対象:一般歯科・歯の治療
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袋 晃子
歯科医師
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麻酔法はいろいろあります。
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群馬県前橋市歯科ラブアンドティース院長の袋 晃子です。
麻酔のうまいへたもあるかもしれませんが
麻酔が効きにくい方も確かにいます。
しかし今回は部位的に下あごの奥ですので
この部分が効きにくい事は
ご説明もあったように確かです。
その場合に通常は伝達麻酔を行いますが、大学の教育上行わない大学が
あることもあり、行わない先生もいらっしゃいます。
また伝達麻酔の効果も100%ではなく、効きにくい方にはやはり効かず、
その場合には歯根膜注射(特殊な注射器を用いる)などを行っていきます。
それでも効かない場合は骨内麻酔という方法を用いています。これは日本では
おこなわない方法ですが、特殊なドリルで粘膜を通じて歯槽骨に穴をあけ、専用の
注射針で麻酔を徐々に入れていく方法です。
さらにそれでもという場合はお痛みを我慢していただいて神経に直接注射となりますが
できればここまでいきたくはないのは患者さんも術者も同様です。
昔のドクターは麻酔がなく、
亜ヒ酸やパラホルムなどを用いて、神経を少しづつ殺しながら
奥深くまで削っていったので今回もおそらく
パラホルム製剤ですこしづつ殺しながらという方法をドクターは
とられたものだと思います。
次回に痛みが無くなっていれば通常の処置になると思いますので
よく考えてみてください。
評価・お礼

seitanii さん
2011/06/12 11:15
詳しくて丁寧なご説明、ありがとうございました。
麻酔が効かないケースがあることが分かり、現在の先生への不信感が少し払拭できました。
今度行った時は、「伝達麻酔」のことを先生にも話してみようかなと思います。
ご回答ありがとうございました。
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この回答の相談
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seitaniiさん (栃木県/72歳/男性)
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