対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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資産配分を決定後、分散投資をお勧めします
toriya 様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
「今が買い時」と言う場合時間軸により異なります。短期で見た場合には、まだ下がることがありえます。現況は変動性が極めて大きくなっています。従いまして底を打っているとは申し上げられません。
一方長期的な観点からは、日本株では5年半ぶりの安値をつけ、PBRが1倍を切る状況(企業の持つ資産価値よりも株の時価総額が安い)ですので、株安レベルと考えます。また米国や欧州そして新興国の多くも同じように数年ぶりの安値をつけています。
従いまして、長期的な観点から購入を検討される時期と思われます。
但し、「投信が買い」というわけではありません。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
従いまして、まずお手元の資金を国内外の債券や株式にどのように配分するか(資産配分)を予め決定されてから、夫々の資産クラスのインデックスに連動するインデックス・ファンドの購入をお勧めします。
例えば、4資産に均等配分しますと、期待リターンは4.3%、リスクは8.7%になります。これは単年度の運用の68%が-4.4%〜+13.0%の範囲になり、同じく95%では、-13.1%〜21.7%の範囲に入ることを示します。
リスクを抑えるには日本債券の比率を上げ、収益を求めるには日本株式と外国株式への配分を高めることでコントロールします。
補足
私のHPに資産配分検討表とともに、年金を運用している、国民年金基金連合会(均等配分型)、企業年金連合会(株式重点型)、年金積立金管理・運用(独行法)(日本債券型)の資産配分、各資産別の期待リターン(収益率)を掲載しています。宜しければご一読下さい。
http://www.officemyfp.com/assetclass-1.html
その上で、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。
これは、市場全体のリターンからコストを引いたものが一般投資家のリターンですので、中間コストは低いほど、投資家が利益を得るチャンスが大きくなる。
インデックスが購入できれば市場全体を購入することと同じということで創出された投信で
ファンドマネジャーの運用も長期的にはインデックスを上回ることが困難なことが実証されています。
従いまして、資産配分方針に基づくインデックス・ファンドの購入をお勧めします
私のHPに信託報酬の安いインデックス・ファンドを掲載しています。参照下さい。
http://www.officemyfp.com/idxfund-1.html
なお、私が持つ投資信託評価システムを活用したアセットアロケーション勉強会を開催します。宜しければお申し越しください。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
「今こそ買いどき」という話を聞いて、投資(投資信託)を始めようと思っているのですが、本当に今が買い時なのでしょうか?
また下がるかもしれないという思いがあり、踏ん切りがつきません。
長期投資のつもりです。現在の状況は、どうとらえれば良いでしょうか。
toriyaさん (東京都/34歳/男性)
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