多くなっている気がする“非主張行動” - 人事労務・組織全般 - 専門家プロファイル

ユニティ・サポート 代表
東京都
経営コンサルタント
03-4590-2921
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:人事労務・組織

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

多くなっている気がする“非主張行動”

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 人事労務・組織
  3. 人事労務・組織全般
社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 現場の事例・私の体験

  「アサーション」という言葉、ご存知でしょうか。すでに知っている方も多いと思います。直訳すると“主張・断言”などとなりますが、本来の意味として、“自他尊重の自己表現法”、“さわやかな自己表現”などといったり、“アサーション”とそのまま使われたりします。要は「自分の考え、感情、欲求などを率直に、その場の状況にあった適切な方法で述べる」「相手の立場を尊重しながら、適切な自己主張をする」ということです。


  中身をものすごく要約すると、コミュニケーションのタイプには

1.言うべきことを言わずに我慢する非主張行動(ノンアサーティブ)

2.自分の都合で言い過ぎて相手を犠牲にする攻撃的行動(アグレッシブ)

3.相手を尊重しながらも、言うべきことをはっきり伝える主張行動(アサーティブ)


という三つがあって、1ではその場は丸く収まるが、我慢は蓄積していつか爆発する。2は一瞬気分がすっきりするが、後で様々なトラブルや後悔を招く。なので3の方法を取ることが望ましいというものです。


  私がコミュニケーションスキル関連の研修を行う時は、最後のまとめとしてこのアサーションに関する部分をやります。実行するのはなかなか難しいことですが、知っているのと知らないのとは大違いなので、まず知ってもらうという目的で取り組みます。


  ケーススタディをやったりしますが、最近この中で感じるのが、非主張行動(ノンアサーティブ)の傾向が強いという事です。どのようなコミュニケーションの取り方が望ましいかを考える課題にもかかわらず、「黙って従う」「自分の都合を変更する」「そのままやり過ごす」など、コミュニケーション自体を避けるような答えを出してくるケースが結構あります。


  上司やご本人たちに、実際の仕事の場面での話を聞いてみても、「上司の指示通りにする」「反論しない」など、どうも自分の意見を言わないことが多いようです。よく、「今の若者はキレやすい」とか「自己中心で自分の都合ばかり」などと言われますが、仮に心の中はそうであっても、表面的に見えるのは圧倒的に非主張行動の方です。


  思ったことを伝えようとしないということは、本人にとっては無理難題だったり、不安でいっぱいだったり、意見や考えが違ったりしていても、表面上は素直に理解したように見えるので、周囲からは気づきづらいはずです。

  また、「とてもそんなこと言えない」「どうしても言いづらい」などの言い方をすることが多いと感じます。我々の感覚ではそれほどハードルは高くないはずなのに、彼らにとっては「言いづらい」「言えない」のです。たぶん相手との距離感をつかめないことが、一番の問題なのだと思います。

  メンタルダウンを起こしたり、急に会社を辞めてしまったりということは、こんなところにも原因がある気がしてなりません。


  幸いなことにコミュニケーションをうまくとりたい気持ちを持っている人は多く、どう接したら良いかがわからずに腰が引けている部分が強いので、研修などを通じて「言いたいこと」の「適切な言い方」がわかってくると、徐々に相手との距離感もつかめるようになり、比較的早く改善してきます。


  私などは「コミュニケーションは心の通じ合い」と単純に思い、スキルは自然に身につけていったように思います。しかし今は自分たちの時代の常識にとらわれず、コミュニケーションスキルなどの方法論も、きちんと教えていかなければならないということだと思います。


カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / 経営コンサルタント)
ユニティ・サポート 代表

組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

組織が持っているムードは、社風、一体感など感覚的に表現されますが、その全ては人の気持ちに関わる事で、業績を左右する経営課題といえます。この視点から貴社の制度、採用、育成など人事の課題解決を専門的に支援し、強い組織作りと業績向上に貢献します。

03-4590-2921
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集」のコラム

カテゴリ このコラムに関連するサービス

対面相談 【無料で訪問】「活気ややる気が物足りない」職場活性化を考える

当事者では気づきづらい組織風土の問題を、8月末まで期間限定で無料にて訪問、アドバイスします。

料金
無料

「今一つ元気がない」「何となく一体感がない」など、職場の風土や雰囲気に関する悩みについては、当事者しかわからない事情とともに、当事者であるために気づきづらい事もあります。これまでのコンサルティングで、活気を維持する、活気を失う、活気を取り戻す、という様々な事例、プロセスを見た経験から、会社状況に合わせた原因分析、対策をアドバイスします。(同テーマのメール相談を、より詳細に行うための対面相談です)

【無料で訪問】「活気ややる気が物足りない」職場活性化を考える

このコラムに類似したコラム

高くなっている気がする「身内」と「他人」の壁 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2014/07/08 08:00)

階層別研修を階層横断でやってみたら・・・ 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2012/05/14 06:00)

社会人の不平不満の理由 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2012/05/07 06:00)

「感動サービス」を受ける側の態度 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2012/01/16 06:00)

リーダー道! テンションよりもモティベーションをあげる 悠木 そのま - ブランドコンサルタント(2011/05/03 19:21)