対象:家計・ライフプラン
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こんにちわ。35歳の共働き主婦です。
最近「イタリアのように日本経済も破綻する」etcの記事等を目にします。何故かという理由は素人なりに理解できました。
しかし個人がそれに対してどのように防衛or備えれば良いかという点に関しては色々調べても分かりませんでした。
7人家族(祖父母+夫婦35歳+子供3人)・共働き・子供は全て未就学児・資産は土地と現金のみ総額8000万位です。資産保全および運用等の観点からどのように対策をとるべきなのでしょうか?
素人でも分かるようにご教示頂ければ幸いです。どうぞ宜しくお願いします。
あきこさん ( 東京都 / 女性 / 35歳 )
回答:4件
個人では完全防衛は難しいが、少しでも回避策はーー
FPの野口です。
あきこ様のご質問は大変難しい課題ですね!どの専門家も100%日本に於いて回避する方法は答えられないでしょう。誰も体験したことが無いのですから、
極端に言えば、あきこ様一家七人は、全資産を売却して、安全な海外移住が一地番ですよーーと言うのが有るかもしれません。
国が破綻すると言う事は、まず国債が信用されなく暴落--金利が大幅UP--物価がUP--円が大幅ダウン===これらを「ハイパーインフレ」という。が発生する。
日常品が大幅にあがり、年金も給料も全てが価値が下がり、生活が成り立たない。預金や株、債券などの取り崩し、銀行取付が起き、一時的な無政府状態が発生?
これらから、防衛策は金融資産が一番早くダメージを受けますから、金融資産(株・債券・保険)への手中から、「現物」に一部シフトすれば良いかもしれません。現物とは、不動産・金・稀少商品などが有ろうかと思います。
現金でも、¥でなく、$や外国通貨が回避策でしょうか。こんな事を言う私は「国賊」扱いかもしれません?
それより、国民一人一人が、あきこ様のように日本の将来を案じる人が増え、これ以上、財政悪化を進行させない策への支持、希望のある日本の実現性のある策を国内、国外への標榜が欠かせませんねえ、早く基本政策が示されるべきですね。これが遅れる事は国民の痛みが益々大きくなります。
評価・お礼

あきこさん
野口先生
こんにちわ。
シンプルかつ分かり易いご回答を頂き、ありがとうございました。
仰る通り「現物シフト」・「実現性のある政策」がシンプルかつ最善ですね。
なかなか難しい所ですが意識してベストを尽くしたいと思います。
お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。ありがとうございました!!
回答専門家

- 野口 豊一
- (神奈川県 / 不動産コンサルタント、FP)
- 代表取締役
不動産の売買、投資をFPの視点よりコンサルタント
独立系のFP、不動産業者とは一線を画し常に第3者の観点からコンサルタント、長年のキャリアと実践て培った経験をを生かします。法律、経済、税務など多角的に論理整然とし、これを実践で生かします。誰にも負けない「誠実性」「洞察力」を発揮します。
仮に日本政府が潰れたとしても、個人は潰れません。但し、条件付きで
あきこ様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の「イタリアのように日本経済も破綻する」という記事の詳細は分かりませんが、おそらく日本の国の借金が膨大になってしまい、返済の目途がまったく立たないばかりか、社会保障費の自然増などで、さらに借金を重ねなければならない状況を捉えて、そういうタイトルをつけたものと拝察します。
ただし、莫大な借金を抱えお金がなくて困っているのは、あくまで日本政府であって、日本の個人は、世界でもトップレベルのお金持ちです。
日本政府の借金も、実際には、ほとんどが、めぐりめぐって、日本の個人が出してあげているお金です。
なので、それほど悲観的ではないと考える向きもありますが、近い将来に、大増税や年金削減など、受け入れたくない政策が実施される可能性は高いでしょう。
あとは、現金・預金をたくさん抱えている方にとって、心配なのは、日本政府が、やけになって、調整インフレを起こすという事態です。
例えば、政府紙幣を大量に発行するなどの政策が考えられます。
ですので、私が考える個人が潰れないための条件は、金融や経済、政治の動きなどをよく観察しておくということです。
現金・預金の他に、外貨、株式、不動産、金...等々、運用先はいろいろありますが、当然ながらどれも時価は変動しますので、局面ごとに採るべき選択は異なるはずです。
もしご自身で局面を読み解くことが難しいと思われる場合は、よく勉強しているファイナンシャル・プランナーを味方につけることもひとつの方法です。
ちなみに、選択をそのFPにゆだねるという意味ではなく、読み方を解説してもらうという意味です。
以上、ご参考になれば幸いです。
評価・お礼

あきこさん
森本先生
こんにちわ。
分かり易いご回答を頂き、ありがとうございました。
特に「選択をそのFPにゆだねるという意味ではなく、読み方を解説してもらう」が
心に残りました。
なかなか難しい所ですが意識してベストを尽くしたいと思います。
お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。ありがとうございました!!
回答専門家

- 森本 直人
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。

築地 聡
保険アドバイザー
2
日本円をキャッシュで保有するのが一番です。
あきこさん、はじめまして。
やさしいお金の教室(合)エムズアイ広島の築地と申します。
http://www.supremehiroshima.com/MSI/
日本の経済破綻をご心配とのことですが、その前にアメリカ・イギリス・欧州・中国などと言った世界の国々の破綻(ドル・ポンド・ユーロ・元)の方が先だと思います。文字数制限の関係上その理由は省きます。
それに関しては以下のブログ記事↓がら探って頂けると幸いです。
http://ameblo.jp/tsukkin082/theme-10024497358.html
また日本は今現在世界でも数少ない貿易黒字国であること、そして日本は世界に対して債務国(他国に借金)ではなく世界最大の債権国(他国にお金を貸している)です。そして日本の国債発行残高が800兆円~1000兆円だと言われ国民に対する借金はありますが、他国に対する借金は殆んどない国です。
ですので国際的に見ると日本の財務力は非常に強いと言えると思います。
そして日本で生活して行くことを前提とした場合、日本の経済が危機に面しているときは余計に普段の生活にお金が掛かると考えるのが普通でしょう。そうした場合、日々を生活していくには余計に日本円のキャッシュ(現金)が必要になります。
(ドルやユーロに分散投資したところで、そうした通貨が先に紙クズになってしまったのでは意味がありませんね。)
それから良く恐慌に備えて金(ゴールド)を買えなどと言われますが、そうした恐慌時に金(ゴールド)など何の役にも立たないでしょう。それはそうした恐慌時に日本で一番不足するのは食料だからです(日本の食糧自給率は約39%)。経済破綻が原因で輸出入がストップすればすぐに食糧危機に陥ってしまいます。お金を持っていても食料が買えなくなります。そんな時、金(ゴールド)などは食べることも出来ず金(ゴールド)を売って円に換金しなければ生活は出来ません。誰かがそれに気付いた時には既に金(ゴールド)が暴落しているでしょう。
世界大恐慌・生活恐慌への備えとしては、食料の備蓄をされたり、家庭菜園を始めたり、田舎や農家の人々との交流を深めたりされることが大切だと思います。
あきこさんのご参考になれば幸いです。
補足
ムーディーズやS&Pなどと言ったアメリカよりの格付け期間は何かあるとすぐに日本の格下げをほのめかせますが、実際には海外の投資家や各国政府筋は世界金融システムの存続が危ぶまれる度に日本円を買っています。ですので今現在、世界の通貨に対して一番強い通貨となっているのが日本円です(円高)。各国の思惑によって格付け機関による発表が動かされようとマーケットは実際には日本円が一番安心だと知っている訳です。
評価・お礼

あきこさん
築地先生
こんにちわ。
分かり易いご回答を頂き、ありがとうございました。
他の先生方とは一線を画すご見解がとても新鮮でした。
仰る通り「食料備蓄」・「日本円」がシンプルかつ最善ですね。
なかなか難しい所ですが意識してベストを尽くしたいと思います。
お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。ありがとうございました!!

築地 聡
あきこさん、こちらこそありがとうございます。
この回答をした後にもどんどんと円高が続いていますね。
結局は世界各国も日本円が一番安全だと知っているのですよ。
来週にはアメリカが金融緩和に踏み切るかも知れません。そうなると益々もって円高になります。
>仰る通り「食料備蓄」・「日本円」がシンプルかつ最善ですね。
>なかなか難しい所ですが意識してベストを尽くしたいと思います。
はい、それが良いと思います。
頑張って下さい。
ありがとうございます。

吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
個人での防衛策は国内外の株・債券・商品・不動産への分散投資とその比率です。
あきこ 様
初めまして、ライフ・プランと資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
(ギリシャ)のように「日本経済も破綻する」との報道が目に付くのは確かです。
が、個人でも防衛策は講じられます。
あきこ様が心配なされているのは、ギリシヤと同様な破綻の程度、国家財政の混乱(国債のデフォルトなど)程度であれば、個人資産を管理していれば乗り切れるものと予想しています。
考えられる事態は
1.ハイパーインフレ(旧ソ連の崩壊時)は発生しそうもありません。
但し、国債の償還に疑問が持たれたり、国債の国内販売が行き詰ると、国債の金利が上昇します。その場合には市中金利も上昇して、悪いインフレ(物価は上がるけれども給与は上がらない)が始まります。最悪10%に近いインフレになるかもしれません。
2.インフレの進行と経済力の下降から円安になることが予想されます。これにより輸入品(食品、原油等のエネルギー)の価格が上昇し、国内物価が上昇します。
3.今回論議されたように、消費税、所得税等の税金負担が増します。特に中流以上の世帯の税負担が増すと思われます。
4.社会保障の費用が削減または抑制されます(インフレ時代に負担が増すと家計が圧迫されます。)これにより、医療費の負担が増加したり、年金の抑制で実質収入が減少します。
以上のことは戦前には何回もあり、また、戦後でも世界的なスタグフレーションを経験していますし、海外にも例が多いのです。
それを参考にすれば、
資産は、1.円と外貨に、2.国内外の株式・外債に、3.不動産(国内は土地、海外はREIT)や商品ゅ金や資源(レアメタルなどの資源)に、日本・先進国・新興国に、現有資産の分散をお考えください、
補足
1.への対応は、資産価値が変わらないもの、例えば金があります。また、インフレによる名目価格が上昇するものとして不動産の保有も考えられます(但し保有のためのコストが懸かります)当面不景気で株価は低迷しますが、インフレの進行とともに株価の上昇も見込めます。
2.への対応は、外貨建て商品の保有をお勧めします。この場合、通貨分散も確実に行うことが重要になります。そして、これらは換金し易いように株や債券の現物、またはそれらを対象とするインデックス投信やETFがお勧めです。
3.4への対応は、極めて難しいと思われますが、その為の資産形成で乗り切れるものと考えられます。資産があればお子様たちは海外への留学⇒移住も考えられます。
以上、概要のみを記載いたしました。
宜しければ、下記にコラムがあります。ご一読ください
日本国債と金利の動向
http://www.officemyfp.com/fptayori1005.html
資産配分について
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
スタグフレーションへの対応
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
なお、本格的にご対応が必要であれば、ご相談を承ります。
評価・お礼

あきこさん
吉野先生
こんにちわ。
シンプルかつ分かり易いご回答を頂き、ありがとうございました。
仰る通り「不動産や金等の現物」・「留学等の教育」がシンプルかつ最善ですね。
なかなか難しい所ですが意識してベストを尽くしたいと思います。
お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。ありがとうございました!!

吉野 充巨
あきこ 様
高評価をいただきありがとうございました。
今後は日本も難しいかじ取りが必要になると思います。
そのために、良いと思われた防衛策を採用し、今からでも実行されるようお勧めします。
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