対象:住宅・不動産トラブル
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息子が結婚を機に一戸建て住宅を購入することになり、先日間取りの話を聞いておりましたら玄関前の道路(業者によると私道では無く公道)に電柱がたつと話を聞きその翌日現場に見に行ったところ、敷地の端(隣との境界)より1.5メートルから2メートル近く敷地よりに電柱が立っており業者に敷地の端に移すようにいっても渋っております。息子に聞きますと売買契約の前に軽く言われただけでどんなのが立つのかもわからなかったみたいで実物の電柱を見て困惑しております。図面ではちょうど電柱の前に玄関になるため道路にまっすぐでれず斜めに敷地に入る形になります。その上にはベランダも作る予定で電柱からベランダの柵までの距離は2メートルあるそうですが治安、景観ともに不安でなりません、質問なのですが電柱を移す事は本当に不可能でしょうか?また売買契約書にも電柱が立つことも記載されておらず告知義務違反といううことで違約金を払わず契約を破棄することは可能でしょうか?回答よろしくお願いします。尚、請負契約はまだ交わしておりません。
たかのパパさん ( 大阪府 / 男性 / 48歳 )
回答:4件

朝間 史明
宅地建物取引主任者
7
電柱について
質問を拝見いたしました。
玄関前、ベランダから直ぐ近くということで、治安・景観等を心配されるのは当然だと思います。
まず、電柱が新設されるということは不動産売買の重要事項説明に該当するため、いくら口頭にて伝えてあったからといっても説明義務違反に該当します。
また、契約内容から判断すると、建築条件付土地売買契約のように察します。その場合、3ケ月以内の建築請負契約を締結しないと白紙解除になります。その点も念のためご確認ください。
あと、電柱所有者(電力会社、電話会社又は自治会所有かと思います)にも、移設について相談されてみてはと思います。場合によっては、無料にて移設してくれる場合もあります。
業者とも良く相談してみてください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
Customer Focused 朝間史明
評価・お礼

たかのパパさん
2011/08/28 13:54休日にもかかわらず早速の回答ありがとうございました。大変参考になりました。

樅木 貞夫
建築家
3
移設できない事情
先の回答者さんの言葉で尽くされているとおもいます。
移設を妨げる要因として、
1:最端部やコーナーの電柱などで技術的にうまく設計できない。
2:移設により電柱が寄って行く側の地主さんが拒否する。支線(電柱を斜めにひっぱるワイヤー)が隣地にはみ出してゆく。
等のケースバイケースの事情があります。問題があるなら、関西電力等に相談をかけてゆく過程で明らかになってゆきます。ただし今回は、まず分譲業者を相手として交渉をかけるのがいいとおもいます。
評価・お礼

たかのパパさん
2011/08/28 13:55休日にもかかわらず早速の回答ありがとうございました。大変参考になりました。

海田 修平
建築家
5
電柱を移設することは可能です。
電柱を移設することは可能です。
電柱には必ず番号が書いてあるはずです。
電力会社もしくは電話会社の電柱だと思いますので、
どちらかに電話をして移設の相談をすればよろしいかと思います。
玄関の前で出入りの邪魔になったり、
ベランダに近くて防犯上よろしくないという理由であれば、
おそらく無償で移設してくれると思います。
公道から公道への移設には費用がかかると万が一言われた場合、
敷地内に移設しても構わなければ、
まず間違いなく無償で移設できると思います。
通常、こういう問題は業者さんが交渉してくれると思います。
電力会社か電話会社に電話をして、現地に立ち会って位置を決めるだけなので、
こんな簡単な問題にも対応が鈍い業者は、
他の問題にも対応が悪い可能性があるので、そこが心配です。
電柱の移設はそんなに大変な問題ではありませんよ。
補足
確かに、末端の電柱の場合支線の問題がありますね。私は以前、支線がどうしても邪魔だったので、電柱のサイズを上げてもらって支線をなしにしてもらいました。電柱を太くして、根入れを深くすれば支線はなくてもなんとかなります。ただ、ちょっと傾く可能性があると言われました。
評価・お礼

たかのパパさん
2011/08/28 13:56休日にもかかわらず早速の回答ありがとうございました。大変参考になりました。

伴場 吉之
建築家
4
お互い様を前提に地主が移動を主張する。
こう言う話を聞くと早く電線地中化が進む事を望みます。
とは言え、もう、立ってしまったその電柱の移動の仕方について書きます。
先ず、その電柱の所有者を確認します。
電柱には番号が書いてあるので推測できます。
一般的に大きいのが電力会社、小さいのがNTT柱、兼用もあります。
技術的な手段や立ち会いは業者(不動産会社、建設業者、設計者)に委託しても、構いませんが、建物の動線や景観上、困っている旨を電柱の所有者に地主が主張するのが効きます。
一般的に敷地内に移動は無料で僅かながら、借地料がでます。
そうでない場合、希望者の費用が原則だと思います。
ただ、個人の地主の場合、敷地外でも、工事時期を都合つけて、無料で移動した経験はあります。
一般的には隣地との境界上の道路に移動を主張するのは多くあります。
ただ、電柱を移動するにも、電柱の支持力で、電柱間で一定の距離の確保が必要です。
長かったり、高かったりで、支持力で斜めに支える「支線」が生じる場合もあります。
道路がカーブしてると、民地に越境しないように、アームをつけて持ち出したりします。それも、長さに限界があり、移動距離が制約されます。
一定距離で、でっかいトランスも電柱に乗ってたりします。
そもそも、その地域の電気や電話などをみんなで、その電柱で使ってます。
ゴミ置き場や、道や側溝と同じで、必要なもので、みんなで恩恵を預かってます。
単純に移動しろと主張するのでなく、隣地にも理解を求め、技術的にも理解をしめし、自分なりに譲れる範囲を決め、「お互い様」の精神で、なんらかなの負担を生じる覚悟は必要です。
比較的間口が狭いとどっちかの道路上で隣地側を主張し、移動出来る可能性は高いです。その場合、隣地に移動する旨を電柱の持ち主でなく、移動希望者が隣地に説明し、理解してもらって下さい。と言われます。無理な移動でなければ、説明し理解が得られます。ただ、同意しない隣地所有者もいます。電柱所有者は困惑します。丁寧な説明に時間もかかります。ただ、隣地者の理解が得られなくとも、常識的におかしくなければ、移動した経験もあります。また、隣の住人なので、譲れる範囲で譲ってあげる事も重要です。
補足
電柱移動で困った経験として、所有者が解らない電線が電柱に通っていた時です。電波障害などで、勝手に電柱を借りて配線した場合、配線先を全て調べ移動を理解してもらうのには苦労しました。
業者は手間ですし嫌だと思います。もしかしたら、電柱主から、移動の許可を出したかもしれません。だからこそ、地主がどんなに困っていて移動したい旨を主張するのは有効です。電気や通話料をいただいている電柱主は無視できません。
景観上は別として、ご心配はわかりますが、道路の目立つい所で、電柱から手摺まで、2Mあれば手間で、専門家とすると治安上は、あまり心配する必要はないと思います。
電柱の移動は事前に伝えられてます。故意に不利な情報を隠せば、宅建業法上違反です。その時期々で、知り得た情報を素直に伝達した場合、手付を返りしてもらって解約が成立するか?難しいのではないかと思います。
技術上最大限電柱を移動し、後はプランで工夫するしかありません。設計者と、よく相談して下さい。
評価・お礼

たかのパパさん
2011/08/28 13:57休日にもかかわらず早速の回答ありがとうございました。大変参考になりました。
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