- 辻 良史
- 筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所 代表取締役
- 東京都
- 博士(体育科学)
無敗脳ヨガ道場の辻です。
伝統的なヨガには、80種類近くの呼吸法があります。
それらを分類しますと、
・両鼻、片鼻、交互
・速い、ゆっくり、止める
・強い、弱い
・腹式、胸式、胸腹式
・無音、発声
に整理することができます。
これに口で行う呼吸法や、筋肉を締めつけながら行う呼吸法などのバリエーションなどがいくつかございます。
※意識するポイントは呼吸法によって異なってきます。
まあ、おおまかには、
腹式呼吸での両鼻か、片鼻か、速いか、ゆっくりかの違いに分けられます。
どうして、ヨガの呼吸法では、片鼻ずつ呼吸をするのかといいますと、それにはきちんとした理由があります。
伝統的には、左鼻から尾てい骨にかけて「イダ」と呼ばれる気の道(ナーディ)があるとされています。
この「イダ」に呼吸で気を通すと、沈静化させる作用があると言い伝えられています。
「イダ」は、現代でいうところの副交感神経に近いイメージといえます。
一方、右鼻は「ピンガラ」と呼ばれ、活性化させる作用を持っていると言い伝えられています。
こちらは、現代的には交感神経的なイメージですね。
ですので、
左右交互に呼吸することで精神が安定するという経験論から導かれたヨガの理論です。
現代的には、自律神経の調整といったところでしょうか。
※科学的には不明です。あくまでもこれらは経験則に基づいたヨガの教えです。
私は、両鼻(丹田呼吸)、左鼻、右鼻、左右交互、普段の呼吸
+ おまけで「火の呼吸(ヨガの速い呼吸)」を実習中の脳(前頭)の血流量と気分の測定を
筑波大学の研究室で行ったことがありますが、この中でダントツに脳機能と気分が好転する呼吸法がございます。
一体どれかお分かりでしょうか?
面白いことにそれぞれ全く違う効果が得られました。
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
東京都 港区 田町【無敗脳ヨガ道場】辻でした。
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