対象:お金と資産の運用
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こんにちは。初めて質問させて頂きます。
投資は以前、独学で株式投資を少し行ったことがある程度で、ほぼ初心者です。
先日、特定の金融機関から独立した立場で、顧客に投資に関するアドバイスを行うIFAという資格があることを初めて知りました。
金融機関が主催する投資セミナー等には、私はまだ参加したことがありません(知識のないまま参加して、その機関が薦める商品を買うことに抵抗があったため。)。
そこでお伺いしたいのですが、1)FPやIFAといった専門家を介して投資を行う、2)自分自身で直接金融機関に出向いて、相談の上、投資を買う、ということについて、それぞれのメリット・デメリットを教えて頂けないでしょうか。
アドバイス頂けると幸いです。よろしくお願いします。
crispy nutsさん ( 千葉県 / 女性 / 31歳 )
回答:4件
どこで誰と相談するかについて
crispy nuts様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の件、IFAというのは、Independent Financial Advisorの略で、仰る通り、特定の金融機関から独立した立場の投資アドバイザーのことを言います。
ただ、最近は、証券会社の主導で、いつの間にか、IFA=金融商品仲介業者ということにされており、この定義付けが、日本では、ほぼ既成事実化しています。
一時期は、独立系ファイナンシャルプランナー(FP)と同じ意味で使おうという動きもあったのですが。
結局、独立系FPは、自営業の人たちなので、宣伝力で資金力のある金融機関にかなわないのだと思います。
でも本当に親身になって、相談者の側に立って、アドバイスが出来るのは、独立系FP(IFA)です。
仮に金融機関から固定給を貰って雇われていれば、その金融機関に最大限に手数料を誘導しなければ、背任行為となってしまいます。
一方、独立系FPは、原則として相談者の皆さんから相談料を貰いますので、あらゆる選択肢の中から、その方にとって最適な候補をアドバイスすることができます。
実際、私自身も、もし自分が同じ立場だったらどうするか、という視点を常に持って、アドバイスをするよう心掛けています。
ただ、独立系FPは、現状では、相談料のみでは、職業として成り立たないことが多く、金融商品の仲介による手数料収入を組み合わせていることが多いです。
もちろん、きちんとしたFPであれば、事前にどの程度の手数料を受取るかについての説明はなされるはずです。
このあたりは、誤解や偏見の多いところですが、現実的に証券実務に携わっていない人が、投資アドバイスをできるのか、という問題もあり、現状はそうなっています。
したがって、お書きいただいた1)か2)かは、個人に相談するか、組織に相談するか、という違いになると思います。
もし、IFAに相談してみようと思われる場合は、ネット検索の際に、独立系、ファイナンシャルプランナー、FP事務所、などのキーワードも使ってみてください。
ネット上にその人が書いた文章を読めば、大体どんな人か分かると思います。
以上ですが、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼
crispy nutsさん
2010/10/15 23:05森本様
早速アドバイスを頂き、ありがとうございました。お返事が遅くなりました点、申し訳ありません。
個人に相談するか、組織に相談するかの違いというご指摘には、納得できました。FAの方に相談の上で投資を行う場合には、やはり、信頼のおける方を探せるかどうかが大切なポイントになるのでしょうね。
アドバイスを頂き、ありがとうございました。
回答専門家
- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー
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投資に関する質問について
crispy nutsさんへ
はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。
『それぞれのメリット・デメリットを教えていただけないでしょうか。』につきまして、IFAも金融機関の窓口で金融商品の相談をする場合でも、最終的に金融商品の販売を目的としている場合は大きな差はありません。
私自身、IFAとして過去にある証券会社に登録をして金融商品についてアドバイスを行ったことがありますが、金融商品を販売することで手数料が入ってくることが分かっていると、残念ながらアドバイスが中立公正という訳には行かない場合もありました。
よって、最も大切なことはcrispy nutsさんが金融商品に関して何を求めるのかで、相談する相手は異なってくると考えます。
金融商品に関して相談をしたうえで、さらに相談した担当者やIFAをとおして金融商品も購入するのでしたら、IFAや金融機関の窓口で相談をしていただければよろしいと考えます。
この場合、手数料収入がありますので、相談料はかかりません。
これに対して、あくまでも中立公正な立場からアドバイスを希望されるのでしたら、相談料がかかってしまっても独立系のFPに相談するようにしてください。
この場合、提案された金融商品を購入することも、ご自身で行っていただく必要があります。
尚、手数料を目的とした場合、そのときどきに流行っている投資信託などの金融商品を勧めてくる傾向があります。
そのような投資信託の場合、運用を続けるに従って基準価格は下がっていってしまう傾向がありますので、注意する必要があります。
大切なお金なのですから、自分の投資目的にあった金融商品を選択できるようなアドバイスを受けられるようにしていってください。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
評価・お礼
crispy nutsさん
2010/10/15 23:09渡辺様
早速アドバイスを頂き、ありがとうございました。お返事が遅くなりました点、申し訳ありません。
確かに、私自身の求めるものの方向性が定まっていない状態で相談を受けても、あまり意味がありませんよね。投資に近道はなく、地道に情報を集めて、今後の方向性を見極めてから、次のステップにすすみたいと思います。
ありがとうございました。
渡辺 行雄
2010/10/16 08:41crispy nutsさんへ
お返事いただきありがとうございます。
また、多少なりともお役に立てて、何よりでした。
これからもお金に関することで、分からないことがありましたらご相談ください。
リアルビジョン 渡辺行雄
山田 聡
ファイナンシャルプランナー
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投資に関する質問につきまして
企業に属する社員の方でも、資格としてFPを保有していれば、名刺にFPと記載したり、FPと名乗ったりする方がいます。
これらの方を企業系FPと呼びます。
一方企業に属していないFPを一般的には独立系FPと呼びます。
IFAとは、金融機関での役職名とでも考えてよいと思います。
例えば、FPが金融機関と契約している場合や、歩合制で金融機関と契約している営業員等は、
金融機関における役職名をIFA(独立したファイナンシャルアドバイザー)と呼ばれることがあります。
ここでは、独立系FPを前提として記載します。
独立系FPのメリットは、企業に属していなことから中立・公正なアドバイスを受けられることと一般的には考えられています。
その傾向が無いとはいいませんが、販売手数料がFPの大きな収益源であるため、セールス色が強くなってしまう方もいるでしょう。
FPから、中立・公平なアドバイスを受けられるかは、残念ながらその人次第ということになります。
また、FPはカバーする範囲が広いことから、資産運用に関する知識の深さは、やはりその人次第です。
FPと名乗っていても、正しくない理論を話す人が多いのも事実です。
結論をいうと、本当に信頼できるFPを、コストがかかっても探すことが重要です。
金融機関に支払う手数料や、今後のリスク管理などを考えれば、費用対効果で十分メリットがあるでしょう。
金融機関でも、営業員には販売目標があったり、手数料収入が営業員の成績に影響したりするということを頭にいれて相談されてください。
営業員も金融商品販売に関する専門家ですから、一般の方以上の知識を持っているので、それなりに納得して買わされてしまう可能性があるので注意が必要です。
しかし、個別の商品に関する知識はFP以上ですので、事前に尋ねたい商品が決まっている場合は相談するメリットがたいへん大きいと思います。
以上、FPと金融機関の営業員の両者について書きましたが、どちらにおいても大事なことは、自分で理解し、納得した商品のみを買付けることです。
山田FP事務所 http://www.yamadafp.com/
山田 聡
評価・お礼
crispy nutsさん
2010/10/15 22:52山田様
早速のアドバイスを頂き、どうもありがとうございました。お返事が遅くなりました点、申し訳ありません。
FPの方と、金融機関の営業員の方のそれぞれにつきご説明頂き、参考になりました。まずは自分の中で興味のある金融商品が少しずつ決まってきましたので、それについて、金融機関に話を聞きに行こうかと思っています。ご指摘のとおり、自分の頭で理解することが一番大切ですよね。
アドバイス頂き、どうもありがとうございました。
山田 聡
2010/10/16 09:07ご評価ありがとうございます。
商品内容が複雑化していく中、ともすれば販売側が優位な状況となってしまいます。
商品に対する現在の人気や、推奨に惑わされず、自分自身で理解・納得できる商品のみ
買い付けるという、シンプルな姿勢が基本原則です。
吉野 裕一
ファイナンシャルプランナー
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専門家を利用するメリット
はじめまして、crispy nutsさん。
FP事務所 マネースミスの吉野裕一です。
http://home1.catvmics.ne.jp/~you_y/
確かに、金融機関が開催するセミナーは、要はある程度の投資に関する事を言いながら、商品を販売する事ですよね。
私もFP事務所を行っておりますが、その中で投資に関するアドバイスとして、相談者により良く相談者のためのものを購入していただきたいとIFAとして証券の仲介も行っております。
まず、ご自身で直接金融機関で購入するメリットは、いろんな商品からご自身が良いと思ったものを購入できる点ですね。中でも手数料がかからないものもありますので、コストが少なく済む事も考えられるでしょう。
デメリットとしては、ご自身で管理する事や多くの情報を集めなければならない事や、アドバイスを受けられず良くないものの購入も考えられます。
また、短期的に注目を浴びているものを勧められて長期運用とは逆行するものを購入してしまう点も考えられますね。
FPやIFAを介する場合には、まず投資アドバイスを受ける場合に、FPやIFAからアドバイスを受ける場合、特にFPの場合ですが、有料でのアドバイスになります。
しかし、個別の商品などについては有料でアドバイスが出来ないFPが多いので、資産運用に対する考え方や資産配分の考え方のアドバイスとなります。
IFAの場合は、FPと兼業の方などは有料で相談を受ける方もいるかもわかりませんが、無料で相談を受ける場合が多いでしょう。
しかしIFAもやはり、仲介をする事によって収入を得ていますので、取り扱い商品の提案になります。
ただ、FPを兼業している場合には、長いおつきあいが出来るように、相談者の為に商品を選ぶと思います。
また、コストがかかる事や私のように個人でやられている方も多いので、相談したFPやIFAによっての違いが大きい点もあります。
メリットは、相談者に合った提案や投資として長期で運用していけるアドバイスを受けれる事、またリバランスなどメンテナンスなどのアナウンスを行うところもあるでしょう。私のところでもそういった事は行っております。
私は、自身も行っているというのもありますが、FPやIFAを利用して頂いた方が、相談者のためのアドバイスや提案を受けれると思います。
評価・お礼
crispy nutsさん
2010/10/15 22:57吉野様
早速アドバイスを頂き、ありがとうございました。お返事が遅くなりました点、申し訳ありません。
FPの方に相談の上で資産運用を考えることのメリットについて、よく分かりました。自分自身でももう少し勉強し上で、後日、改めて専門家にコンサルティングをお願いすることも視野に入れようと思います。
アドバイスを頂き、ありがとうございました。
吉野 裕一
2010/10/18 06:34高い評価を頂き、ありがとうございます。
最近はインターネットなどで、情報は溢れていますが、個々の解決の近道は専門家などへ直接相談することだと思います。
インターネットなどで調べながらですと時間もかかりますし、自分の気になったところにしか目が行かず、見落としてしまう情報もあるかも分かりませんね。
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