- 竹内 和美
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
- 研修講師
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
この仕事の手順をこうしよう!と、結論を出す時に重要視するのは「過去の経験」ですか?
それでは、過去に経験がないことについては、何を重要視して結論を出しますか?
価値観が多様化しています。
過去も、5年前なのか、10年前なのか、もっと以前のものなのかによって、
重要視して出した結論が、残念ながら受け入れられないことがたくさんあります。
例えば、営業は人間力がすべてだ!とおっしゃる経営者が多く、
精神論ばっかりを唱えて社員を叱咤激励していますが、
人間力は基礎力としてあってしかるべきもの。
その上に、交渉力や論理思考力、傾聴力などを上乗せさせた社員を作らないと、
商品は売れません。売れない時代になったのです。
過去の実績やプライド、経験が、むしろ結論を出す妨げになってしまうという事例です。
では、結論を出す時、何を重要視したらよいのか?
私は、まず、仕上がりをしっかりイメージすることを大切にします。
出来あがった時に聞こえるであろう音、周りの明るさ、場所、誰とそれを話して達成を喜んでいるか。
そんなことを明確にし、そのために何を準備するか、何を知っておく必要があるか、どんな情報を得たらよいか?
などなど、慣れてきたので、これらにそんなに長く時間を使う必要はありません。
後は、進める手順の中で、修正したほうが良いと思うことについては、
躊躇なく修正することを恐れないようにする。
そして、ときどき利用するのは、過去の経験と成果です。
皆さんも、午後、ゆっくりできる時間を見つけて、
「結論を出す時、重要視していることが何か?」を考えてみてくださいね。
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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