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企業による評価と市場による評価のズレ

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おはようございます、今日は世界生命の日です。
生命の定義も含め、これから先、色々と揺らいできそうな分野の話だと感じています。


自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
株式投資をはじめるに当たり、無形資産の評価について簡単に触れています。


ブランド買収をするとき、売り手と買い手が競技をして、妥当と思われる金額が確定される。
当然、その結果は会計処理という形で数値化され、決算書に計上されます。
(あるいは事前情報として、数値が公表されることもあります)


その後、公表された情報を元に、市場の利害関係者によって、その金額の妥当性が評価されます。
このとき、よく市場からの声でよく出てくるのが、次のようなものです。


「これ、高値づかみしてない?」


よほど評判の良い買収案件でもない限り、大概の場合はこのような評価が先行することが多い印象です。
企業としては、そのブランドを買収することによる相乗効果は、相当大きいと見込んでいる。
しかし、市場からの評価は決して上々とは言えず、結果的に株価が下がるようなこともシバシバ。


このように、経済の中心が無形化していく中で「事業活動を数値化して報告する」という会計機能についても、
その限界と思われるものが、あらわになってきています。


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