投資信託はすぐ売るべきか

浜田様、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。

投資信託をはじめて2ヵ月で10万円の含み益が出ているのですね。

確かに、ここ2ヵ月は、国内外の株価が大幅に上昇しましたし、為替も円安方向に振れましたので、驚くほど増えているという感覚かもしれません。

ただ、一般的な投資信託での運用は、年平均で1～7％くらいのイメージですので、今の上昇ペースは、かなり早い、と言えます。

もちろん、このペースでどんどん上昇を続けていく可能性もないわけではありませんが、また何か大きなニュースが流れたりすれば、当然、下落することもあります。

投資信託による運用は、結局、上がったり、下がったりすることと、どう向き合うかがポイントになります。

そこで必要になるのは、「事前の計画」です。

現在42歳で、毎月受取型ファンドが、適切かどうかは、個人的には、かなり疑問がありますが、大きく上昇した時は、一部利益確定、大きく下落した時は、むしろ買い増しをする、というやり方は、基本通りです。

専門用語では、「リバランス」と言ったりします。

ただ、どの程度の変動でリバランスをすべきか、については、やはり、事前の計画が必要です。

目標リターンをどの程度に設定されているのかは分かりませんが、少し上がった程度で、すぐに換金してしまうと、期待通りの成果にたどりつけなくなる場合もあります。

あとは、金融機関の窓口だと、全部売る、全部買う、といったことを案内されがちですが、投資信託の場合は、運用資金の一部、例えば、1～3割程度を換金することもできます。

個人で活動しているFPの場合は、「ポートフォリオ運用」を案内することが一般的なので、こういった細かいメンテナンスにも相談に乗ってもらえることがほとんどです。
（但し有料相談が原則）

逆に、金融機関の窓口でこういった相談をすると、金額等によっては、迷惑がられることがあるかもしれません。

ちなみに、「ポートフォリオ運用」というのは、違う値動きをする傾向のある投資信託の組み合わせでリスクのコントロールを行うような運用方法です。

売買手数料については、ネット証券会社だと、「ノーロード」という販売手数料が無料の投資信託がありますので、気になる場合は、一度調べてみるとよいかもしれません。

以上、ご参考にしていただけると幸いです。

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの田中です。

売るかそのままにしておくかの判断をする前に、いくつか教えてください。

1.お持ちのファンド名は？

2.今後は何に向けてお金を増やしたいのですか？

数ヶ月前に購入したのであれば、2月に入ってから世界的に株価も為替も不動産も軒並み急上昇していますので、ほとんど上がっているはずです。値動きが比較的少ないと言われているアメリカドルでさえも2/1から今日までに5%も上昇しています。
この上昇の原因は、それまで不安視されていた欧州債務危機(ギリシャ発端の問題)に、ある程度の安心材料が出てきたことです。
今週に入ってからもヨーロッパの中央銀行などがギリシャの破綻を防ぐために色々な支援策をとったり、ギリシャも自国の財政の健全化を図ることに同意したことにより、世界の投資家は安心してお金を投資に振り向ける動きになったのです。
これから先に浜田さんにも覚えてしていただきたいことを下記に記します。

お持ちになってる商品にもよりますが、まだ現在は「十分安心」と言える状況ではありません。ヨーロッパ全体でのこれからの政策にはまだ不安な部分が多いです。かといって、「もう売ってしまえ！」というのにはもったいない時期でもあります。他の専門家の方も提唱しているように、まずは今後の投資戦略を立てて判断をした方が良い成果が出せると思います。

はじめまして、アブラハムプライベートバンクの奥村と申します。

毎月分配型の投資信託をされているとのことですが、
分配金を出す投資信託は、分配した分だけ基準価格が下落してしまうため
資産を殖やすことには向かない商品です。

お金を殖やすことを目的とするのでしたら、
例えば、複利運用・長期の海外積立投資はいかがでしょうか。

実は日本は金融業界がガラパゴス化しており、単利運用・低リターンの国内運用のみでは
資産を殖やすことが難しいのが現状です。

ただ世界に目を向けますと、複利運用の積立投資もございますので、
そういった金融商品で長期の資産運用をされるのが良いのではないでしょうか。
（海外で資産運用されると、円安や日本で預金封鎖が起こった際のリスク回避にもなります）

当社では、お客様の状況に応じた運用方法をご提案しておりますので
一度、詳細をご相談いただけますと幸いです。


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