対象:一般歯科・歯の治療
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夢の様な治療方法ですが。。。
ムシ歯を薬で治す事ができるなんて、夢の様な治療方法ですが、実はいろいろと問題もあります。
実はこの治療方法は大学の学者さんが考えた治療方法ではなく、一般の開業医の先生が経験則で編み出した方法ということです。大学、学会レベルで研究がなされていないため、実際度の程度効果があるか、わかっていないと思われます。
使われる抗菌剤も飲み薬として市販されているものを、診療所で乳鉢を使って砕き、それをクリーム状のペーストで溶かして使用しています。本来飲み薬なため、空気や温度、湿気、光に対して敏感で条件が悪いとすぐに薬効が無くなってしまうために、作り方や保存状態に細心の注意が必要になります。。新鮮であればある程効果があるようです。
つかう薬はとても微量なので大きな問題はないと思われますが、抗菌剤を使用するためその副作用も考慮にいれる必要があります。
またこれままでのムシ歯の治療は感染したところは、できるだけ除去するという切除療法ですが、3mix-mp法は感染した部分はできるだけ触らずに、抗生剤をつかってムシ歯になったところは、できるだけさわらずに治療を置こうなうと言ういままでの治療方法と全く違った発想の治療方法となります。
治療方法としては、確立されたもので無い事を考慮にいれ、治療を受けられることをおすすめします。
ムシ歯が神経までいって痛みがでた場合、神経をとることが通常の治療ですが、どうしても神経を取りたくない場合、上記のことをふまえた上で行ってみることも選択枝の1つではないかと思います。
回答専門家

- 吉田 松平
- (歯科医師)
- 医療法人社団 ヨシダ歯科 桐里ペリオ予防インプラントセンター 理事長
好奇心にあふれ、仕事も遊びも大好き人間です。
地域に根ざした歯科医療をめざし、プロフェッショナルとして自己研鑽を常におこない、皆様に最高の歯科医療サービスを提供できるよう努力して参ります。

山内 浩司
歯科医師
-
3MIX-MP法 歯を大切になさってくださいね。
最近テレビや新聞でよく出てきますね。
3種類の抗生物質を使って病巣を無菌化し、さらに、虫歯で柔らかくなってしまった象牙質をもう一度硬くしてしまおう、という治療法です。
テレビなどでは「歯を削らずに虫歯の治療ができる」などといわれますが、少し付け加えなければなりません。
3Mix-MP法は基本的には虫歯が深くて歯髄(神経)の近くまで進んでしまっている場合にできるだけ歯髄を守ろう!というスタンスで使うものであって、小さな虫歯や知覚過敏には使いません。使う必要がないからです。そして、深い虫歯に使う場合も、お薬を入れた後密閉するのが絶対条件です。虫歯で柔らかくなった部分にはどんな材料もくっつかない(密閉できない)ので、ある程度健康な歯質が露出するまで 削ります。
また、臨床実績としては比較的新しい治療法ですので、今後も臨床経過を追っていく必要があります。抗菌剤を使用するわけですから経時的な副作用がないかなど確認していかなくてはいけないんです。
一度虫歯になった歯は、決して元にもどることはありません。一人一人授かった大事な歯。大切にしたいですね。

神谷 忍
歯科医師
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プロトコールどおりやってみましたが
数年来、実際の臨床でためしてみました。
結局のところ、現在は積極的には、使用していません。
適切な診査診断と正確な手技なくしては、軟化象牙質を残して、3-Mixを貼薬し、完璧にシールする
ことは、むずかしいと思います。
不完全な手技と診断の結果、歯髄が感染をおこしたりしているケースもたくさん経験しました
今の所、マイクロスコープ下で麻酔なしで、感染歯質をていねいに除去するほうが、
自分的には、確実性が高いです。
オリジナルの手法で開発者の意図どうりに、プラクティスできれば とも思いますが。
それより、使用用途は少しことなりますが、MTAセメントなどは世界的な評価も高く
これからますます使用されていくと、思われます。1グラム1万円はそれにしても高過ぎか

袋 晃子
歯科医師
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3MIX法は自由診療の治療法です。
こんにちは群馬県前橋の歯科ラブアンドティース院長の袋 晃子です。
新潟大学で考えられた3MIX法は20年以上古くからあったものですが、
それを微生物学講座出身のT先生が改良されたものが、
3MIX MP法だとうかがっています。
もちろん薬を混ぜ合わせて使うという方法は
すばらしい発想なのですが、
実はそれぞれの利点部分だけなのか
欠点も引きずっているのか
そのへんははっきりした結論がでるはずがなく
(製薬会社がこのためにお金を出して研究することは
ありえないためですが)
厚生労働省に治療薬としては認められていません。
つまり保険治療には組み込まれません。
また一番の難しい点は、
調剤つまり3つの薬の混ぜ合わせを
歯科医院内で行っている点だと思います。
宅重先生はそのために専用の調剤機なども用意されていたと思いますが、
普通の医院では湿気などにかなり弱いものなので
その日の分をその日のうちに使いきるための用意をするのが
非常に大変です。
つまりT先生と同じ効果を出すのは、一般的な開業医さんでは
少々難しいのではないかと思われます。
小さな虫歯の治療であまり削りたくない場合、
製品としてはアメリカではDOCSセメントというのが
使われているようですし、
もっと予防的な方法ではオゾンを使った方法もあります。
すべての治療には一長一短がありますので
かかりつけ医に相談されながら治療を行ってください。
(現在のポイント:-pt)
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