おはようございます、今日は世界知的所有権の日です。
まさにいま、世界経済の中心に座ろうとしているのが知的所有権の世界です。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
株式投資をはじめるに当たり、会計における無形資産の評価について触れています。
無形資産の評価は、常に困難を伴います。
例えばどこかの企業が、別企業が所有しているブランドを買収したとします。
買収をするわけですから、当然、そのブランドに値段をつけて購入することになります。
ではその際、その買収価格はどのように決定されるのでしょうか?
この問に対して、明確な基準は存在しません。
なぜなら、そのブランドがどれだけの価値を有するのか、指標となるものが存在しないためです。
一般に流通しているわけではないので、市場価格は存在しません。
そして「そのブランドからどれだけの利益が得られるのか?」という未来の情報は、
どこまでも未来であるが故、明確な答えがありません。
従って、そのブランドに値段をつけるときには
・これくらい儲ける力があるのではないかな?
・だからこれくらいの値段になるのでは?
こういった点について、売り手と買い手が協議し、確定させていく必要があります。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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