睡眠専門家のストレス軽減法　４４　やる気のない人は・・・

◆　みなさん！　不眠が起こる大きな要因の一つとして、ストレスがあります。　　ストレス解消法などをストレスコーピング（対処法）といいます。 

　私は、認知行動療法、交流分析などの心理療法のアプローチを、睡眠改善コンサルティングに活かしていますが、その前提に、「カウンセリングの傾聴スキル」「コーチングの質問スキル」　があります。

　特に、ここでは、職場で活かすコミュ二ケーションとしてのコーチングとして、職場の人間関係ストレス軽減に役立たせてほしいという思いで、エッセンスをお伝えさせていただきます。

 ◆　私は、不眠になる前の予防として、もしくは、なったとしてもストレス対処法として、コーチングの質問力も必要と考えています。

 一つだけ読者の皆様にお願いがあります。

 「必ず、何か一つ、何でもいいので行動してみてください。」

　　　そこから、見える風景が変わります。

 
***************************************************************

今回は、「　やる気のない人はいない　」　です。

 　◆　よく上司が部下のことを、「彼はやる気がなくて困る」という言葉を聞くことがあります。

　　　しかし、この表現は、適切ではありません。

　　　「やる気」は、波があるもので、「「今」やる気が低い状態である」というのが、適切な捉え方です。

　　　加えて、「１００％としたときに、何％くらいの低いレベルなのか？」

　　　大事なのは、「いつ頃から、下がり始めたのか？」です。

　　　決して、やる気のない人はいません。　

　　　やる気が低いだけなのです。

　　　その点を意識して、部下に伝えてあげると、彼の中に、具体的な状態がイメージでき、やる気の化学反応が

　　　起こります。