対象:お金と資産の運用
回答数: 2件
回答数: 7件
回答数: 1件

吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
-
定期的な見直しをお勧めします。
様々な実証研究によれば資産運用の成果の91%は資産配分によって決まると報告されています。
このセオリーに沿い、投資・運用の初期にライフ・イベントにあわせて期待リターンを求め、そのリターンにあった資産配分を行い、そして夫々の資産の中でポートフォリオを組むことをお勧めしています。
従いまして、見直しのタイミングは、毎年1回など時間軸の中で定期的に行う、資産配分のバランスが大きく変化したときに行う、2通りのタイミングをお勧めします。
定期的な見直しは、ゆっくり時間も取れ、予測資料の出揃う正月休みをお勧めします。過去1年で崩れたバランスを初期設定比率に戻す場合に、ポートフォリオの一部を売却して組みなおすか、不足した資産クラスに追加投資でバランスを回復するかは、手元資金の有無でお考えください。
継続した収入が有る場合には、毎月の余剰を預貯金で貯めておき、追加投資することが、売買回数を少なくするためコストを抑えるのに有効です。
このため私の資産配分では株や債券のほかに預貯金を必ず対象としています。
大きくバランスが変わった場合、例えば本年の8月や11月の乱高下による変化も、その渦中で資産配分の組み換えは難しく、若干の手直しをする程度になります。この場合は追加投資で修正を図るだけにして、定期的な見直し時に本格的な調整することをお勧めします。やはり、心理的に安定しているときに行うのがベターと考えています。
なお、現代ポートフォリオ理論によれば、最も効率的な投資方法は、インデックス・ファンドをなるべく安く購入して、長期間保有し続けることとされています。この方法でポートフォリオを組む場合は、見直しは定期的に資産配分の調整をするだけで済みます。それも殆ど追加購入で済みます。
面白みの無い投資・運用ですが資産形成には最も有効です。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
現在持っているポートフォリオを、いずれかのタイミングで見直しを検討しています。結婚、出産とさまざまなライフイベントがありますが、どういった基準で見直しをすればよいでしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A