対象:損害保険・その他の保険
将来への不安もあり、保険に加入しようと考えています。
識者の皆さまのご意見やアドバイスをいただきたく、書き込みさせていただいております。
■現在の状況
30才独身女。中小企業勤めのエンジニア。
職業柄、中小企業勤めの女といっても年収・貯蓄はそこそこあります。
大病・手術経験も持病も無いです。
実家で家族と同居。今後も結婚をする気はありません。
保険商品には加入していません。
■当方の考え
怪我でも病気でも貯蓄で賄える為、医療関係の保険への加入は考えていません。
(※高額療養費控除の制度を使えば入院費なども20万もあれば大丈夫だと考えています)
ただ、一生独身と考えている為、難病や重度障害などの長期的に働けない状況を考慮し、
長期所得補償保険を考えています。ライフネット生命保険と、日立キャピタル損保の
どちらかへの加入を検討しています。
■疑問点
1)当方の状況で、長期所得補償への加入は妥当なのでしょうか?
一人で生きていくためには、医療やその他の保障も用意すべきでしょうか?
2)病気や怪我をした際、実際に必要な額はどれ程になるのでしょうか?
(上記の20万で賄える…という考え方は間違って無いでしょうか?)
3)今後FPさんへ直に相談する場合、どのようなポイントでFP事務所の選定を行うべきですか?
手厳しいアドバイスでも大丈夫ですので、是非とも多くの識者の方々のご意見を伺いたいと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します。
ソイカプチーノさん ( 大阪府 / 女性 / 30歳 )
回答:2件
保険の考え方について
おはようございます。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。
保険の考え方は間違っていません。
保険は万が一のときにお金に困るから加入するのです。お金に困らなければ加入する必要はありません。
よって独身の場合の保険の目的は「入院時などの費用」「親などに迷惑をかけないための葬儀費用の準備」が主な目的になってきます。
「入院時の費用」ですが、現金で用意するのであれば100万円ぐらいは置いておいたほうが良いです(病気によってはもっとかかってきますが)。
所得補償保険の加入については加入されてもいいのですが、保険期間が一生涯ではないので老後の入院時などの費用はどうすべきか検討してください。
入院時のかかる費用で大きいものは差額ベット代です。
病院により違ってはきますが、だいたい6人部屋で3000円から6000円、二人部屋で
15000円~、一人部屋で25000円~かかってきます。
そのほか食事が1日730円、健康保険の3割負担分などがかかってきます。
ちなみに私の友達が30歳の時にガンで亡くなりました。その時は6ヶ月の入院で無菌室にも入り、透析もしたので360万円かかったと聞きました。病気により金額はまちまちですが、上記で書いたように最低100万円はとりあえず用意しておいたほうが良いのではないでしょうか。
入院時の詳細については、私のブログをご参照ください。
医療保険の選び方
http://profile.allabout.co.jp/pf/fpsolution/c/c-29760/
「葬儀費用の準備」については、保障が一生涯の死亡保険が適しています。
保険種類としては、円建(外貨運用)の終身保険、変額保険(終身型)などです。
FPについては、得意分野があります。保険の相談であれば保険が得意なFPを選ぶことをお薦めいたします。NPO日本FP協会でもご紹介しています。おそらく複数の保険を扱っていて保険の代理店をしているFP(上級資格CFP保持者)が一番いいと思います。あとはその人の人間性になってきます。
評価・お礼

ソイカプチーノさん
2011/09/19 21:36こんばんは。
お返事が遅くなり申し訳ありません。
いただいた回答自体はリアルタイムで読ませていただきまして、
自分の知識の無さを感じ、保険関係の本を何冊か読み込みました。
いただいた回答と合わせて、今後どうするかを考えて行きたいと思います。
また、差額ベッド代やご友人の体験等による具体的な金額を教えて下さり
ありがとうございました。今後の考えの参考にさせていただきます。
この度はありがとうございました。
回答専門家

- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します
「豊かに楽しく暮らす」をテーマに、夢、ライフプランを考えながら、お金のみならず人生全般の応援をしていきたいと考えています。一生に一度の人生です。常に楽しく暮らして行きたいものですね。そんなことを考えながら皆様とお付き合いしていきます。
辻畑 憲男が提供する商品・サービス

渡辺 美晴
保険アドバイザー
-
保険=保険商品だけとはかぎらないんです
こんにちは
保険アドバイザーの渡辺です。
不安=民間会社などの保険商品に加入というのは早計です。
保険の意義はいくつかあります。
1)何か事が起きた場合でも、経済的な事から将来に向けた
ライフプランや当座の生活に支障が出ないようにする
2)他人へ与える経済的影響をできるだけ小さくする
3)不安感を払拭し、より積極的な行動を後押しする
以上が保険の意義ですが、それを実現する「保険」って何も民間商品に加入することだけではありません。
ご質問にも書かれている通り、ご家族との同居や勤務先の会社と折半で加入している社会保険なども大切な「保険」です。もっと広く捕らえると、専門性の高いスキルを身につけるといったことも「保険」になります。(ものすごく広い意味の「保険」・・・ですが)
では、ご質問者の場合どうかということになりますが、ほぼおっしゃるとおりでかまいません。
必要なのは、重大疾病やケガなどで介護状態担ってしまった場合の経済的な担保。それから、
老後の生活資金の確保。最後に、医療の選択肢の幅を広げる先進医療などの準備。です。
1)について
所得補償については、給付条件をしっかり確認しておくこと。ご自身が不安な事例が実際に給付対象
かどうかは最低限確認してください。「所得補償」という言葉を勝手に都合よく解釈しないことが肝心です。
医療保険には、最近先進医療がついたりしています。この部分はあったほうがいいのですが、
だいたい医療保険のおまけになってるので、少し検討してみるというのも良いです。
*先進医療は社会復帰を早めたり、後遺症が少ない、体への負担が小さいといったメリットのある
技術が多く高齢者やがん患者さんへの治療で注目されています。
厚生労働省のWEBサイトを参照してみてください。
2)について
長期の治療の場合、高額療養費の制度を活用しても毎月数万円は自費になります。
また、入院にしても通院にしても治療費以外の費用が発生します。
(女性の場合、病気によっては個室をご自身から求めるケースもあります。)
どの程度の病気・ケガを想定するかで費用も変わってきます。
補足
続き・・・
3)アドバイスの求め方
FPさんに相談するなら相手が自分の考えを押し付けてくるFPさんはダメです。
引き出しの浅い証拠です。ちゃんと話しを聞いていろんな選択肢や判断材料を提供してくれる
FPさんに相談するようにしてください。(相談件数が多いというのも目安になるかもしれません)
*「一度きりの自分の人生」のライフプランです。
FPさんの知恵を活かしながら主体的に考えてください。
個人的には、確率論で恐縮ですが、がん専門の保険や三大疾病の保険、介護状態の保険などのうち
一時金でもらえる保険ももしかしたら検討に加えてみたらどうかと思いました。また、生涯独身
というなら、老後の資産形成をしっかり確保すること、健康診断、人間ドックなどへの費用を惜
しまないことです。(大病や難病も検査で見つかれば、生活への支障も少なく治療が可能です)
お伝えしたいことのほんの一部で恐縮ですが、何か参考になればうれしいです。
読み返したら、1)~3)が2回でてきてしまいました。最初の方は保険の意義。後半は質問への回答です。わかりにくくなってすみません。
上記内容等で不明点などあればお気軽にご相談ください。
もちろん無料ですし、匿名でかまいません。
http://www.ehoken-web.com
http://www.work-sol.com
評価・お礼

ソイカプチーノさん
2011/09/19 21:42こんばんは。
お返事が遅くなり申し訳ありません。
いただいた回答自体はリアルタイムで読ませていただきまして、
自分の知識の無さを感じ、保険関係の本を何冊か読み込みました。
特に所得補償に関してご指摘通り少し拡大解釈をしている部分があり、
また、保険会社を選定する上でも格付け会社の情報を確認する必要がある等、
自分が見落としていた多くの部分に気付く事となりました。
いただいた回答と合わせて今後の方向性を考えていきたいと思います。
この度はありがとうございました。

渡辺 美晴
2011/09/20 09:57評価ありがとうござます!
わかり難い文章なのに評価頂けて、本当に嬉しく思います。
また、ご質問くださいませ。。
(現在のポイント:-pt)
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