対象:住宅賃貸
現在借りているマンションの同じ間取りの部屋が、現在私が契約している賃料より3000円安くで募集に出されています。
来年の4月で更新の時期を迎えること、現在の部屋は会社の法人契約で借りているが転職も考えていること、などから、引っ越しを検討しています。
そこで質問です
1.今の部屋を解約して、同じマンション内の部屋に引っ越すことは可能か
⇒現在の募集は敷金、礼金無料となっており、また新たに契約できた場合は更新料も払わなくてすむため、全体の賃料が下がると思われます。
2.現在の会社を退職後、同じ部屋に住み続けることは可能か。
⇒更新料を払った後、来年に転職した場合、また引っ越ししなければならないとなると、費用がかさむ。同じ部屋に住み続けることが出来た場合でも、敷金・礼金は必要となるのか。
3.同じ部屋に住み続ける場合でも、「他の部屋が3000円安くで募集に出されている」という事実から、賃料交渉は可能か。
法人契約のため、手元にちゃんとした契約書がなく、細かいことが把握できません。
また、大家さんとの間に、「管理会社(大家さんが経営)」「仲介不動産業者(自分で不動産を探しを依頼した不動産会社)」、「会社が契約している不動産業者」が間に入っており、どこに交渉するべきなのかもよくわかりません。
一度、会社の担当社に聞くのがよいのでしょうか。
宜しくお願い致します。
シナモンりんごさん ( 東京都 / 女性 / 28歳 )
回答:2件
別の部屋に移ることは可能ですが、、、
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
1.については、解約をして、新しく個人で契約することは可能です。
募集条件については、空部屋の募集図面に記載されている条件で
構いませんので、図面上、敷金・礼金無料であれば、
その条件が適用となります。
2.法人契約を個人契約にする場合、基本的には新規の賃貸借契約を
締結し直すことになります。
大家さんから見た場合、一般的には法人契約の方が安心感が高いため、
個人の方に貸すよりも有利な条件で法人が借りているケースがあります。
したがって、法人契約を個人契約とする際に、
敷金・礼金等の増額や、条件変更を要求される場合があります。
新規の条件については、大家さんとの交渉になります。
3.普通の賃貸借契約であれば、家賃の増減請求権があるので
契約中の賃貸借契約であっても賃料交渉は可能です。
ただし、その交渉が受け入れられるのか
どうかに関してはやってみなければわかりません。
今回、近いタイミングで転職が想定され、同じマンションの安い別部屋に
移動したいのであれば、ご自身で探した仲介不動産業者を経由して
話を持っていくのが良いと思います。
仲介業者にしてみると、別の部屋で新しく契約をしてもらえれば、
仲介手数料が入るので、喜んで別の部屋への交渉を行ってくれると
思います。
ただし、法人契約、会社からの家賃補助等については、
会社指定の不動産業者を通して行わないと
適用にならない等の社内規定がある場合が多いので、
その件については、一度会社の担当者に聞いてみてください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
評価・お礼

シナモンりんごさん
2010/10/05 00:09真山様
早速のご返答ありがとうございます。
非常に詳しくご説明頂き、大変参考になりました。
一つさらにお伺いしたいのですが、同じマンション内の別の部屋に引っ越す場合、新たな契約は直接大家さんと結ぶことはできないのでしょうか。仲介不動産業者を通すと仲介手数料が必要となるので、できれば大家さんと直接契約を交わしたいと思うのですが、現在の契約でも管理会社が記載されています。大家さんと直接交渉する場合でも、結局は管理会社に仲介手数料を支払うことになるのでしょうか。
不動産の知識がないため、不動産契約の流れがよくわかっていません。
どうぞ宜しくお願い致します。
回答専門家

- 真山 英二
- (神奈川県 / 不動産コンサルタント)
- 株式会社ハッピーハウス 代表取締役
正しい知識で安心して人生最大のワクワクを楽しんでもらいたい!
人生最大級の買物である不動産購入は、自分や家族が主人公でこだわりを実現していく「人生最高のエンターテイメント」と言えるのではないでしょうか。正しい知識と情報を身に付ける事で、安心してワクワクの不動産選びを楽しんでもらいたいと考えています。

渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー
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同じマンション内での引っ越しについて
シナモンりんごさんへ
はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。
質問1について
現在の賃貸借契約を解除して、改めて別の部屋で賃貸借契約を締結し、引っ越しすることは可能だと思われます。
尚、中途解約した場合の取り扱いなどが、賃貸借契約書に書かれていますので、そちらをまず確認していただくことをお勧めします。
また、契約者が勤務先になっていますので、勤務先の担当者にも確認をしておく必要があります。
質問2について
現在の会社を退職後、引き続き同じ部屋に住み続けることは大家さんとしても改めて借家人を募集する手間が省けますので、十分に可能だと考えます。
その場合、契約者が会社からシナモンりんごさん個人に変更になりますので、改めて賃貸借契約をし直すことになります。
そのときに敷金や礼金が無料になるかどうかにつきましては、大家さんとの話し合いになると思われます。
質問3について
既に今の支払い家賃に同意した上で、賃貸借契約を大家さんと結んでいるのですから、契約期間中に賃料の値下げ交渉は難しいかも知れませんが、ダメモトで行ってみてもよろしいと考えます。
尚、来年4月の更新時には、賃料の交渉も行えます。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
評価・お礼

シナモンりんごさん
2010/10/04 23:47渡辺様
早速のアドバイス、ありがとうございます。
大変参考になりました。
もう少しお聞きしたいのですが、「中途解約した場合の取扱い」というのは、契約書に書かれている「契約期間内解約違約金」という項目のことでしょうか。この項目は「なし」となっています。
度々申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

渡辺 行雄
2010/10/05 17:01シナモンりんごさんへ
お返事いただきありがとうございます。
また、多少なりともお役に立てて、何よりでした。
尚、『契約期間内解約違約金』が無しになっているということでしたら、大丈夫かとは思われますが、念のため仲介業者さんにも確認するようにしてください。
これからもお金に関することで、分からないことがありましたらご相談ください。
リアルビジョン 渡辺行雄
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