対象:リフォーム・増改築
昭和48年完成、約600平米外壁モルタル前面1部(2.3階タイル貼り)現在1階車庫3.4階住居4階建ての住宅です。(以前は1.2階は店舗)
3/11の震災にて外壁全体にクラックと浮き1部欠損 雨漏り。
現在、1級建築士の方に改修の相談中です。外壁は金属サイディング、耐震前の構造なので明らかに満たしていませんが、コストを抑え構造設計士には頼まずブレスは使用せず柱に補強を検討しています。
構造計算せずに補強して大丈夫なのか心配です。
補強方法と費用はどのくらい掛かるでしょうか?
また、外壁の金属サイディングの改修費用はいくらぐらいでしょうか?
外壁の見積もりは出ていますが、一式的な見積もりなので不安です。
アドバイス宜しくお願い致します。
補足
2011/05/22 21:06その後、補強方法として10本の柱中1階4本、2階2本、3階2本と対角線に柱を補強し1本100万計800万と提案されましが、新築やリフォームの計画をしていたのではありませんので、とても無理です。未だ外壁に掛かる費用だけでも高額な為悩んではいますが、モルタル外壁はこのままにしておけませんし元に戻す意味で、外壁を剥がした時の雨漏り等で劣化した鉄骨、外階段の補修費用も300万程掛かるそうなので、不安ですが耐震補強は諦めるしか無いのかと思いました。また、既に足場養生ネットを組んでいますので地元の業者さんからは、相談や見積もりはして頂けないようです。
jonsuさん ( 茨城県 / 女性 / 54歳 )
回答:3件
旧耐震の物件ですね
昭和56年に大きな建築基準法の改正がされて、56年以前の建物は旧耐震基準
の建物とよく言われます。
耐震診断をすると必ずNGになります。(現在の基準で診断するので)
ですので耐震診断をした上で、必要な構造の補正を行うことが基本です。
鉄骨造やRC造は構造設計の専門家に頼まなければきちんとした計算はできません。
もし表面上綺麗にして雨漏りだけ止めたいというならばそれでもいいのですが、
耐震性能を高めて安心して暮らしたいというのであれば、構造設計事務所に
頼んで構造補強計画を作ってもらわなければ無理です。
ただ、構造補強工事にはそれなりの費用がかかります。どのようなやり方が
よいかは構造設計事務所とよく相談されたほうが良いと思います。
評価・お礼
jonsuさん
2011/05/23 21:46アドバイスありがとうございます。築40年近くなりますので補強後何年ぐらい維持できるのでしょうか。外壁に1200万・構造計算・補強と高額な費用になるようですね・・・最低限の費用で今後安心して暮らせるにはどうすればいいのか不安です。
回答専門家
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- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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竹中健次
建築家
-
問題有り
相談した方に問題があります。
論外です。
構造の専門家を入れないことは考えられません。
震災における,危惧していたことです。
金銭的なことは十分に理解できますが,国による補助金制度ができる可能性があります。
能登沖震災時におきた問題点です。
震災の写真を必ず撮影しておいてください。
できれば,平面図と立面図に震災時の撮影箇所など明記してください。
撮影には黒板等に被害状況明記してください。
スケールの分かる,メジャーを入れることは基本です。
能登沖震災時に,補助金制度のできる前に修繕した方には補助金がおりませんでした。
市役所の建築指導課に相談するのが一番です。
行政機関は国民を守るものだと私は信じています。
評価・お礼
jonsuさん
2011/05/23 21:09早々にアドバイスありがとうございます。震災の時、私は娘と3階で激しい揺れと音の恐怖でこのまま家が崩れ落ちるのではないかと思いました。。市役所にも問い合わせしましたが、市の予算も無く耐震補強の補助金制度は木造建築のみとの返答でした。外壁や構造、室内等大規模改修になりますが、罹災証明は2次調査の判定も一部損でした。調査に来て下さった建築士の方に補強の質問しても立ち会ったこちらの建築士に相談して下さいと冷たいものでした。行政機関は私達国民を守ってもらえるとは思えません。外壁とユニットバスの見積もりで1200万の費用と補強の費用と今後安心安全に暮らせるのか不安です。
竹中健次
2011/05/24 04:55大変難しい事情は分かりますが,構造補強を行うことが基本だと思います。
現時点で補助金が無くても,工事前と工事後の写真は残しておくことが賢明です。
私の自邸は昭和42年の鉄筋コンクリート造3階建てです。1階が店舗で2・3階が住居でした。
両親と同居する時に,両親が建て替えや引っ越しはいやだと言うことで,両親のメモリアルを大事にして大規模リフォームにて住んでいます。構造補強は行いませんでした。鉄筋コンクリートの場合には,安全率が高く見てある点と剛性が強いと考えたからです。能登沖地震では,揺れましたが,建物に欠陥はでていません。
現実にそくした部分も,当然必要です。鉄骨造は揺れますので不安は倍増する心理的な物も大きいと思います。構造は専門ではありませんが鉄骨接合部のせん断の発生のチェックや,外壁修繕時に耐震ブレースぐらいは入れた方がいいと考えます。床も合成床に成っていないと思いますので,水平ブレースの設置も必要かと思います。家全体の揺れはかなり収まります。精神的なケアも必要だと思います。
最低限度,構造設計士に見てもらって最低のチェックをした方がいいと思います。
恩田 耕爾
建築家
1
耐震診断
鉄骨の場合はブレースが無いとかなり
外壁等にヒビとかクラックが入ります。
柱梁だけで補強しても難しいと思います。
まず昭和48年の建築ですので現在の耐震基準を
満たしてないと思われます。
まず、構造設計士に耐震診断をしてもらいます。
そして、それが正しいかどうか、第3者機関(建築事務所協会等)
に評価してもらいます。
昔の構造計算書とか無いと
50~100万位の範囲で費用がかかると思います。
又、第3者の評価機関が鉄骨とコンクリート基礎の
取り合い関係の調査、コンクリートの強度とか
要求してきますので
建物の状況により費用も変わります。
鉄骨造は層間変位もあるのでモルタルとか
モルタル下地にタイル張り等はタイルが
剥離等しやすいです。
1階が車庫の場合はブレースがとりにくいので
ゆれも多いです。現在、白金の住宅も一階が車庫、
2,3階が住居で外壁が
ラス下地のモルタルペンキ仕上げです。
構造計算が無いので構造設計士が計算書を作っています。
評価・お礼
jonsuさん
2011/05/23 21:35アドバイスありがとうございます。図面上杭は打ってあるようですが築年数も40年近くなっていますので補強で後何年位維持出来るのでしょうか。余震でクラックも増えモルタルが落ちた時の2次災害の無いように足場と養生ネットで補っていますが(150万)建物全体に金属サイディングの外壁改修とユニットバス(1200万)と更に構造計算の費用と第3者機関となると補強の費用も高額になるようですね・・・最低限で安心安全に今後暮らせるにはどうしたら良いのか不安です。
恩田 耕爾
2011/05/24 15:02杭と基礎がボルト、鉄筋等でキンケツしているかどうかが問題です。
キンケツしてませんと鉛直加重は支えられますが,地震時に
分離してしまうことも、今回の地震で見えました(雑誌の写真から)。
耐震診断はそこら辺も基礎を調査しますが。
工事の前に診断結果から次の方向付けを検討されると良いと思います。
外壁に沢山の費用をあてても意味あることならよいですが・・・
みたくれを重視するか、安全安心を優先するか・・
労働で稼いだ大切なお金をどのような目的に一番投資するかです。
もう一つ、1200万円ものお金が動くのでしたら
もう1社くらい、比較の意味で見積を取られてはとも思います。
(現在のポイント:1pt)
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