合は、まずお金を3つに分けて、それぞれに合った運用を行うことが大切です。
その3つとは、急な出費に備える予備資金、10年以内に使用予定が決まっている資金、そしてそれ以外の余裕資金です。

お子さまの教育資金は、使用時期は10年以上先ではありますが、必要な金額がほぼ決まっている資金ですから、日本円で確定利回りの商品が適しています。

具体的には、保険でも良いでしょうし、或いは個人向け国債、社債(格付には注意)、定期預金等が挙げられます。
教育資金の積立に変額保険はおススメできません。


次に、余裕資金の運用についてご説明します。
これは長期の運用であり、基本的には老後資金対策としての運用です。
「まみむめマミー」さんのご家庭は高収入で貯蓄額も大ですが、ご主人は自営業ですから早めに動いておかれたほうが良いでしょう。

余裕資金の運用で注意すべきリスクは2つあります。
それは市場リスクとインフレリスクです。

市場リスクとは株価が下落するとか円高になるとかマーケットが変動するリスクであり、インフレリスクとは通貨の購買力が落ちるリスクのことを言います。

マーケットが変動するリスクを取りたくなければ元本が確定している金融商品だけで運用していれば良いのですが、それですとインフレリスクに対応できないことになります。
なかなか難しい関係があるのです。

ではどうすれば良いのかというと、「分散投資」が基本的な考え方です。
分散とは銘柄・資産・時間を分散することです。
具体的には国内外の株式や債券、或いは不動産、コモディティ等の各資産に購入時期を分けて投資していくことです。


教育資金は一括払いで確定利回りのもので運用し、この余裕資金は積立て等の形で(時間分散して)各資産に投資されていっては如何でしょうか。

但し、無理をする必要はありません。
上記商品は価格が変動する商品ですから、精神的に無理のない範囲でスタートすることが肝要です

最後に、ご主人は「小規模企業共済」には加入されているのでしょうか。
これは掛け金を全額損金計上できますから利用価値大です。

以上、参考にしていただけましたら幸いです。


FPコンサルティングオフィス  代表  松永 文夫
http://www.fp-consul.jp/

不動産
資産運用
投資
保険
教育資金

評価・お礼

まみむめマミー さん

2012/01/25 09:43

大変解りやすく、ご回答ありがとうございました。

先生のおっしゃる資金を三つに分けるとの事、また分散投資の件も、大変勉強になりました。

また小規模共済というのは、初めてでした。
早速ホームページを見てみたのですが、将来退職等した時に受け取れる等が書いてあったものの、具体的な年率何パーセント等の記述がありませんでした。
運用という文字がありましたので、一種の国にお金を預け運用して頂いて、結果は運用次第(投資信託の様な?)と理解して宜しい商品なのでしょうか。

重ねましての質問で申し訳ございません。

松永 文夫

松永 文夫

2012/01/25 19:12

ご評価いただき、ありがとうございます。

「小規模企業共済」は独立行政法人中小企業基盤整備機構が法律に基づいて運営しています。
運用利率(予定利率)は現在、年率1%です。そしてこの予定利率は金利水準等の運用環境によって変更されます。10年以上前は6.6%だったのですが、日本の金利水準の低下に伴い引き下げられてきました。

中小企業基盤整備機構は一部、株式や外貨建ての資産で運用していますが、その運用結果次第ということではなく、この予定利率分が得られます。

利回りも重要ですが、この制度は節税効果という点で利用価値があります。
最大7万円×12ヶ月分=84万円が所得控除(小規模企業共済等掛金控除)出来るからです。

ご主人のような高収入を得ている(税率の高い)方は特に効果大です。
ご検討してみてください。

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この回答の相談

教育費積立

マネー 教育資金・教育ローン 2012/01/24 01:05

お世話になります。

以下の点について、御高察頂けましたら幸いです。

尚、可能でしたら先生方の、同じ状況下でご自分でしたらどうなさるか、も加えてお教え願えると嬉しいです。

主人(34歳)自営にて年収1000… [続きを読む]

まみむめマミーさん (東京都/26歳/女性)

このQ&Aの回答

元本確保だけでなく、購買力の確保も考えて 森本 直人(ファイナンシャルプランナー) 2012/01/24 17:23
教育資金だけでなく、その他の資金も合わせて考えましょう (ファイナンシャルプランナー) 2012/01/24 12:03
教育費積立へのご回答 下村 啓介(ファイナンシャルプランナー) 2012/01/25 09:24

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