おはようございます、ついに今日から消費税のインボイス制度が始まります。
消費税の大改正、ありとあらゆる人に絶大な影響を及ぼす、過去最大級の税制改正です。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
物価上昇時における事業投資の重要性について、主に人件費の観点から触れていきました。
次に考えてみたいのが、借金の取り扱いです。
物価上昇時において、借金をするということは、どのような意味を持つでしょうか?
一般的な経済学でいうと、物価が上昇すると、金利も引き上げられていきます。
金利が引き上げられるということは、借金をするための費用(支払利息)が増えるということです。
また物価が上昇すると、預金や借金の価値は、相対的に減少していくことになります。
つまり、これから物価が上昇していくのであれば
・早めに借金をして、安い金利で資金を確保しておく
・その上で事業や金融投資を行い、自分の資産を増やしておくことが求められる
・借金の評価は、物価が上昇するに従って、相対的に下がっていくので、楽になっていく
こんな感じの理屈を構築することができそうです。
実際、この手の話をする人もいますが、これ、ほんとうにそのまま信じても良いのでしょうか?
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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