前回からの続き、融資について。
昨日、具体的な数字を作ってみました。
今回はあくまでも売上や仕入を全て現預金決済のみで考えています。
この場合、融資を受けていない場合は利益がそのままお金として残ります。
それに対して、融資を受けている場合には利益から融資の返済を
しなければならなくなります。
つまり、同じ規模の商売をしているにも関わらず、融資を受けている場合には
融資を受けていない時よりもより多くの利益を出さないとダメなのです。
融資を受けている企業は、最低でも
・返済原資に足りるだけの利益(昨日の例なら15)
・返済原資を満たして更に税金を払えるだけの利益
昨日の例なら、最低でも25の利益が必要です。
25の40%で税金が10、返済原資が15でトントンです。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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