- 藤原 純衛
- 誠和株式会社 人財マッチング(採用・転職支援) 担当部長
- 東京都
- 転職コンサルタント
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
mixiの過去の日記から「仕事に取り組む姿勢」的なねたを随時転載します。
**** 「2009年10月29日」****
23:10 「テレビ東京:世界を変える100人の日本人」で「火箸が奏でる音色 明珍火箸風鈴」を取り上げていました。
世界を変える100人の日本人!
JAPAN★ALLSTARS <認定者リスト> :
http://www.tv-tokyo.co.jp/100japan/backnumber/0910.html
の10/23日:明珍 宗理(みょうちん むねみち)
をご覧ください。
明珍火箸 (みょうちんひばし)
http://www.e-himeji.com/myochin.htm
そもそも先祖は甲冑師の名門で、代々鎧・兜(よろい・かぶと)を製作します。
明治時代になって甲冑が作れなくなったので甲冑と同じ鍛え方で1本1本に精魂を込めて火箸を作ります。
戦争が始まると「金属回収令」で鉄の供出を強いられ最大の危機を迎えます。
何もかも失った終戦後に先代から家業を継いだときは石油・ガス・電気器具の台頭で火箸の需要は減少する一方となり、窮地に陥りますが、火箸の「音」に着目し試行錯誤の末に風鈴を考案しました。
この火箸風鈴の奏でる澄んだ美しい音色が「東洋の神秘」と絶賛され、映画「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」などでも使われています。
世界的なシンセサイザー奏者・冨田勲や、スティービー・ワンダー、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団なども魅力に取り付かれています。
番組では
「炭をつかむだけなら昭和40年代にこの使命は終わってるんだけど、音が出たもんだから、この音でいま現在生き延びている。鉄の技術を伝えるということはよろいから火箸になり風鈴になり変わらざるを得ない。その時代にあったものを生み出さなくては技術は伝えられない」
とのご本人からのインタビューも放映しました。
私たちの身の回りにも、似たような技術っていろいろあるのではないでしょうか?
それを「時代遅れだから」と簡単に済ませず「よろい→火箸→風鈴」と形を変えて技術を残していく
「その時代にあったものを生み出さなくては技術は伝えられない」
じっくりと味わいたい言葉です。
同時に「その時代に合わせることが出来るだけの、盤石の基礎が欲しい」と思いました。
「鉄を扱う技術」というcore skillが素晴らしければこその、甲冑から火箸への転換だと思うので。
伝統を横紙破りに破いたときに。
「形無し」ではなくて「型破り」と言っていただけるだけの素地が欲しいです。
日々、切磋琢磨ですね。
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