対象:矯正・審美歯科
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堀内 晃
歯科医師
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Re:アメリカで歯列矯正、このまま続行して良いか?
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はじめまして長崎の堀内と申します。
さて、お問い合わせの内容ですが、アメリカの矯正歯科で非抜歯で治療を開始されて口元のことが気になって抜歯治療に移行したいということですね。
それと、ご質問としては、
1.抜歯をすることでTADが必須になるというのは普通の事なのでしょうか?
2.抜歯にあまり良い顔をしていない(セカンドオピニオンしたことに対して不満?)先生に抜歯矯正をお願いしても大丈夫でしょうか?
ですね。
1.抜歯をすることでTADが必須になるというのは普通の事なのでしょうか?について
抜歯する場合必ずTADが必要になるわけではありません。より口元を後ろに下げるためですね。
逆に言いますと、TADを使用することでより口元がすっきりする可能性は高いです。
下がりすぎることでディッシュフェイスといいますが、口元が貧相になる可能性があるともいわれます。
ただし、相談者さまの場合は、抜歯をしない方針の日本の矯正医が抜歯がいいという判断でしたら、このディッシュフェイスは当てはまらないでしょうね。
2.抜歯にあまり良い顔をしていない(セカンドオピニオンしたことに対して不満?)先生に抜歯矯正をお願いしても大丈夫でしょうか?
これに関しては、おそらく日本の歯科医に相談されたことでアメリカの歯科医師の先生の気を悪くさせてしまった可能性が大きいと思います。
また、本来、この先生自身の矯正治療に対しての哲学というか方針として口元が下がることが良くないという感覚が強いではないかと思われます。
実際アメリカでは数年前までほとんど抜歯治療でしたが、口元が貧相になるからということで非抜歯が流行しだした経緯があります。
現在でも患者さんによっては、抜歯治療を希望される人はいます。
日本でも今非抜歯がちょっとブーム的になっているのは確かですが、やはりそこはケースバイケース
ではないでしょうか。
若干の行き違いがあったということだと思いますが、そちらの先生を信じて治療を継続されて問題ないと思います。
ただ、今回の気持ちのすれ違いを修復されることは必要かもしれませんね。
評価・お礼
パナキ さん
2014/12/05 15:31
大変分かり易く詳しくご返答下さり、有難うございます。
TADは必ずしも必要という訳ではないのですね。大変参考になりました。
また、アメリカでの抜歯・非抜歯のお話もお聞き出来て良かったです。
お聞きしたかったこと全てにお答え頂き、モヤモヤしていた気持ちもすっきりしました。
ありがとうございます!
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この回答の相談
アメリカで歯列矯正をスタートし2ヶ月ちょっと経過した、30代女です。
抜歯なしでスタートしたのですが、その後にネットの情報などを見て不安を感じ、日本へ一時帰国時にセカンドオピ… [続きを読む]
パナキさん (東京都/35歳/女性)
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