おはようございます、今日はカクテルの日です。
シンプルなモヒートとかは結構好きです。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
株式投資を念頭に、キャッシュフロー計算書について簡単に触れています。
昨日の事例では、企業Aの広報等を通じた言い分や市場評価とCFが一致していました。
ところが、これがどうにも一致しない事例が出てきたりします。
企業B:本業は堅調、余剰資金の運用も上手くいっている。
これが企業Bの言い分だとします。
営業CF:△80
投資CF:+40
財務CF:+30
総計 :△10
営業CFがマイナスということは、つまり商売でお金を得られていないということです。
本業が堅調と言っているけど、それ、ほんとう?みたいな違和感を感じさせます。
そして投資CFがプラスということは、少なくとも設備投資等を積極的に行っているとは考えづらいです。
さらに財務CFもプラスですから、銀行等からの新規借入や増資など、資金調達に走っていることが伺えます。
総じてみると、この企業B、実は本業がやばいんじゃないの?みたいな推察ができるわけです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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