対象:一般歯科・歯の治療
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麻酔が効きにくい事について
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こんにちは。むつみデンタルクリニックの倉田です。
歯科で一般的に使われる麻酔は「浸潤麻酔」と呼ばれる方法です。
粘膜下に麻酔薬を入れ、骨の中を浸潤させて歯根内の神経に麻酔をかける方法です。
ただ、この浸潤麻酔は下の奥歯などの骨が密で硬い部位には効きにくいという一面があります。
今回のように神経に炎症が起きている場合ではなおさらです。
ですからこのようなケースはそう珍しいものではありません。
こういった場合には「伝達麻酔」という方法を使います。歯根内にある神経だけでなく、その元の「下歯槽神経」という神経に麻酔をかける方法です。
今回のような大臼歯の神経を取る処置や、親知らずを抜く際に使います。
ただ、この伝達麻酔、行わない歯科医もかなり多くいます。
炎症の起きている神経の処置、さぞかし痛みもあったかと思いますが、前回入れたお薬が効いていれば、
治療自体は問題なく進めることができます。
治療完了まではまだ1ヶ月近くかかるかと思いますが、現在の歯科医院で診てもらっても問題ないかと思います。
歯の神経の治療について:http://blogs.yahoo.co.jp/mutsumi_dental/31509651.html
千葉県松戸市むつみデンタルクリニック:http://www.geocities.jp/mutsumidental/
歯HOO!ブログ~松戸市の歯医者さん~:http://blogs.yahoo.co.jp/mutsumi_dental
評価・お礼

seitanii さん
2011/06/12 11:09
丁寧で詳しいご説明、ありがとうございました。
麻酔が効かないこともあることが分かりました。
お教え戴いた「伝達麻酔」のことを現在の歯医者様に話した上で、取り敢えず、現在の歯科医院で治療を続けようと思います。
ご回答、ありがとうございました。
回答専門家

- 倉田 友宏
- ( 長野県 / 歯科医師 )
- 倉田歯科医院 院長
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート
虫歯・歯周病治療からインプラント、レーザー治療、メタルフリーの審美治療まで幅広い治療で患者様に多様な選択肢をご提供しています。2014年からは地元の長野県でお口の健康をサポート。健康な歯を長く使っていただくため、予防に力を入れています。
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seitaniiさん (栃木県/72歳/男性)
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